Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

梨拾い

2006-08-31 14:38:28 | 
「梨が落ちてしまうので、取りに来て・・・・」
数日前から娘が云うので、今日は二人で採りに行きました。

裏庭に割りと大きな洋梨の木があり、毎年沢山の実をつけます。
美味しくなる頃には、すかさず鳥が来て突付いたり、地面に落ちて
腐ったりしてしまうので、こんな時は「モッタイナイ派」の私の出番です。

行って見たら、芝生の上によく熟れた梨が沢山落ちています。
全然消毒をしてないので、葉っぱには斑点が付いているし、梨の形が
イビツなのもありますが、甘くて美味しい梨です。

傷のついていない、良さそうなのを選んで拾いました。
木にもまだ沢山実がついていますが、 チョット枝を触っただけで
落ちてしまう梨もあります。そのようなのを集めてもらって帰りました。

洋梨は冷蔵庫に入れてもあまり長持ちしないので、シロップ煮にして
ビン詰めにしておきましょう。先ず熟れかかったような梨から使いました。

今日は白砂糖で煮て、少し冷めてからシナモンを入れましたが、
香りが良いのでそのまま幾つも口の中に入ってしまいます。
要注意!!自分に対してです。ハチミツやブラウン・シュガーを使ったり、
リキュールを落としてもいいですね。

また、シロップ煮にした梨は、ケーキの材料にもなるし、プレーン・ヨーグルト
に入れて頂いたり、そのままデザートにもなるのでいろいろと重宝します。

06-08-30 (水)晴れ

作りだめ

2006-08-30 13:19:24 | 
先日から「カレー」を作りたいと云っていたカレが 、昼食後、
沢山の玉葱と人参を台所に出して準備を始めました。
肉は、すでに昨日の朝から冷凍庫から冷蔵庫に出してあります。

我家のカレー作りはカレの楽しみのひとつで、一年に2~3回
まとめて作り、冷凍保存して置きます。
不意の来客の時や忙しくて食事の用意が出来ない時など、いつでも
解凍して使えるのでとても助かります。

いつもはシチュー肉を使ったビーフ・カレーなのですが、今日は
豚肉の塊を切り分けたのを使っています。
カレーを作る時、カレが何より大切にしているのは、肉のアク抜きを
時間をかけて徹底してやることです。

玉葱・人参・セロリ・ニンニクをよく炒めてから、箱入りカレー・ルーを
使うのですが、その時バナナとチョコレートを入れています。
カレー・ルーはあまり美味しくないという評判のものですが、
チョコレートを入れると、フル・ボディー・テイストになります。

カレー作りは全てカレに任せて、私は同じ台所で「どら焼き」の皮作りです。
焼いた皮が冷めたら、袋入り「つぶあん」を挟んで、サランラップで
きれいに包みます。この頃手抜き上手になり、殆ど袋入りを利用します。
これも一度に沢山作って冷凍保存しておけば、いつでも食べられます。

今日から数日はベビーシッティングから開放されたので、久しぶりに
自分たちの自由時間が持てて、気持ちもユッタリ!
やりたいこと、やらなければならないことがいろいろあるのに、やっぱり
先ずは食べることに・・・・食欲の秋を前に今から思いやられます。

写真:肉のアク抜きが終わったら、手前の大きな鍋に移して煮込みます。

06-08-29 (火)曇り時々晴れ 12~20度

自転車の親子

2006-08-29 14:48:58 | 雑感
先日、自転車で公園に来て日光浴をしながら編物をしている女性のことを
書きましたが、そのあとでフト、自転車の乗った母子の姿を思い出しました。
アルバムを開いてみたら、写真が残っています。

6月中旬の、ある晴れた日の午後のことでした。
娘宅のランチに呼ばれた後、カレとユックリ歩いて帰ることにしました。
私の足でふつうに歩いて片道10分位なので、散歩にも丁度良い距離です。
こちらから向こうに行く時は、距離の半分くらいは下り坂ですが、
帰りは反対に登り坂になります。

近ごろ足が弱ってきているカレは、その少しの坂道が堪えるようで
ユックリ、ユックリ足を踏みしめて歩道を歩いて行きます。
私は息を弾ませながらも、静かな住宅地の庭の花々にカメラを向けたりして
楽しみながら、カレの歩調に合わせて坂道を登っていました。

割りと車の多い通りのストップ・サインの所に差し掛かった時、気がついたら、
同じ通りを、若いお母さんが自転車の後ろに繋げた車体に3~4才の男の子を乗せ、
その後ろには5~6才の女の子が自分の自転車で登ってくる姿がありました。

そのストップ・サインの所で止まった母親が、後ろの娘に何か話し掛けて
いるようです。道路を横断する時の注意事項など教えているのでしょうか。
その女の子も首を伸ばして道路の左右を見ながら、頷いています。
5~6才になると、ものの道理も分るようになると云いますが、この親子も
その時期を利用した教育だったのでしょうか。

私たちは、その間に道路を横切ったのですが、その母子は左右を見ながら
車の動向をかなり慎重にチェックしながら、自転車を押して渡って来ました。

渡った所からもまだ坂道が続いているのですが、その母親は力強くペダルを
踏み、後ろを付いて行く娘はバランスをとるために体を左右に振りながら、
あっという間に私たちを追い越して坂道を登っていきます。

将来この娘が母親になった時、母親とのこんな体験を思い出して自分の子供たち
とも良い時間を過してもらいたいな~・・・・そんなことを願いながら見送りました。

お天気は良くても肌寒さを感じる日でしたのに、先日の女性と同じように
母親は半袖、半ズボンの夏姿です。それに較べ二人の子供たちは、その日の
気温にあったような姿ですが、母親が選んだのでしょうか?
それとも、子供たちが自分で着るものを選んだのかしら?

近ごろはエズメも、ほとんど毎朝着るものを自分で選んでいるので、
この写真を見たら、ついそんないことを思ってしまいます。

06-08-28 (月)快晴 14~22度

故郷の味

2006-08-28 15:27:01 | 
今日の昼間は、夏が舞い戻ってきたような強い陽射しでした。
裏庭でコンラッドを遊ばせながら草取りをしていたら、お腹が空いて
きた所為か、無性にお団子を食べたくなりました。

昼食を済ませた後、さっそくお団子作りにかかります。
先日、ダイソーで買っておいた「白玉もち粉」を一袋使って、孫たちが
食べ易いようにと思って、丸く平たい形にして熱湯で湯掻きました。

ブラウン・シュガーとお醤油で味付けして、片栗粉でトロミをつけた
タレをかけて、簡単な「みたらし団子」風に頂くつもりでした。

そこへ、通りかかったカレが 「ジャンボ餅にしたら?」とアドバイス。

なるほど、お団子に竹串をニ本ずつ差せば、鹿児島名産のジャンボ餅です。
「ジャンボ」と云っても超大型という意味ではありません。チョット餅を
火で炙る時に短い竹串を2本さしのですが、その2本を「両棒」と書いて
鹿児島では「ジャンボ」と発音するのです。

一本だと団子の中でくるくると棒が動いて食べにくいのですが、ニ本差すと
安定しますね。それを、火で少し焼いてタレをかけて熱々をいただくのです。
チョット炙ることによって、お餅が柔らかくなり、美味しくなるようです。

久しぶりに作るジャンボ餅です。細い竹串は孫たちが食べるのに危ないので、
お菓子をたべる時に使う竹のフォークを、ひとつのお団子にニ本差します。
熱いと孫たちが食べないのではと思い、手抜きしてそのままタレをつけて
お皿に並べました。

今日の3時のおやつは、この「ジャンボ餅風みたらし団子」と麦茶です。
ダイソーの袋入りで作ったお団子も、柔らかく美味しく出来ました。
孫たちは、お団子よりもブラウン・シュガーとお醤油の甘辛いタレが
気に入ったようで、団子にタレを何回も付けて舐めていました。

故郷の味、幾つになってもいいものですね。

06-08-27 (日)快晴 14~25度

エズメのPNE

2006-08-27 16:12:03 | ベビーシッティングあれこれ
さて、エズメのPNE行きの顛末です。

「明日、エズメとドッグ・ショーを見に、PNEへ行こうか」
前日、カレがエズメに話すと、エズメは嬉しそうに目を輝かせます。

「コンラッドは動き回って迷子になるといけないから、オバアチャンと
お留守番して貰おう。コンラッドには秘密だよ」
と言うと、真面目な顔をして、人差し指を口に当てて頷いています。

エズメが初めてPNEへ行ったのは、2才5ヶ月の時でした。そして
去年・今年と3回目になります。 コンラッドも2才3か月になるので、
喜ぶと思うのですが、男の子だけあって少しもジットしていません。
きっと、コンラッドの後を追いかけるだけでヘトヘトになると思ったので、
今回はエズメだけ連れて行ってもらうことにしました。

PNEが開くのは午前11時頃で、夜中までやっています。
当日着ていくシャツとパンツも自分で決めていたようで、何時もはグズグズ
しているエズメも、さっさと準備します。用心深いカレが、エズメが
迷子になるといけないからと云って、腕にフェルトペン(マジックペン)で
名前と携帯電話の番号を書く時も、大人しくしていました。

PNE行きの専用バスは、この時期だけ特別に15分おきに運行するのですが、
幸運なことに、我が駅の駅前が始発で10分ほどで着きます。
以下はカレから聞いた話です。

二人がバス停に着いたら、孫連れの年配の婦人が数人並んでいました。
エズメは、カレとその後ろに付くと、「アタシタチ、ドッグショーを見に行くの」
とか、そこにいる子供たちのシャツを見て、「アタシのシャツはアリエルよ」
とか、知らない人たちに話し掛けています。 ご婦人たちも笑顔で相手をして
くれています。うちの4人の子供で、見ず知らずの人にこんなに話し掛ける
子はいなかったので、いつも本当に驚いてしまいます。

5分程でバスが来て乗り込みますが、何時の間にか後ろには人が沢山並んでいて、
直ぐに満席になりました。PNEの正面入口付近で殆どの人は降りましたが、
二人は帰りのバス停を確認のため終点まで行き、そこの入場口から入ったそうです。

入場料は5才までは無料。 6才から大人まで15ドル。そして65才以上の
シニアはたったの5ドルです。 それにスリル満点の30種類の乗り物についても、
シニアは無料?とのことで、年金生活の老人にとっては有りがたいことですが、
心臓麻痺でも起こしそうな乗り物に乗る人は殆どいないのでは?ないでしょうか。
もちろん、我家のカレも敬遠です。

なお、入場券込み乗り物券は、場外のセーフウェイ、セブンイレブンその他
のカウンターで買うと割引もあるようです。

エズメはドッグショーが始まるまで、場内を少し歩いて雰囲気に慣れると、
子供たちが大きなポップコーンの入れ物を持って、食べながら歩いている
のを見ると「アタシにもポップコーンを買って!」と言います。
近くのポップコーン売り場に行くと、綿菓子も作って売っています。

「オジイチャン、I'v changed my mind. I want cotton candy!」
年に一度のチャンスで、ピンクのコットン・キャンディーを買ってもらって、
嬉しそうにドッグショーの建物に入りました。

ピンクやムラサキなどサイケデリックな照明が目まぐるしく動き、大音響の
音楽でショーが始まると、場内は左右に分れて、色んな種類の犬の芸や
競争を大声で応援します。エズメも、綿菓子をオジイチャンに預けて、
いっぱし声を上げていたそうです。

そのあと、いろんな家畜を見て廻ったり、パレードの人たちと手のひらを
打ち合ってあいさつしたりした後「Hi-5」のショーを見に行ったそうです。

「Hi-5」とは、カナダの幼児番組で人気の5人グループの歌やダンスの
ショーです。これも都合よく近くの良い席から見ることが出来て、知って
いる歌を一緒に歌ったりして楽しんだようです。

エズメは、テレビでは何時も見ているようですが、実演は初めてなので、
実演とテレビの世界との違いを、確かに体験したようでした。
この後、エズメの方から「もう、お家へ帰ろう」と言い出してくれて、
5時半頃に帰って来ました。

さてこの日に掛った費用は、カレの入場券が5ドル、それにエズメの
コットン・キャンディとポップコーンが合わせて6.50ドル。
合計11.50ドル支払ったそうです。エズメはまだ小さいので乗り物は恐い
らしく乗りたがりません。その分、費用が少なくて助かったわけです。

入場料も普通の大人に較べ、シニアはずいぶん安いので、遊び盛りの
子供たちを持つ働き盛りの人たちには気の毒なような気がします。
ましてや、住宅ローンを抱えている人たちにとっては大出費でしょう。
私たちもそうでしたから。でもPNEで働く人たちはこの時だけが
稼ぎ時かも知れませんしね。考えは堂堂巡りしそうです。

という訳で、こうして今年の夏のオジイチャンの務めが終わりました。

後はこの時撮った写真を見せて、4歳児のエズメの脳裏にPNEの想い出を
焼き付けることでしょうか。

写真:コットン・キャンディを手に、ドッグ・ショーを観るエズメ

06-08-26 (土)快晴