Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

魚釣り

2006-07-08 14:53:38 | 
対岸で釣りを楽しんでいる父子連れ。

カナディアン・ロッキーの旅 (21)

2006-07-08 14:47:23 | 
車はバンフ・アベニューを南に向います。

しばらく行くと賑やかな商店街が数ブロック続き、その突き当りが
バンフ公園局の建物です。 この一段高くなった場所から、今来た道を
写した景色がバンフの代表的な風景のようですが、残念ながら撮影の
チャンスを逃してしまいました。

バンフの町は、カナダで一番標高の高い(1383m)町だそうです。
人口7,500人で年間500万人近い観光客を呼び寄せています。
カナディアン・ロッキーのもう一つの観光拠点と言われるジャスパーに
較べ確かに人も多く、観光施設も整っているようです。

車は公園局の前を左折し、バンフ・スプリングス・ホテルの横を通り、
ホテル付きのゴルフ・コースを見て側を流れるボウ滝へと向います。

ゴルフ・コースはボウ川沿いに18ホールスが細長く延びたコースですが、
日没までまだ3時間あるというのに、誰もプレーしている人を見掛けません。
このゴルフ・コースでプレーするのは、ゴルファーの夢の一つだそうです。

ゴルフ場には時折、大鹿が現れ悠然と草を食むそうですが、これを
追い払ってはいけないそうで、その内に鹿も退くだろうと、ノンビリ
待つのだそうです。

ゴルフ場の入り口近くの駐車場へ引き返し、ボウ川を見ました。
数十メートル左手にボウ滝が轟々と音を立てて流れています。
マリリン・モンローとロバート・ミッチャム主演の西部劇映画、
「帰らざる川」(1954)の有名なシーンの撮影現場になったそうです。

50メートルほど離れた対岸に目をやると、東洋系の親子が釣りをしています。
手前の石垣の下には、一人釣り糸を垂らしている日本人の青年がいました。
「この激流で魚が釣れるのですか?」と話しかけたら、
「三日前釣ったマスです。40センチはありました」といって、デジカメの
映像を見せてくれました。ワーキング・ホリデイ制を利用してバンフに
滞在しているという青年です。

それにしても対岸の親子は、僅か10㎡程の釣り場に如何して降りたのでしょう。
ほぼ垂直に近い崖は20メートルはありそうです。そんな情景を見ていると、
皆、バンクーバーとは異なった時を刻んでいるように感じてしまいます。

また車に乗って、川の向こう岸の見晴台の方へ移動しました。ちょうど釣りを
していた親子のいる真上辺りです。お城のようなバンフ・スプリングス・ホテル
の威容が、ボウ川を見下ろす様に建っているのが良く見えます。

バンフ・スプリングス・ホテルは、今から100年以上前にカナディアン・パシフ
ィック鉄道によって建設されたものが、その後火事で消失し、1928年に再建
されたものが今の姿なのだそうです。 建てられてから長いこと夏場だけ営業して
いたようですが、1968年に冬も滞在できるように改造され、今では冬場の
スキー客に利用されているようです。

また町へ戻り、中心街の近くで降ろしてもらいました。時間は午後8時、
陽は大分傾いて来ましたが、まだ2時間ほどは明るそうです。

写真:お城のようなバンフ・スプリングス・ホテル

06-07-07 (金)晴れ