『女子心のクッキー記念日 胸ボクロと初恋の唄』
(夢野詩子編)
今回からしばらくアニオリが続く。
俵万智氏の歌集『サラダ記念日』大ヒットに便乗した回。
痴漢被害から本格ミステリネタに転がる脚本は白眉。
ただ、今の世の中でこの内容を扱うのはほぼ不可能だろう。
・電車の中吊りにパッションの広告。
・詩子、フランス映画を見る。
ジュテームなら私も分かる。
・掲示板の文字。
「先に行く!! あきこ」の走り書き。
・依頼人個人の自宅番号が書かれている当時は、おおらかな時代でした。
・スケコマシのサブ、登場。
香いわく、「いい男」「ハンサム」。
獠いわく「マジシャンかな?」
・しばらくの間、登場人物たちが三十一文字縛りの会話を続ける。
・マティーニグラスに赤の酒。
CH世界のXYZ(カクテル)?
・敵の車のナンバー。「2433」
・あれこれあったが、そもそも普通に女性が間に入って、詩子の身体検査すれば終わってた話でもある。
・食べたチョコがボンボンで、酒乱誘発。
後に『神村愛子編』にも使われているネタ。
・フィクションだと、「生まれてはじめて作ったお菓子」は大成功が常。
・ラストは「サラダ記念日」(この味が……)のパロディである、と現在は注釈が必要かもしれない。
それでは。また次回。