「市民文化団体の皆さんや市民演奏家の皆さんなどの活動再開を応援するとともに、
市民の皆さんが芸術文化に触れ、
心豊かな生活を取り戻すきっかけをつくるために実施している長崎文化時間。」
という長崎市が行っている文化事業、長崎文化時間。
今回は野母崎地区で作品展示を行う予定だった(延期中)VIDEOTAPEMUSICを迎えての
フリーライブを行う、ということで申し込んでみると
「長崎市以外(隣町)在住なので対象外だけど、席はありますよ」とのことだったので
仕事終わりにいそいそと行ってまいりました。
たぶん生で見るライブってcero以来だわ。ほぼ3年弱ぶり。
お客さんの客層はいろいろ。
長崎市主催の文化事業としてのフリーライブということで
家族連れからお年寄りまで様々な人たちの中
どんなライブになるのかわくわくしながら開演まち。
最初のアクトはテクノ/アンビエントDJのAkito Tabira。
椅子に座ったままゆっくりと揺れるようなサウンド、ということで
仕事終わりの体におだやかに染み込んでくるような感じに。
続いてはこの間まで高校生だった17歳の3人組ヒップホップクルー、MADz’s。
tofubeatに見いだされた才能、ということらしいのですが
このコロナ禍の広く間隔の空いたホール、広い年齢層の客層、
そして前のアクトがアンビエント系というあまりにもアウェイな空気の中、
精一杯盛り上げようとするも…という感じ。
今日が地元での最後のライブ、ということでしたが
なんとか今日の経験も糧にしてほしい、と思いました。
(まぁ彼ら目当ての客もけっこういたようなので、その辺は大丈夫だったのかな?)
そしていよいよのVIDEOTAPEMUSIC。
ギターに潮田雄一を迎えた2名+映像という編成でのプレイは
こちらも穏やかながらもサンプリングの巧さを実感できるようなアクトであり
途中、現在長崎在住である哲学者であり、
学生時代にはビデオくんやceroのメンバーとバンド活動をしていたという
森元斎をもうひとりのギタリストとして迎えての1曲もあり。
MCのぐだぐださにカクバリズム感を強く感じたりもしましたがw
「VHSテープをサンプリング/ループさせて楽曲や映像を作る」という
その活動のエッセンスを十分に楽しめたライブでした。
物販でアルバムも買ったよ(長崎に売ってる店がないので)
次、ライブを見に行けるのはいつになるのかなぁ。
コロナ禍が収まって色んなアーティストが長崎に来てくれますように…。
(去年は夏のスカイジャンボリーも中止だったしね…)