KIRINJI「再会」を聴いております。
バンド形式から堀込高樹によるソロプロジェクト形式に移行しての第一弾であり
堀込による宅録サウンド+バンドメンバーだった千ヶ崎学のベースという構成の1曲。
そして、この曲で描かれているのは、
まさに「コロナ禍真っただ中の現在」であったりいたします。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などで人と人が触れ合うことが難しくなった今。
いつか来るであろう再会の日を夢見る日々。
東日本大震災を受けて作られた「あたらしい友だち」「祈れ呪うな」のように
時代の空気をパッケージングし、同時代性と普遍性を両立させる堀込の技量、については
今更語ることもないかとは思いますが
将来的に「2021年ってどんな年だった?」と聞かれたときに
この1年を象徴する曲として聴けるような、歴史資料になりえる1曲だと思います。
そして来週には弟・堀込泰行のアルバムもリリース、
KIRINJIも年内アルバムリリース予定ということで、
まだまだ楽しみは続くようです。