Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

ゴルフ・コース

2006-07-24 13:35:10 | 
ゴルフ場は、木立ちに囲まれた幾つかの宿泊所の建物の周りから、
オカナガン・レイクを見渡せる景色の良い場所へと拡がっています。

道を挟んだ私たちの部屋の向かい側は、ファースト・ティの所です。
写真には写っていませんが、鉄製のベンチが置かれ、花や緑のきれいな
落ち着いた雰囲気のゴルフ・コースです。

カナディアン・ロッキーの旅 (37)

2006-07-24 13:33:44 | 
思案を要しそうな問題とは夕食のことです。

Sさんが、ホテルのパンフレットを読んでみると、
「正規料金は二人部屋で275ドル。 泊り客の夕食は50ドルの割引」
と書いてあるそうです。 宿泊代は旅行社の方で支払済みなので心配は
要らないのですが 「50ドル割引の夕食ということは、恐らく一人
百ドルくらいするのではなかろうか?」という心配です。

普通の旅行業者は、ツアーグループを、土産物屋やレストランへ連れて
行って、リベートで経費の足しにして採算を取るそうですが、Sさんは
一切それをやりません。 今回の旅行中も、各自でとる食事なども
ファスト・フーヅやファミリー・レストランを勧めてくれて、日本食などは
バンクーバーの方が安くて美味しいと云われます。

成るほど、パンフレットで見ると、立派なクラブ・ハウスみたいな大きな建物
があって、そこにシャトウ・ダイニング・ルームがあるようです。
パンフレットの写真からみると、男性ならネクタイにジャケットが要るのでは
無かろうかと言う心配もでてきました。

でもパンフレットのほかのページを読むと、「カバナス」というカジュアル
・ルームもあるようです。 そこなら、幾らか安いかも知れません。
でもオフシーズン中は、午後4時までと書いてあります。 シーズン中なら
10時までのようです。 6月13日の今宵は、シーズンとオフ・シーズンの
丁度境い目で微妙な時期です。

まだ日没までは2時間近くありますが、すでに時刻は8時を回っています。
案じても仕方ないので、取りあえず荷物を部屋へ入れてから、我々だけで
相談しようということになりました。 案内役のSさんは、食事の時は何時も
別行動です。 というよりも、殆ど召し上がらないみたいで、一日中運転と
ガイド続きで大変です。 ベテランのSさんは、疲れを取り除く独自の健康
管理と生活のサイクルをお持ちのようです。

着いた建物は2階建てで、一階に四つドアがついています。 Sさんは別棟。
Aさん一家と、Iさん姉妹に私たち夫婦の3組はそれぞれのドアを開けて
中に入りました。

何時もは快晴続きで暑いはずのオカナガンですが、今日は珍しく曇りで
肌寒いくらいです。 木立のせいか、なんとなく薄暗く陰気な感じのドアを
開けると、正面右手壁際に厚い絨毯を敷いた幅広い階段があります。

そのまま階段横を通って奥へ行くと、暖炉のある広いリビングルームが
ありました。 手前にダイニング、左手前に台所。 入り口に引き返して
みると、ドアの横にフル・バスルームがあります。 リビングルームには
30インチほどの大きなテレビがキャビネットのなかに納まっており、
DVDプレーヤーまで付いています。 スライディング・ドアの外は
パテオになっていて、木立ちの向こうにゴルフ場を見下ろせます。

「ウワッ! 豪華!」

ベッドルームは2階にあるようです。 階段を上るとホールウェイの
飾りテーブルには、置物と花が生けてあります。 ホ-ルウェイの
回りにベッドルームが三部屋、バスルームが二つ付いていて、全部で
6人泊まれるようになっています。各室がテレビつきです。

部屋の家具調度も、今まで泊まったなかで一番立派です。 キッチンも
フルオーブン、皿洗い機、電子レンジ、大きな冷蔵庫、コーヒーメーカー
に食器類、フライパンなど調理器具全てに調味料まで揃っていました。
これで、家族向け長期滞在用のユニットだと判りました。

ここまで見定めたところでIさん姉妹の部屋へ行くと、Aさん一家はすでに
来ておられました。 皆、部屋の立派さに驚いていましたが、これだけ
調度が揃っていても、食材がなければどうにもなりません。 カジュアル・
ダイニングの「カバナス・ルーム」が開いていることを願いながら、軽装の
まま100メートルほど離れたメイン・ビルディングへと小道を向いました。

06-07-23 (日)快晴 17~29度