好事家の世迷言。

調べたがり屋の生存報告。シティーハンターとADV全般の話題が主。※只今、家族の介護問題が発生中です。あしからず。

4周する歴史 。(『銀魂 完結篇』の構造)

2021-02-02 | 物語全般
映画『銀魂 完結篇』の個人的覚書。
作中の時間軸は総計4本存在しているという話。
便宜的に、攘夷戦争時代の銀時を「白夜叉」、未来の銀時を「魘魅」と表記しています。

《時間軸A》
攘夷戦争時代、白夜叉は魘魅のウィルスコアに感染。
10年後、映画館のやり取りの後、銀時はタイムマシン製作を源外に依頼→失踪。
自我を魘魅に奪われる。白阻、蔓延。
5年後、タイムマシン「時間泥棒」完成。
《時間軸B》から呼ばれた銀時は、《時間軸A》の魘魅を殺害後、攘夷戦争時代へ時間移動。

《時間軸B》
本編開始時の歴史。
映画館のやり取りの後、「時間泥棒」により、銀時は未来、即ち《時間軸A》へ去る。
この時間移動から歴史は分岐。
銀時は事実上失踪し、白阻の蔓延は回避される。

《時間軸C》
攘夷戦争時代、白夜叉は魘魅のウィルスコアに感染。
直後、《時間軸B》の銀時が白夜叉を殺害。
歴史改変により、《時間軸A》《時間軸B》は消失。
以降、銀時の存在しない、白阻の発生しない歴史が敷かれる。
顛末を見届けた「時間泥棒」は、15年間潜伏。
新八&神楽にデータを示し、改変前の歴史についての記憶を蘇らせる。
彼らは他の仲間たちと共に攘夷戦争時代へ時間移動する。

《時間軸D》
攘夷戦争時代、《時間軸C》の長谷川らが、白夜叉と魘魅の出会いを回避させる。
《時間軸B》の銀時と《時間軸C》の仲間たちとで、魘魅を撃破。
《時間軸B》の銀時は既に感染しているため、魘魅の攻撃を打ち消せる。
他の時間軸と同じ事象が起これば同じ歴史に近づくため、最終的に白夜叉も戦いに加わったと考えられる。
歴史改変により、《時間軸C》も消失。
タイムマシンユニット破壊により、消失した時間軸の登場人物たちも消される。
以降、歴史は《時間軸A》《時間軸B》とほぼ同様の形を辿る→HAPPY END