『YU-NO』異世界編クリア&ストーリークリア。
金田まりお氏の漫画版などで、ある程度ネタバレを知ってしまっていた私だが。
それでも超展開に、目が白黒なりっぱなしだった。
まさか見知らぬ地で、結婚して子供を育てて。
その後4年、たった3人だけで生活。
その間、たくやが世界の成り立ちなどについて、何も調べてない事に愕然。
というのは、彼らの家には書物があるから。
もし私なら、異国で長く生活してたら、その世界の表音文字(かな文字)くらいは覚えようとするだろう。
プレイヤーを驚かせようという創り手の考えが先行したのか、
どうにも不自然な展開に感じてしまった。
異世界人の設定にも疑問。
強靱に生きるために、身体が幼年からすぐに成年になるのは分かる。
が、そのわりに精神は成長しないアンバランスは、生物として如何なものか。
サンプルがユーノしか居ないから考察できないのがもどかしい。
旅の末、帝都に着いてからは結構楽しめた。
囚人、捜査官、神帝が登場し、ジャンルがファンタジーから、一気にSFへ戻った。
「過去をやり直しても歴史は変わらない。
過去をやり直したという歴史が出来るだけ」という論が、
90年代に既に出ていた事に驚愕。
最後、小部屋からの脱出方法には感動した。
確かにセーブ&ロードのシステムと、シナリオが完全に噛み合ってる。
これなら、ADVの金字塔と言われるだけある。
後は後日談エピを見るばかり。
もう少しだけ、がんばりましょう。
それでは。また次回。