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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

ウィスラーへの小旅行 (4) 続き

2010-10-03 02:54:21 | 
     

28人乗りというこのゴンドラは広くて座席も付いて綺麗です。 これは2009年から
使用されている 「Peak 2 Peak」(山頂から山頂へ) と名づけられた新しいゴンドラ
だそうです。 ウィスラー・マウンテンからブラックコム・マウンテンの二つの山頂を結ぶ
支柱なしの水平型懸垂リフトで、距離・4.4キロを11分で渡るのです。

   

   

走行距離4.4キロメートルのうち、途中の3キロメートルは一本も支柱がないという
ことで恐る恐る乗り込んだゴンドラでした。 しかしその頃には時々青空も見えたりして
天気もかなり落ち着いてきたので、全然揺れを感じることもなくスムーズに進みます。

   
 
怖がるかと思っていた孫たちも大喜びで、身内だけの広いゴンドラの中をあちこち
動き回って興奮していました。

      
   

下方を眺め下ろすと、眩暈がしそうな谷底。 谷間からの高さは436メートルですって! 
後で知り、ぞっとしました。 その谷底に一本の青みがかった乳白色の長い河が
通っています。 途中にはダムのような場所もあります。 ビレッジの中を通っている
あの川の源流でしょう。

    
     
    

どのようにして支柱なしのこんな長距離のロープウェーを作ったのでしょうか。
ヘリコプターを使っての工事だったそうですが、私には想像もつきません。
10年の歳月をかけ、総工費5千万ドル以上掛かったということを後で知りました。

     
        
時間がなかったので、ブラックコムのロッジには降りずにそのままウィスラーのロッジ
まで引き返し、もうひとつのロープウェーに乗り換えて下りることにしました。

      
 

その途中、「下に熊が二匹いるよ!」という娘の声に、皆いっせいに下を覘きましたが、
残念ながらカメラを向けた時は一匹しか見当たりませんでした。 高い所からだと
小さく見えますが、実物は大きいのでしょう。

      
 
みんな溜息をつきながら、360度の壮大な景観を堪能しながら下界に下りました。
たった2時間近くのゴンドラ登頂でしたが、この時間も含めてウィスラーに来れて
本当に良かったとみんなで何度も話すことでした。

       

真っ白な雪景色に覆われたビレッジや山々の大パノラマを想像するだけで、この
スキー場を目指して世界中から集まってくるスキーヤーの人たちの喜びを少し共有
することが出来たことを嬉しく思います。

      

汽車は来る時とは反対に、山間から海岸沿いへと南へユックリ走ります。
リラックスした帰りの3時間でした。 出発時のウイスラーは曇り空だったのに、
途中から小雨が降り出し、バンクーバーに到着する6時頃には本降りです。

  

どんよりした薄暗い中、美しい姿のライオンズゲート・ブリッジが見えてきました。 
たった一晩のことでしたが、思いがけず充実した時間を持てたことで、バンクーバー
を何日も離れていたような気分で懐かしささえ感じました。

ウィスラーへの小旅行 (4)

2010-10-02 14:37:52 | 
今朝、孫たちを学校に送って行ったら、校長先生が明るい声で" Happy October ! "
と挨拶して子供や親の一人一人と握手をされます。 毎朝こんな感じなので、自然と
顔が綻びます。 今日から10月・・・・・ 月日の経つのは本当に早いものです。

備忘録として残そうと書き始めたたった一泊二日の旅のこと、大変長引いて
しまいました。 何が何でも今日で最後にしたいと思いますが・・・。(笑)


    

ホテルのチェックアウトが11時。 帰りの汽車の出発が3時なので、迎えのバスが
2時半にホテルに来るとのこと。 貴重なその間の3時間余り、カレと娘婿をビレッジ
に残して我々6人はロープウェーでウィスラー・マウンテンに登ることにしました。

    
    
 
20年以上前の夏、カレとスキーリフトで上ったことがあるのですが、二人とも高所
恐怖症なので、怖かったのと山上の寒かったことしか覚えていません。 しかし
今回は、ロープウェーを使って6人一緒なので心強く喜んで乗ることにしました。

    

ウィスラー・ビレッジはウィスラー・マウンテンとブラックコム・マウンテンの麓に
なるので、そこからは幾つものロープウェーが出ているようでした。 
我々が乗り込んだのは、標高1157メートルのウィスラー・マウンテン・スキー場
行きの高速ゴンドラです。

    
    

霧の中、ゴンドラが上に登るにつれウィスラー・ビレッジも、新しく出来たと云う
アッパー・ビレッジ地区とビレッジ・ノース地区の豪華なホテル群もどんどん小さく
なっていきます。

    
    

真っ直ぐに伸びた樹木が林立した間に広がる野原の低木が紅葉し、スキー場として
使われるゲレンデやコースがはっきり分かります。(コース総数200以上とのこと)

    

    
 
冷たい小雨の中、無事にロープウェーは山の8合目付近の大きなロッジに到着。
目の前にウィスラー・マウンテン(標高2182m)の氷河が広がり、ロッジの広いデッキ
からは反対側にブラックコム・マウンテン(標高2284m)をはじめ、雄大な山々が
連なり、素晴らしい景観です。

    
    

広いロッジ内のカフェテリアで簡単な食事を取りながら、広々とした山頂景観を
うっとり眺めていると、遠くに赤いゴンドラが動いているのに気づきました。

  
  
 
「これからあのゴンドラでブラックコム・マウンテンの方に渡るので急いでね」
と娘がみんなを急かします。 なにしろ2時には下山しなければならないので、
ロッジからの景色もそこそこに、急いで次のゴンドラに乗り継ぎました。

(続く)

ウィスラーへの小旅行 (3) 続き

2010-10-01 08:36:47 | 
     
  

通りに並んだダークブルーの街灯。 その所々に犬のマークが付いた街灯があり、
始末した犬の糞を捨てるようになっています。 このビレッジ内には、犬も一緒に
宿泊出来るホテルが結構あるようで、犬を連れた人たちが沢山目に付きました。 
犬好きの人たちにとっては有難いリゾート地です。

  
          
   

また、その街灯の色に合わせて、ゴミ箱、缶・ビンなどのリサイクルケース、自転車
置き場があちらこちらに設置されています。

      

ゴミ箱には英語・仏語の間に日本語の取り扱い説明がついていました。 
オリンピック時期には日本人の応援団が沢山来たのでしょうね。 この二日間にも
日本語を話す人たちを結構見かけました。

このゴミ箱は動物には開けられないように作られているのですが、近頃は
上手に開ける熊もいて周りは困っているそうです。 人間より賢いかも・・・?

  

オリンピックの折、表彰台として使われたオリンピックマークの前は、何時見ても
それぞれにポーズをとってカメラの前に立つ観光客の姿で賑わっていました。
もちろん私も孫たちとメダルをもらった気分で写真を撮ってもらいました。 ウフフ・・

     
       

オリンピックの開催中やその前後の期間中はかなりの人たちがこのビレッジ内を
移動したことでしょう。 しかし、ビレッジ内でオリンピックが開催された形跡を
感じたのは、この場所だけです。 このオリンピックマークの後ろは、金網の
高い塀で塞がれて工事中でした。

 
      
           

その金網の外の一隅には、主に木材を使ったユニークな遊び道具があり、
子供たちが声を上げて楽しそうに遊んでいました。

ウィスラーへの小旅行 (3)

2010-09-30 03:49:00 | 
    
    

「山の天気は変わりやすい」と言いますが、心配していたよりは暖かで穏やかな
日和だったので、次の朝もビレッジの中を散歩しました。

    

町の通りをはさんで綺麗に整備された川の水が青緑がかった乳白色をしています。 
まるで日本の温泉のような硫黄が溶け込んだような色をしているので、川べりに
しゃがんで手を入れてみました。

     

   

「ツメターイ!」 「氷河が溶けて流れてきているのよ」と娘が云います。 
道理で冷たいはずです。 巨大な厚みを持つ氷河が長い年月をかけて岩を
擦り削ってできた微粒子なのだそうです。

    
 
こんな落ち着いた雰囲気の川べりのベンチに座って、読書をしたり、人通りを
ぼんやりと眺めて過ごせる時間が持てたらどんなに良いでしょう。

  

    

夏も終わりだというのに、レストランやギフトショップの店先には色とりどりの花が
植えられ、まだ生き生きとしたハンギングバスケットが並んでいます。

 
       
  
 
ホテルをはじめ殆どの建物は石材と木材でチューダー風に建てられているので、
その木の温もりと美しい花々が相まって、リゾート地の雰囲気を高めているように
感じました。

  
  
 

(続く)

ウィスラーへの小旅行 (2)

2010-09-26 13:31:22 | 
      

 

小雨の中、列車がウイスラー駅に着き、乗客は待っていたバスに次々と乗り込み、
我々も予約してあったデルタ・ホテルに送ってもらいました。 その途中、雨に濡れた
鮮やかな緑の樹木に覆われた森の中に点在する山小屋やホテルなどが見え隠れ
するのを見て、リゾート地に入ったことを実感しました。 紅葉も綺麗です。

 

        

 

ウィスラー・ビレッジの中にあるホテルは、キッチンとリビングの付いた落ち着いた
2ベッドルームス・スィートで、バスルームも2つ。孫たちはあちこち駆け回り大喜び。

20年ほど前にこのホテルに泊まった時にはダイニングルームがあったのですが、
食事サービスは合理化でやめたようです。 ホテルの周辺にはレストランが数多く
あるので、「そちらでどうぞ」ということのようです。 ホテルの中にある「象と城」という
パブで簡単なランチをとった後、さっそくウィスラー・ビレッジ内の散策に出かけました。
「晴れ男」と自称する一人のお蔭で、出かける頃には雨もほとんど上がってきました。

   

   

     

20年振りくらいに訪ねたウィスラー・ビレッジは、色とりどりの建物がたくさん建ち並び、
素晴らしいリゾート地に変貌していました。 ホテルをはじめ各種のパブやレストランや
ギフトショップなどのきれいな店舗が並んでいます。 学校もはじまり夏も終わりに近い
というのに、町中は観光客らしい人たちで大変賑わっています。 どこからこんなに
大勢の人たちが集まってくるのでしょうか。

      
     <冬季オリンピックのマスコットキャラクターが並んでいます>
    

中には泥をいっぱい付けた若者から中年にかけた男性が数多く街を歩いています。
街の周囲のあちこちにある山からマウンテンバイクで駆け下りてきた人たちです。
からだ中に付けた泥んこもファッションの一部なのかも知れませんね。(笑)

  

ウイスラーは冬のスキーリゾートとして有名なので、夏は閑散としているのでは?
というイメージでしたが、ハイキング、乗馬、ゴルフ、マウンテンバイク、水上スポーツ、
ゴンドラ観光など、今では一年を通じてあらゆる戸外活動を楽しめるリゾート地と
なっているようです。

   

       

また、ビレッジ内には観光客をはじめ、長期滞在者や地元住民が利用する大きな
スーパーマーケットやリッカーストアなども揃っているのでとても便利です。

    

 

私たちも町歩きをゆっくり楽しんで周りが暗くなり始めた頃、飲み物や簡単な食べ物を
買って部屋に戻ることにしました。 その途中で、連なる山並みのその奥に一段と高く
そびえる岩山の頂上が、夕日で真っ赤に染まっている姿が目に入りました。 
その神秘的な美しさに、しばらく立ち止まって眺めておりました。

      

前夜、カレが巻いてくれた巻き寿司とサバ寿司を持参していたので、それを中心に
みんなで頂きながら、ゆったりと流れる長い夜を楽しみました。

ウィッスラーへの小旅行 (1)

2010-09-24 03:36:28 | 


この週末、我が家にはめずらしい日本から二人の来訪者がありました。
お客さんが見えても、高齢のため何処へも案内できなくなっている私たちですが、
今回は汽車とホテルの組み合わせ旅行ということで、私たちに娘一家4人も便乗
させてもらいました。

目的地はウィッスラーです。 我が家からスカイトレインで15分の終着駅にある
ウォーターフロント・ホテルに集合、バスがノース・バンクーバーの駅まで案内して
くれてウィッスラーまでの3時間の汽車の旅、そしてホテルまでバスで案内・・・
という楽な旅です。

ウィッスラーは、この冬開催されたバンクーバー冬季オリンピックの戸外競技が
主に行われたリゾート地です。 市内から北へ車で1時間半から2時間で行ける
場所にあります。
  
   

今回は一度乗ってみたいと思っていたゆっくり走る列車旅行。 夏場は毎日
一往復しているようです。 私たちは20年くらい前の夏、ゴルフに招待されて
車を運転して二度ほど行ったきりです。

  
    <ウィッスラー駅から帰りの列車に乗り込む時撮った写真です>

ホテル発7:30の予定のバスですが、バスの添乗員も乗客もノンビリした手続きで
20分遅れの発車。 汽車の出発予定時刻8:00には間に合いそうもありません。
駅に着くと列車はバスの到着を待っていて、約10分遅れで静かに動き出しました。

せっかくの汽車の旅、上天気を望んでいたのですが、残念ながら小雨の降る
ドンヨリした天気でした。 列車の走る線路は単線で前後から追っかけられる心配も
ないし、乗客もカジュアルな恰好の週末旅行の人たちばかりなので、時間にも
拘っていないのでしょう。

  

列車はノースバンクーバーの駅を出て、ゆっくりと海岸線に沿って走り出し、3時間
の旅が始まりました。 しばらくの間はウェスト・バンクーバー、ホーシューベイ、
ライオンズベイの別荘地のような瀟洒な住宅を見ながら進みます。 列車に気付いた
住人たちがバルコニーや窓越しに手を振ってくれています。 毎日見ている列車の
筈ですが、ニッコリ笑って手を振る姿に、「よい旅を!」と祝福してくれる善意が
伝わってきます。

  
          

海の向こうに並ぶ沢山の島々の影が雨天のため、ぼんやりと霞んで見えるのも又
良いものです。 しばらくしたら、車両のアテンダントがサンドイッチ・果物・ヨーグルト・
各種飲み物の朝食を出してくれました。

  

  
 
     

海岸沿いからだんだん山の中に入っていき、線路も険しい岩壁を切り崩した
中を通っています。 景観の良い場所が近づくと、前もってアテンダントが説明
してくれ、それと共に列車はまるで止まっているかのようにぐっとスピードを落とし
てくれるので、景色を楽しむことが出来ます。 一部の乗客は展望車に押し寄せ
写真撮影に夢中です。 私もその一人でした。(笑)

     

ノンビリ景色を眺めたり、談笑したりするうちに3時間の汽車の旅が終わり、目的地
のウィッスラー駅に到着しました。

   

カナディアン・ロッキーの旅 (46=最終回)

2006-08-02 10:41:46 | 
限られた日数で数多くの絶景を見ることが出来たのは有難かったのですが、
終ってみると、チョット物足りない気持ちも残ります。 それは、常に時計を
見ながらの行動がほとんどで、しみじみと風景を味わったかと自問すると
「はて、如何でしょう?」と、自信がなくなるからです。

さて今度の旅行で、カナディアン・ロッキーの雄大な景色と自然に対する
畏敬の念といったようなものを、どこまで自分のものに出来たかと自分で
問い直してみると、自信がありません。頭から胸の辺りくらいまででしょうか。

腹の底から?あるいは全身で吸収できたと言い切れないのは、何といっても
時間が限られていたからだと思います。

実は、旅行から帰ったあと、「カナディアン・ロッキーのロッジ」という
テレビ番組を見ました。 数多くのホテルを紹介する2時間の番組です。

その中では、バンフ・スプリングス・ホテル、ジャスパー・パーク・ロッジ
と言った超高級ホテルから山小屋風山荘まで、紹介されていました。
殆どが、最初に建てられた時の様子から、現在の建物にいたるまでの経緯、
そして、建物内部と宿泊している人たちの様子まで紹介しています。

番組を見てつくづく思ったのですが、こういうロッジやホテルは
最低一週間くらいは滞在して、ノンビリと過ごすためのもののようです。

アア、私たちも一度でいいから、同じホテルに何日も滞在して、部屋の窓や
ロビー、テラスから山や湖を眺めたり読書をしたりしてみたい・・・。
読書も昔の人が書いた速さで、一字一句嘗めるようにユックリ・・・と。

出来ることなら、観光客の少ないシーズン・オフのシャトー・レイク・ルイーズか
エメラルド・レイク・ロッジがいいですね。

息を呑むような美しさのモレーン湖のモレーン・レイク・ロッジは、
テン・ピークスに圧倒されそうで、ちょっと心が休まらないかも・・・。

時には辺りを散策して、高山植物や木樹に語りかける心のゆとりを持ってみたい。
雲のながれや、時刻や天候によって変わる風景を感じ取ってみたい・・・。

でも、先細りの年金生活の現実から考えれば、それは叶わぬ夢です。

たまには、LOTO(宝くじ)でも買ってみましょうか。
でもLOTOって、買って数日で当たりくじが発表になるのですね。
せめて10日くらい「もし当ったら・・・」という夢でも味わせてくれると
良いのですが・・・。 スピード時代ですね。

せめて、テレビの番組で見たホテルの様子に、今度の旅行の思い出を重ねて、
胸辺りまでの印象を、全身サイズの感動まで膨らますよう努力してみましょう。

前にも書きましたが、終戦後、外車の傍で(時にはチョット遠慮勝ちに手を添えて)
写真を撮る人が多かったことを思い出します。 ウフフ・・・

カレにとっては、今回の旅行は画材のためのロケーション・ハンティング
でもあったわけです。 でもカレは、カナディアン・ロッキーの壮大な風景は
描くことが出来るかどうか、自信がなさそうです。

どちらかというと「情景」というか、生活感のある風景を好むカレですから、
山村の風景の方が合っているのかも知れません。「 旅の印象は?」と聞くと
「とても良かった」と言っています。
ヒョットしたら、何か心に残る良い風景を掴めたのかも知れません。

終わり

写真: 心休まる穏やかなレイク・ルイーズ風景
06-08-01 (火) 晴れ 12~21度

カナディアン・ロッキーの旅 (45)

2006-08-01 10:43:35 | 
Sさんが寄り道して案内して下さったピース・アーチ・パークは、
バンクーバーの真南にあります。 その近くの保養地みたいな雰囲気の街、
ホワイト・ロックを出た私たちは、ハイウェイ99を北上して、旅の発着点
のダウン・タウンへ戻ります。

時刻は6時を回りました。 北へ向う私たちの道路は空いていますが、逆の
道路はまだラッシュが続いているようです。 すっかり仲良くなった一行は
名残惜しいと話しながら、お互いの住所などを交換し合いました。

そんな中、話題が日本の世相に向うと、Sさんが最近出会ったある大学の
心理学の教授から、次のような話を聞いたと話して下さいます。

最近は、キレル子供が多いが、それは情緒が欠けているからです。
そこで誰にでも出来る方法を教えます。 それは2才までに、童謡をたくさん
聴かせることです。 これで大分違ってきます。 子供だけではありません。
大人でもそうです。 夫婦喧嘩が起りそうになったら、「月の砂漠」と
「蜜柑の花咲く丘」を流してください。「蜜柑の花・・・・」は、特に三番が
いいですね。

と、Sさんが語りテープを流して下さるので、みんなで声を出して歌いました。
なるほど、何となくシンミリして優しい気持ちになります。

とうとう車はダウン・タウンに入りました。 途中にIさん、Aさんのアパートが
あったので名残を惜しみながら、そこでお別れしました。 終着地のバラード駅
まで行ったのは私たちだけです。Sさんに楽しかった旅のお礼を言ってお別れし、
そこからスカイ・トレインで、無事我家に帰り着きました。

写真:エメラルド湖

* * * * * * * * * * *

思い起こせば:

ベビーシッティングも次週はなさそうだし・・・・時期的には夏休みシーズン前
でもあるし・・・・などと急に思い立って参加したのが、6月11日から14日までの
「三泊四日・カナディアン・ロッキーの旅」でした。 初めてのバスツアーです。

わずか四日間の旅を、自分の備忘録として書き始めたのが45回にも亘って
しまいました。 読んで下さった方々は、さぞ慌しい旅だったのではと
思われるかも知れません。

でも忙しく大変だったのは、ガイド兼ドライバー役のSさんだけです。
私たち旅行者はただ座りっきりで、時にはうたた寝したりの楽な旅行でした。


06-07-31 (月)晴れ 12~19度

カナディアン・ロッキーの旅 (44)

2006-07-31 14:37:21 | 
ピース・アーチ・パークで、数百歩余りの訪米を済ませた私たちを、
Sさんは直ぐ近くの別荘地、ホワイト・ロックへ案内して下さいました。

別荘地と云っても昔のことで、今はバンクーバーの通勤圏内と言っても
構いません。 近くにゴルフ場が幾つもあるので、退職者や、芸術家が
好んで住んでいるようです。

私たち夫婦がここへ来たのは何十年ぶり? おそらく30年ほど前に一度、
ピース・アーチ・パークでピクニックをした時に、ちょっと立ち寄ったきりです。

でも何処かしら、馴染みがある・・・・それもツイ最近・・・?

良く考えたら、数ヶ月前に読んだカズオ・イシグロの小説「日の名残」の
最後の場面、海岸べりの町の情景と重なっていたのでした。

ホワイト・ロックはすっかり変わっていました。 30年前に来た時は、
白い岩でもあるのかと探したのですが、あったのは海岸から伸びた桟橋の
ふもとに、白く塗ったペンキが剥げ落ちた、高さ50センチほどの大きな
石があったような気がします。

でも、今日あらためて見ると、とても雰囲気のある海岸街です。

「日の名残」の主人公・執事のミスター・スティーブンスが海岸べりの
ベンチに座って、夕日の落ちるのを眺めているシーンにピッタリです。

仕事上の考えもあって、先刻20(?)年振り位に会った昔の女中頭、
ミス・ケントンが洩らした一言に、ほのかな悔恨と、それを打ち消す意思
とが脳裡に行き来するなかで、夕日を眺めてひと時を過す場所です。

以前は店もあまりなかったように思いますが、今では洒落たカフェや
レストランが並ぶ、チョット絵になるような街に変わっていました。

Sさんによると、広大なカナダには、生まれて一度も海を見たことがない人が
大勢いて、そんな人たちが望む海岸の夕景色というと、ここに極まると
いうことです。

残念ながら、今回は車から降りて歩く時間はありませんでした。
でも、家からはバスを使っても、一時間余りで来れる場所です。
思わぬ拾い物をした気分で、ぜひ近いうちに来てみたいスポットです。


写真:車中から撮った、ホワイト・ロックの海岸沿い風景の一部。
週末や夏の間は、人と車でいっぱいだそうです。

06-07-30 (日)曇り時々晴れ 15~20度

カナディアン・ロッキーの旅 (43)

2006-07-30 14:58:04 | 
メリットで昼食をすませた私たちは、あとはバンクーバーに帰るだけです。
これで、今回のカナディアン・ロッキーの旅は終わりで、バンクーバーへは
予定より早く帰れそうです。

そこでSさんから、余った時間でアメリカとの国境を見に行きましょうとの
提案です。 Aさんご一家も、Iさんご姉妹も、まだ行ったことはないし、
私たちももう20年以上行っていません。 もちろん全員賛成で、案内して
貰うことにしました。

さすがSさんの案内は違います。 往路はハイウェイでしたが、今度はわき道
に入り、バンクーバー郊外の田園地帯です。 そんな風景を楽しみながら、
Sさんの興味深い話に聞き入っている間に、国境のピース・アーチ・パークに
着きました。

この辺り、国境線に柵をしてあるわけでもありません。 その名の通り、大きな
公園です。 ちょうど国境線のところに白いアーチが建っていて、その内側に
形式的に鉄製のゲイトが取り付けてあります。 その上に書いてある言葉は、

「この門の閉ざされること無からんことを!」
" MAY THESE GATES NEVER BE CLOSED " 両国の平和と友好を願った記念碑です。

もちろん国が違うのですから、この記念碑から夫々2~300メートルほど
離れた所に、入国管理と税関があります。

車で相手国に行く人は手続きが必要ですが、この公園で米国に住む人と、カナダに
住む人とが落ち合うのは自由ですし、一緒に近くでピクニックするのも自由です。
そういう人たちのための駐車場に車を停めて、Sさんが、是非アメリカ側のレスト
ルームを利用するようにと勧めてくださいます。 そこで皆さんと、見えない
国境線を越えて、ビジネス?(失礼)を済ませに行きました。

時期がまだ早かった所為か、一帯は爛漫とまでは行きませんが、花壇にはビッシリ
苗が植えられています。 あと数週間で天国のような美しさに変わることでしょう。


写真: アメリカ側から撮った写真。アーチの向こう側がカナダです。

06-07-29 (土) 曇りのち晴れ 14~17度

カナディアン・ロッキーの旅 (42)

2006-07-29 14:49:32 | 
11時半、オカナガンを観光を終えた私たちは、コカハラ・ハイウェイの町
メリットに向いました。 約120キロの行程です。

朝食に激辛キムチ・ラーメンを頂いたことをSさんに話し、昨夜のロッジには、
日本や韓国からの宿泊客も多いのでは?と聞いてみました。 Sさんは、
「そうですか。シン(辛)ラーメンを売っていましたか。 あれって美味いんです
よね。 白人の人でも食べる人は大勢いますよ。 だから日本人・韓国人向けに
売っているわけではないと思いますよ」

後日、白人の人に聞いたら、激辛食の好きな人は沢山居て「激辛同盟」という
グループを作ってインターネットで情報交換もしていると、テレビで報道して
いたそうです。 そういえば、大概のスーパーで激辛ラーメンを売っているのを
見かけたことがあります。

皆、ちょっとお腹が空いて来た所為か、食べ物の話が多くなりがちです。
Sさんは、メリットの街で昼食をとるようにと車を急がせます。

ハイウェイを下りて、直ぐのガソリン・スタンドで停車しました。 見ると回りに、
マクドナルド、ケンタッキーなどファスト・フーヅのファミリー・レストランが
4軒あります。 私たちはその一つ、ティム・ホートンズへ向いました。

ティム・ホートンという往年のホッケー選手が、今から40年ほど前に開店した
ドーナツ・チェーンが始まりだそうです。 ティムの事故死後、パートナーが
拡大を続け、カナダ国内何処の町へ行ってもある店です。 今ではドーナツよりも、
他のサンドイッチやスープなど人気のようですが、なんとカナダの外食産業の
コーヒーは、殆どがティム・ホートンズの製品を使っていて、そのシェアーは
70%近いのだそうです。

最近は、アメリカのウェンディーズというハンバーガー・チェーンの資本も入り、
米国内でも店舗が増えているとか。 これも全然知らなかった話です。

カレは長年ここに住んでいて、ティム・ホートンズに入ったのはこれで2回目。
気に入ったようです。 あとでSさんや、A子さんに、ティム・ホートンズの
アイスド・カプチーノが美味しいと聞き、次回はそれを試す積りのようです。

写真: 我家で時々食べる韓国製の辛ラーメンです。
日本製、韓国製などいろいろあるようです。

06-07-28 (金)曇りのち晴れ 13~20度