Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

初雪

2005-11-30 14:32:14 | 自然 (花鳥風月)
いつもよりシ~ンとした静かな朝、「雪が降ってるよ」の声に飛び起きました。
夜明けから降り出したのでしょうか、数センチの積雪です。

カレは急いで家の前の歩道の除雪をやりました。
ほったらかしにしていて、誰かが滑って怪我でもしたら、
その家の持ち主の責任が問われるそうです。
それに念のため、融雪塩もまいたのですが、
午後からみぞれに変わりました。

市内で11月中に初雪を見た記憶がないので、
手元にある日記帳を広げてみました。
1997年から2004年まで8年間の初雪の記録です。

(97)=12/05、 (98)=12/21、 (99)=12/31、 (00)=12/14、
(01)=12/03、 (02)=12/24、 (03)=12/27、 (04)=12/04

やはりこの冬は例年より早いようです。
初雪が遅い年は、地球上の温暖化の所為では?
こんなに早く寒くなると異常気象では?
と ひとり勝手な思いを巡らしています。

ニュースによると、東部は気温17℃で大雨で洪水の所もあるようです。
普通、トロント方面の東部の冬は厳寒で雪が多く、
西部に位置するバンクーバーは割合温暖で雪よりも雨が多いのです。
やはり素人目にも最近は異常気象のような気がします。

Weather Channelと云って24時間天気のことや気象解説ばかり
放送している全国チャンネルがあります。このチャンネルでは
放送の合間毎時10分毎に各地(当地)の一週間分の天気予報を見せてくれます。

今日もお天気はこれから先どうなるのかしら?と思ってテレビをつけました。
「今後一週間の天気は・・・・」と言ったっきり、
何時ものとおり日時を示す画面は出てもお天気マークは出てきません。
一時間位付けっ放しにして置いたのですが、同じ状態です。
その数分が過ぎると、キャスターはまた天気・気象の話題に戻るのです。

これが日本だったら、「申し訳ありません」と
キャスターが謝るか、字幕でお詫びの言葉が流されるのでしょうが、
そんなことなど 全く頓着がありません。

「異常気象で予報が立てにくいのかしら」
「西海岸は予想が難しいと聞いたけれど・・・・」
「予報士の意見が合わないんじゃないの」
「国が広いから一地方のことなど構っていられないのかしら」
「ホッタラカシっていうのがカナダらしいわね」
「文句を言う人なんかいないと思うよ」

お昼前頃には、「お天気マーク」が出るようになりました。
それによると毎日気温が低く、雪の散らつく日が続きそうです。
例年11月は小春日和が楽しめることが多いように思うのですが、
ことしは冬の来るのが早いようです。

05-11-29 (火)初雪、のち曇り

カーペット・タイル張り

2005-11-28 16:28:10 | 暮らし
以前、我が家の床には固いタイル張りの所があると書きました。
この夏私が滑って転んで怪我をしたのもこのタイル床です。
その部分にカーペット・タイルを張ることに決め、
汚れの目立たないグレーを選び、早めに買い求めてありました。

なかなか時間がなくて延び延びになっていましたが、
鬼(孫)のいぬ間に・・・ということで、昨日は先ず台所の床をやりました。

一枚が50センチ四方のカーペット・タイルはかなりな重さです。
普通はその裏に特殊な糊を付けて張っていくのですが、
うちの場合は、いつでも取り外せるように下に薄いスポンジを張り、
その上に載せて敷き詰めるだけで大丈夫とのことでした。

先ず重たい食器棚を動かすにはその中に入っている食器を出したり
床の拭き掃除をしたりと雑用が次々に出てきます。
おかげさまでいい大掃除になりましたけど・・・。

カーペット・タイルを端の方から敷き始めたのですが、
角々が直角でないようで敷き詰めて行くうちに
少し隙間が出来たりしてなかなかピタリと行きません。

温水ヒーターや、カウンターの出っ張り等があって、
それに合わせてカッターでカーペットタイルを切ってゆきます。
簡単にすぐ出来ると思っていたのですが思うようには捗りません。

ついに「テゲテゲ(鹿児島弁=まあまあ/程ほど/イイカゲン)だ」
と宣言して終わりにしました。そして重々しくカレ曰く
「これで地球が丸いことが証明された」アハハ。

ベージュの床から濃い目のグレーに変わったので
部屋が少し暗く感じますが、床全体が柔らかくそして暖かくなりました。
孫たちが走り回って転んでも怪我をすることも少なくなりそうです。
私自身も水をこぼして滑って転ぶこともなくなるでしょう。

まだバスルームや玄関・ホールウェイが残っていますが、
年内の時間があるときに何とか仕上げたいと思っています。


05-11-27 (日)薄曇

気の早い望春

2005-11-27 15:49:13 | 自然 (花鳥風月)
ほとんど落葉してしまった裏の雑木林で、枝から枝へサーカスのように
跳び回っている数匹の黒いリスが見えます。
小春日和とそのリスたちに誘われて、部屋着のまま裏庭に出てみたら、
何と風の冷たいこと・・・慌ててジャケットを羽織って出直しました。

「11月に桜の枝を切り、暖かい部屋の花瓶に差しておくと
クリスマス頃に咲くはず」という記事を何かで見たのを思い出し、
10本くらい小枝を切りました。
よく見ると固く閉じた蕾らしきものが枝の先に見えます。
春の花たちは、晩秋にはすでにその準備が出来ているのですね。

寒さの所為でなかなか咲ききれない白百合三本も
思い切って、今日は切ってしまいました。
真っ白だった蕾は少しくすんで固く縮こまった感じです。
早めに部屋に入れてやれば良かったかな?

桜の枝と百合三本を一緒に壷に入れ、明るいバスルームに置きました。
寒い所から急に暖かい部屋に入れられ、両者とも戸惑っていることでしょう。

一月後のクリスマスの頃、優しいピンクの花を咲かせてくれたら
どんなにうれしいことでしょう。


05-11-26 (土)晴れ 2~6度

働きアリ

2005-11-26 15:07:56 | 雑感
TVジャパンのニュース特集で見たのですが、
日本ではアリ(蟻)の観察箱が根強いブームだそうですね。
両面を透明のプラスティックの板で挟んだ薄い立箱の中に、
通常の土の代りに透明のゼリー状の物を流し込んであるのだそうです。

ゼリー状の物には適度の水分と栄養素が含まれているそうで、
その箱の中に採取してきた蟻を入れておくと直ぐに巣作りを始め、
その内に蟻社会が出現するもののようです。

雄アリや女王アリの出現(発生?)とか働きアリのことなど
アリの生態については、まったく知識がないのですが、
アリを飼っている二人の人の感想が語られていました。

一人は司法試験?か何かの勉強をしている若い女性で、
「アリが一所懸命に働いているのをみると、自分も頑張らなければと思う」
と語っていました。

もう一人はコンピュータ関係の仕事をする人で、
仕事場に大掛かりな装置を作って、仕事の合間に趣味として
アリの生態を観察している人でした。
この人が言うには「働きアリは何時も働いているわけではない。
というよりも、巣の中でジットしていることの方が多い」
ということで、予想と違っていたということでした。
その人の感想では、そんなにアクセク働かなくても良いのだということでした。

人によって受け取り方に違いが生じるのは、観察にどの程度の時間を
掛けるかとか、観察箱の巣の規模にもよるのかも知れません。

「吾・唯・足るを・知る」なら、少し働けば良いのかも知れませんね。
一緒にテレビを見ていたカレは、呟いていました。
「ホントに良く働いたよな~。 イヤ、無駄な働き方をしていた・・・?
それとも働いているフリをしていたのかな? イバレタことじゃないよ」

昔の侍は城中に出仕しても、実際に働くのは数時間で
すぐ帰宅していたとのことです。
また、江戸時代の大方のの職人は雨の日は仕事をしなかったとか。

8時間労働のサラリーマン制度は、何時頃から当たり前になったのかしら?
それにサービス残業なんて、何時かはバカゲタことだったと、
思う時代が来るのでしょうか?
アリの生態が少し分かり、そしていろいろと考えさせられる話題でした。


写真: 先日、ライラックと一緒に頂いた南天です。

05-11-25 (金)小雨

手作りクリスマスツリー

2005-11-25 13:56:51 | クラフト
日本の晩秋は風情があっていいですね。
特に紅葉の美しさは日本特有の情緒があります。
暗いニュースが多いようですが、終わりに放映される
各地の紅葉の美しさに気持ちが和みます。

こちらは、一週間続いた深い霧がやっと晴れて
今日の昼間は青空が見えました。
久しぶりの眩しい陽射しに目がくらみそうでした。
しかし夕方にはまた小雨が降り出しましたが、これで
いつもの薄暗いバンクーバーの晩秋に戻るのでしょうか。

早いもので、後一ヶ月でクリスマスです。
街はクリスマスのイルミネーションで飾られているようです。
わが家も部屋の中を少しずつ模様替えしましょう。

手始めに作り出した布製綿入りツリーが三つ出来上がりました。
針を使うため、孫たちが居ない時しか出来ないのでなかなか捗りません。
ツリーの大きさや柄、そして飾りは好きなようにいろいろ楽しめます。
それぞれに出来上がりが違うので、いくつ作っても飽きません。
現在作りかけが二つあるので、時間を見つけて仕上げましょう。

05-11-24 (木)霧 晴れ 小雨

糖尿病センター

2005-11-23 16:43:30 | 暮らし
今日も霧が深く、高層ビルの上の階層は見えません。
霧の日はこんなに底冷えがするものだったかな?
と思いましたが、周りには結構薄着の人もいましたので、
やはり年齢の所為なのでしょうね。

今日はカレの糖尿病の専門医との面接に付いて行きました。
ファミリー・ドクターがアレンジしてくれたバンクーバー総合病院の
糖尿病センターの専門医との面接です。
若い中国人の背のスラリとした女医さんと、インターンの男性です。
有り難いことに、このセンターでは通訳の方をつけて下さいます。

念のためか、糖尿病特有のいろいろな症状について
訊ねられましたが、年初に3回ひどい風邪を引いた以外は
自覚症状はないと答えていました。

さらに低血糖の自覚症状についても尋ねられましたが、
これも全く経験がないと笑って答えると「そうでしょうね」と。
それでも、空腹時に起こるかもしれないので、
糖尿病患者のブレスレットを着け、ライフセイバーを
数個携行するように云われました。

LifeSaverとは5円玉のように真ん中に穴の開いたドロップで、
救難用の浮き袋の形からそれが商品名になっているものです。

面接に先立って、先週末受けた血液検査の結果が届いていて
前回(5月)の時の検査結果と見比べて見て改善しているとのことでした。
現在服用している薬が良く効いているようです。

それに私が見ても食事の量も減らし、運動も少しづつ増やしています。
またご飯も玄米にし、パンも殆どブラウンにしています。

この調子で行けばもっと改善するでしょうから、次回の面接は
一年後で良いでしょうと云われました。ただし何か異常を
感じたら直ぐ連絡するようにとのことでした。

カレ自身も今のペースなら何とかやって行けそうだと云っています。
とりあえず、前より悪くなっていなかったことにホットしています。


写真:バンクーバーに三ヶ所ある回転レストランのひとつ、
ハーバー・センターも霧に包まれていました。
いずれも行ったことはありませんが・・・・。

05-11-22 (火)曇り 霧

ライラック

2005-11-22 13:54:50 | 自然 (花鳥風月)
この数日バンクーバーは深い霧に覆われ、いつもと違う幻想的な雰囲気です。
庭に出ると周りの空気がシットリしているのを感じます。

そんな中、お昼前に庭師の方がライラックと南天の木を運んできました。
来春、日本に引き上げられる知人のK夫妻からの贈り物です。

頂いたライラックは「フレンチライラック」といって、
春から夏にかけてブルーの花を付け、良い香りを楽しめるそうです。

根元から10本位茎が出て2メートル程の高さに成長しています。
枝の先端には、固い蕾状の枝芽のようなものが幾つも見えています。
花でしょうか?葉でしょうか?

ライラックは花の形が独特で、色も香りも良いので好きな花ですが、
今まで一度も植えたことはありません。

狭い庭に植える場所をいろいろ見当しましたが、日当たりの良い場所が
最適と言うことで、結局、前庭に決まりました。
そしてツツジを一本掘り出し、その後に植え込んで貰いました。
土が固くて大変そうでしたが、専門家だけあって短時間で終わりました。

南天は裏の小屋の前に一本植えてあったのですが、
枝ぶりと葉の色が良くないとカレが いつもこぼしていたので、
これ幸いとそれを抜いて、その後に植えて貰いました。
新しい南天は、確かに形も葉の色もとても良く、二人ともうれしく大満足です。

立派な木を二本も頂いた上、植え込みまでしてもらって感謝しています。
根がシッカリ付くことを願って、来春を楽しみに待ちましょう。
「冬来りなば、春遠からじ」この冬は春を待つ気持ちが一入となりそうです。

よく考えたら植木を頂いたのは今回が初めてですが、
記念樹と引き換えに大事なご夫妻がカナダを去られるとは寂しくなります。
大事に育てて行きたいと思っています。


05-11-21 (月)曇り、 霧

どら焼き

2005-11-21 14:05:02 | 
初夏にカレが 糖尿病だと診断されてから、
ケーキやお菓子など甘いものは出来るだけ作らないようにしています。

冷凍庫に常備していた大福餅、栗饅頭、どら焼きなども
すっかり品切れになりました。
何時でも使えるように、特に不意の来客の時など便利なので、
先ずはどら焼きを作って冷凍保存して置くことにしました。

どら焼きの皮の作り方、今までにいくつか試してみましたが
25年以上前、S夫人に教えて頂いたこの作り方が一番気に入っています。
間に挟むアンは手抜きして、出来合いの袋入りを使います。

材料 (小20~25個分)

* 卵・・・・・・・4個
* 砂糖・・・・・3/4カップ
* 味醂・・・・・大1
* 醤油・・・・・軽く大1
* 水・・・・・・・1/4~1/3カップ(加減する)

* 粉 ・・・・・1カップ
* ベーキングソーダ・・・小1/2

作り方

1、 鉄板をF350度位(175℃)に熱して置く。
2、 粉とベーキングソーダを一緒にふるっておく。
3、 卵と砂糖をミキサーで混ぜ合わせる。
4、 味醂と醤油を入れる。
5、(4)に(2)を入れ、この時からヘラで混ぜ合わせる。
6、 これをパンケーキの要領で、大さじ一杯くらいのタネを流しいれて焼く。
7、 裏返して焼く。
8、 二枚の間にアンを挟んで出来上がり。

* それを一個づつサランラップで包んで保存します。

冬ごもりの用意ひとつ完了です。しかし、直ぐなくなりそう!

05-11-20 (日)濃霧

男の子の遊び

2005-11-20 17:02:37 | ベビーシッティングあれこれ
やはり幼児の時から男女の違いってあるのでしょうか。
それともわが家の孫たちが偶然に典型的なパターンを示したのでしょうか。

上のエズメの一才前後は、ハンカチ・スカーフ類をさわったり首に巻いたりして、
いつまでも無心に遊んでいました。とくにレース模様が好きなのは
どうしてでしょう。 レース柄には本能的に女の子の嗜好が働くのでしょうか。
少しは不思議に思ったりもしていましたが、矢張りと面白く納得していたものです。
ところが下のコンラッドが一才になって玩具で一人遊びをするのを見ていると、
オモチャ箱から取り出して遊ぶのは車のついたオモチャです。
エズメが一才前後に使ったオモチャには殆ど興味を示しません。

最近は床やテーブルで転がすのですが、特に線状になった所を見つけると、
その線に沿って何時までも車を走らせて遊んでいます。
カーペットの模様の上を走らせる時は、頭を床にこすりつけて
走行する車の実感を味わっているようです。

外へ連れ出すと、立ち止まって道を走り過ぎて行く車を飽きもせずに眺めています。
連れ帰るのが大変なほどです。 幸い、食の細いエズメと違い、
食欲が旺盛なので、餌で興味をそらすことが出来るので助かっています。
女の子は皆その傾向があるのでしょうが、三歳半のエズメはピンクと
紫色が大好きで、その色のものは全部自分のものと思っています。
ブルーは男の子の色と決め付けて青系のものは、コンラッドへ押し付けます。

このような状態で目下均衡を保っていますが、そのうちに変化が(一波乱?)
起こるのでしょうか?


05-11-19 (土)晴れ

ビーズ用品店

2005-11-19 14:39:20 | 暮らし
先日ビーズ・アクセサリーを教えて貰ったNさんの娘さん姉妹に、
材料を売っている店を数軒紹介して貰いました。

一昨日は他の買い物ついでに、ビーズが一番揃っているという
ノース・バンクーバーの店に行って来ました。

大通りから少し引っ込んだ場所に、木造平屋建ての古い店があります。
古くて軋むようなドアを押して入ったら、入口には高さ1メートル近い
晶洞に紫水晶が密生したものが無造作に数個置かれています。
その他の原石も置いてあります。

店の名前は Capilano Stones and Gems 。店内は装飾めいたものもなく、
ファンシーさとは程遠い古びたショーケースを使っています。

金銀を使ったやや高価そうな品はレジ近くのケースに入れてありますが、
ほとんどのビーズ細工の材料は半貴石のものまでビニール製の小袋に入れて
壁や棚に吊るしたり置いたりしてあります。

店内を一巡してみて、その在庫の多さに驚きました。
先日覗いたリッチモンドのビーズ専門店の在庫の100倍近い在庫です。

店内には4~5人の中年の婦人客がいて静かに品選びをしています。
店の人たちも落ち着いた雰囲気で、ほどほどに手を動かしながら
私たちの質問に気持ちよく応じてくれています。

店の奥の方には、やや大きめな機械や工具類が陳列してあるようですが、
そちらの方には客も店員もいません。 おそらく、石を削って研磨し
細工する工具なのでしょう。 そういう細工所がノースバンクーバーに
あると昔聞いたことがあるのを思い出しました。

私たちは、先ずは細工する時に使用する道具類と紐・留め金具に
基本的なビーズを何色か買いました。先日ビーズ作りを初めて教わった時に
使った工具と材料を思い出しながら選びました。

あと何回かは教室に通わないとそれらしい作品にはならないようです。
それでも分かったことは、ビーズ細工には心がこもっているということです。
高価な宝飾類は美しいし、それを持つことについての誇りを汲み取れますが、
安い材料を使ったビーズ細工にくらべると無機質な感じがするのでは?

宝飾品には無縁の私たちですが、これからはビーズ細工のアクセサリーを
した人たちに一段と親しみが抱けそうです。


写真に見えている一角の20倍位の広さの店です。

05-11-18 (金)晴れ

漢字入り選挙看板

2005-11-17 16:18:45 | 雑感
今にも雨が降り出しそうな空模様です。
一昨日は雪をかぶった山並みが見えた北岸ですが、
今日は山の中腹から上の方は全体にどんよりしてほとんど何も見えません。

実はそちらのほうの商店街に用事があって出かけたのですが、
良い機会なので入り江の北岸の街 West Vancouver市の
British Properties に住む友人夫妻を久しぶりに訪ねることにしました。

バンクーバー市を見下ろす景観をもつBritish Properties は
その名の通り、英国系の富裕層向けに戦前開発された住宅地で、
私たちがバンクーバーへ移り住んだころは白人だけが住んでいました。
同じ頃アルバータ州から越して来た事業家のMさん一家は、
直ぐにBritish Properties に居を構えられました。
おそらく日系人で最初にそこに住み着いた人たちでしょう。

そのBritish Properties に入ってみて、気が付いたことがあります。
ブリティッシュ・コロンビア州では、目下自治体の議員選挙が行われていますが、
その候補者の看板が私たちの住んでいる地区と違うのです。

West Vancouver の立候補者の看板は 英語のみの表示です。
わが家の周りの立候補者の看板には、立候補者の名前に漢字が併記されています。
中国系の立候補者もいますが、白人系でも自分の名前に漢字で当て字して、
中国系投票者に支持を訴えているのでしょう。

Mさんに尋ねたら白人以外の立候補者はいないのではないかとのことでした。
「やはり中国系の選挙民も少ないのでしょうね」
「いや、中国人が増えたねー。それに中東系だね。日本人も多くなったけど」
といっても、8割位は白人のようです。
一方我々の住むバンクーバー市内は6割近く?が非欧州系の感じです。

さて、Mさん宅のリビングからプール越しに見下ろす海とバンクーバー市は、
晴れ渡った日の景観や夜景はいつもまさに息を呑むような美しさです。
「いつも見ていると当たり前になって有り難味が薄れるよ」
という贅沢なお話。 たまに見せてもらうのが丁度良いのでしょうね。

上を見たら切りがないので、「下見て暮らせ」と云われましたが、
最近はそんなことも忘れて上も下もなく暮らしています。
もはや進歩は望むべくもありません。


写真はわが家近くで見た立候補者の立て看板ですが、
どの看板も似たようなものです。

05-11-16 (水)曇り

山に雪

2005-11-15 14:53:43 | 自然 (花鳥風月)
久しぶりに美しい青空の朝を清々しい気持ちで迎えました。

わが家から見る限り、まるで掃き清められたように雲ひとつ見当たりません。
陽射しが暖かそうに見えるのに、裏のベランダの寒暖計は
マイナス3度を指しています。そんなに寒そうには見えないのに?
テレビで報せる気温よりいつも2~3度低いので、
やはりこの寒暖計は狂っているのでは?
などと云いながら外に出てみたら、水溜りに氷が張っているではありませんか。
この冬初めてのことです。

昼過ぎ、近所の景色の良い通りを散歩しました。
北側にずっと広がる山並みの頂上には白い雲が時々かかりますが、
全体に美しく雪化粧しています。

ここ数日間雨が降り続いて冷え込んでいたので、
山の方は雪が混ざっているのでは?と云う予想が当たっていました。
風もなく柔らかい陽射しは心地よく、澄んだきれいな空気を胸いっぱい
吸い込みながら歩きました。

ついでに、前庭に広がった落ち葉集めをしましたが、
セメントに張り付いた濡れ落ち葉の取りにくいこと。

何年か前、「濡れ落ち葉」と言う言葉をずいぶん耳にしましたが、
近ごろはほとんど聞かなくなり、何となくホッとしています。

先ほど、木の間越しに大きな月が見えていました。明晩が満月です。
しかし今は、白い雲に遮られて時々顔を見せます。
どうやら明日はまた天気が崩れそうです。

写真: 真っ青な空が白く写るなんて不思議!
カレ曰く、「 昨日のビーズの写真を写すときにEVをプラス2にしていたのを
元に戻さなかったからだ」カメラマンの腕のイイカゲンさですね?

写真:19日写し直して入れ替えました。少し良くなったでしょう?

05-11-14(月)快晴

ビーズ教室

2005-11-14 15:05:26 | クラフト
先日「ムラサキシキブ」のあるNさん宅へ伺った時、
ニ人のお嬢さんたちが趣味で作っていらっしゃるという
ビーズのアクセサリーをいろいろ見せてもらいました。

「もし良かったら、日曜日に一緒に作りませんか?
クリスマスプレゼントにいいですよ」
と数日前に電話で誘ってくださいました。

今日まではベビーシッティングもないので、
早目のお昼を済ませて二人でお邪魔しました。
大きなテーブルには沢山のビーズや道具が準備してあります。

お嬢さんのお友達も一人来られたのですが、
何回目かのようで自分用の道具や材料を全て持参して
自分のセンスでどんどん作っておられました。
白人の人らしい豪華な作品です。

私達は初めてのことなので、初歩から説明してもらいました。
ビーズを通す紐も糸を強く撚ったものだとばかり思っていましたが、
7本の極細のワイヤーを撚ったものをプラスティックで
コーティングしたストランドでかなり強度なものでした。

もちろん絹糸を刺繍糸ほどに撚ったものも使うようですが、
初心者には金属糸のストランドの方がビーズを通しやすく
思ったよりは簡単に出来ます。私は手始めにエズメ用の
ネックレスと腕輪のセットを作りました。

カレは手をこまねいてジットして見ています。
「やらないのですか」と促すと、お嬢さんに
「男性でもネックレスやブレスレットをするのですか」
と聞きます。
「モチロンしますとも」

カレは頷くと銀色と黒のビーズを選んで作り始めました。
強めの老眼鏡をかけての作業なので、他のことを考えずに
集中できて良いなどと呟いていましたが、日本の男性だって
勾玉の飾りをつけていたんだ・・・などと考えていたのだそうです。
出来上がったネックレスを「フム、これは逸品だ!」と勿体をつけて
「ハイ、バースデー・プレゼント」ですって。

いっぽう私は子供の頃ガラスビーズを糸に通していたことなど
思い起こしていました。
4才のマヤちゃんもチョット大き目のビーズを紐に通しています。
少しですが要領も分かったので、エズメにも簡単なものを作らせて
みようと思いながら帰ってきました。
今日も薄ら寒い一日でしたが、ステキな作品が出来てほのぼのとした気分です。


写真は今日の作品と先般いただいたチョーカー(黒)と腕輪(ピンク)です。

05-11-13 (日)小雨

糖尿病 (2)

2005-11-13 17:09:24 | 雑感
晩秋の冷たい小雨がシトシトと一日中降り続いています。
山の手の方は、小雪でも混ざっているのでは?
と思えるほどの冷たさです。

素晴らしい自然に囲まれた長男夫婦のコンドミニアムは
四季折々にそれぞれの美しい風景が広がって、
何時行っても私の目を楽しませてくれます。

明るい窓辺に置かれたベランダで育てたコスモスの花が
優しく温かく迎え入れてくれます。
二人の大事な家族、おとなしい二匹の猫も
時々顔を出して親しそうに側に寄ってきます。

お嫁さんが用意してくれた品々とテイクアウトしたお寿司を
つまみながら、今問題になっている鳥インフルエンザのことや
糖尿病の話題が出ました。

「ママのブロブに、パパは1型糖尿病と書いてあったけど
本当なの? もしそうだったら若年性で大変なことなんだけど」
「エッ、71才になって初めて判った糖尿病なんだけど」

と言うわけで、帰ってよく調べたら2型の間違いだったということが
分かりました。(ブログの誤りは訂正しました)
何しろ初めてのことで未だ勉強不足が露呈しました。

カレが 近所の年長の方と立ち話をしていたら、その人は薬局で
買った試験紙を使って尿の検査を自分でしているとのことでした。

試験紙のことは昔聞いたことがあったので早速ドラッグストアへ行きました。
薬剤師の人から血液検査での数値を聞かれたので答えたら
「あなたの血糖値レベルだと尿には糖分はでていません」とのこと。
と言うことは症状としては初期ということでしょうか。

新型インフルエンザの脅威が報道されていますが、
血糖値が高いと感染症に対する抵抗力が激減するということですので、
早めに診断されて良かったと思っています。

昔は尿で診断ができたので「糖尿病」の名が付いたのでしょうか。
今は糖が尿にでる前に危険性が判るようになったということでしょうか。
そのうちに「糖尿病」の名称も「血糖症」に変わるかもしれませんね。


05-11-12 (土)雨