アメリカ大統領選挙

大方の予想に反してトランプ氏が次期大統領に決まりました。
ただ、ここで注意が必要なのはクリントンが有利だと報道していたのは
アメリカの大手報道機関で、トランプ有利と当初から言っていた
有識者が少なからずいたということです。

アメリカ大手報道機関は世紀の大誤報として大いに反省すべきではないでしょうか。

まあそれはともかく、トランプの本心を誰もが見通せていないことで
動揺があるようです。

日経平均株価も大暴落の１日後に大暴騰しました。
今日もさらに値を伸ばしています。

人種差別的発言や保護主義者的な発言がひんしゅくを買っていた
トランプですが、成功を収めた実業家であるからには、
いざとなれば、現実路線に舵を切りなおすであろう、という期待もあるようです。

勝利宣言でのスピーチでも第一に分断したアメリカを団結したいと言ってました。
過激発言をいったんは懐に収めた感じです。

あらゆる既得権益層を敵に回して当選したように見えるトランプ氏。
味方を増やせば、クリントン氏ではなしえなかった大改革も可能に感じます。

日本では民主党がただの幼稚なほら吹きだったことが判明し、
二大政党制は大きく後退してしまいました。

トランプはただのポピュリズムなのか、それとも歴史に名を残す大統領になるのか？
ハイリスクかもしれませんが、一方で何やら期待感のもてる選挙結果でもあります。