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芸術家は、怒れる。

2012-08-21 23:55:28 | 思考の散歩
 一見、美談のように思えるお話から始まりますが、最後のオチまでお読み頂けますでしょうか。



ある芸術家が餓死寸前の犬を展示して「犬の餓死」という芸術を発表した。









 芸術家って結構、『人間って、なんだろう』『神様って:生き物って:運命って、なんだろう』みたいな事を考えるんですよね。
 絵画でも音楽でも、某かの意思を表現するにしても『自然さ』を損なってはならず、そうすると『自然さって、何だ?』というプロセスを経て、様々な人間の行動や人生の意義など、ある意味哲学的な事を考えたりするんですよね。

 また、国家の在りようなどに強い不満を持って(明確な持論との齟齬を許容出来なくて)、革命などに何らかの形で関わった芸術家も歴史上に散見されます。当然、軍事政権などから迫害されたりと不遇な目に遭ったりもしました。


 これは私の勝手な解釈なのですが、おそらく今回のケースに登場した芸術家は、自分含め、『人間の性悪性』に憤りを感じたり、また、それがどうしようもない『人間の宿命である』とうな垂れた諦観の中に、『醜悪に爛(ただ)れた美』を表現したのではないだろうか、と思うのです。



 大きな流れとしてうねる、人間の性悪

 それに抗おうとする小さな性善は、蟷螂の斧なのかもしれない。



 その、斧の儚さに、『美』を見出したのかもしれませんね?






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