りんたろうのきときと日記

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DVD「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」観ました(´Д`)

2006年12月15日 01時15分54秒 | 映画(DVD)
☆「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」
監督:今村隆寛
出演:阿部寛、大塚明夫、柴咲コウ、宇梶剛士、坂本真綾、浪川大輔、堀内賢雄 、石塚運昇、大塚芳忠


いわずと知れた超人気コミック「北斗の拳」の映画化。
新シリーズとして全5部作が今後映画やDVDで展開していくそうです。
「北斗の拳」大好きです!
なんでしたら朝まで語れます(笑)
現在コミックバンチでケンシロウの師であるリュウケンの兄、第六十二代北斗神拳伝承者・閻王・霞拳志郎を主人公とする「蒼天の拳」が連載されていますね。
でもいまいち盛り上がりませんね(^-^;
今回は南斗六聖拳・将星サウザー編を描いています。
声も一新、ケンシロウ役の阿部寛意外とよかったです☆
でもラオウは・・・(>_<)

原作のよいところバッサリカット(´Д`)
オープニングから北斗4兄弟のはずなのにジャギはいなかったかのように3兄弟となっているし(´Д`)
南斗六星仁星シュウがレイの親友というセリフもカット。
シュウの息子シバの最後はただの起爆装置で「ポチっとな」っと簡単に自爆。
原作では傷ついたケンシロウを助けるために、追ってきたサウザーの下僕たちに両手にダイナマイトもって「ニコっ」と微笑みながら自爆という実に悲しい場面なのに・・・
ラオウはこのサウザー編の前にケンシロウと壮絶な死闘を繰り広げ傷を負っているはずなのになかった事になっているし(この話しは以前映画化された劇場版でも描かれています)、ケンシロウとサウザーの死闘を見届けに聖帝十字稜に行ったのはトキと2人だけだったのが、部下いっぱい連れているし。
シュウが聖帝十字稜の聖碑を運び、それに心動かされる子供たちや、サウザーの部下の心境などもカット(´Д`)
かつてはシュウと同じ南斗聖拳を学び、今はサウザーの部下になっているリゾが、「せめてシュウの傷に包帯を」とサウザーに懇願するシーンもカット(´Д`)
なによりも1番がっかりしたのはサウザーが何故あのような狂気に走ったかという南斗鳳凰拳の先代伝承者オウガイ(お師さん)との話しもバッサリとカットされているため、サウザーの悲しさがまったくなし、ただたんに1悪役としてしか描かれていないこと。
だったら何故「サウザー編」を映画化したんだろう?
「帝王に愛などいらぬ!!」「愛ゆえに人は苦しまねばならぬ!!愛ゆえに人は悲しまねばならぬ!!愛ゆえに・・・」
名ゼリフで泣けるのに(>_<)
これは原作ファンの僕は納得できないし、原作読んだ事ない人にはすごく薄っぺらい作品に思えるでしょうね(´Д`)
余計な後付けオリジナルキャラ(しかも修羅の国出身って・・・(´Д`))出す時間あるのなら、その分ちゃんと描いて欲しかったなぁ。
「Zガンダム」の時もそうでしたが、そもそも何故今映画化?
パチスロが当たったから?
原作はこの南斗六聖拳から南斗五車星、そしてラオウとのクライマックスへと、怒涛の大盛り上がり、魅力的なキャラクターがたくさん出てきますし、泣けます(>_<)
せっかくの名作が・・・(T-T)