♪りなりり日記♪

莉夏ちん(6歳)と莉々ちゃん(4歳)の成長記録と家族の日記

3/11(Tue)手術当日

2008-03-24 | グレン手術
8:00 パパママ病院到着。莉々ちゃんと面会。
昨日着ていたかわいいお洋服から、白い病衣に着替えていた。


手術室は冷たい雰囲気の特殊な環境なので、患者が怖がって泣いたりすることのないよう、ウトウトした状態で入るとのことで、おしりからお薬を入れられる。
泣いちゃうかな?と思ったけど、ヘーゼンとしてた莉々ちゃん。エライ!

すると、すぐにトロ~ンとし始め・・。
「抱っこしてていいですよ。」と言われたので抱いてみると、全身の力が抜けてダラ~ンとしている。
それでもママが名前を呼ぶと、”にこ~”っと応えてくれました。

「がんばってくるね」と言っていたのかな?
そんな健気な姿を見ていたら、喉の奥がキューンと詰まってきて、涙があふれてきて・・。



朦朧としながらも、笑ってくれました



8:30 手術室入室。パパママも一緒に前室まで行き、本人確認をして見送る。
これから麻酔が始まり、10:00頃手術開始。

パパママは同じフロアにある家族待合室で待機。



15:45 執刀していただいたS先生より途中経過説明があるとのことで、看護師さんに呼ばれる。

手術は予定通り、グレン手術と総肺静脈還流異常症、また肺動脈絞扼手術を行った。

グレン手術は、上大静脈の中に人工的な壁を作り肺動脈へ繋いだ。

また、無いと診断されていた下大静脈が、細いながらも存在していたことが判明。そのため奇静脈は処置して無くしたとのこと。

予定より手術時間が掛かってしまったのは、総肺静脈還流異常症に問題があったため(胸を開けてから2時間悩んだそうだ)。
当初は心臓の上側に還っている「上心臓型」だと診断していたのが、胸を開けてみてから「複合型」ということがわかった。

複合型には、バラバラの肺静脈が途中で1本にまとまって上大静脈に還っているパターンと、1本1本おのおのバラバラのまま還っているパターンと2つあるのだそうだが、莉々ちゃんの場合は後者。上大静脈の上方に2本、中間に1本、下方に1本還っていた。
しかも後者の方が、より厄介。

というのは、1本1本の血管は細いため、途中で全部がまとまって還るパターンの血管よりも詰まりやすい、または狭くなりやすいのだそうだ。
もし詰まってしまうと肺うっ血となり、肺の機能の一部が死んでしまう。
今後は、機能する肺静脈がどれだけ残せるかというのが課題となる。

静脈圧は15以下が望ましく、今のところ14。まずまず?

次に行うフォンタン手術では、肝静脈と下大静脈は1本にして肺動脈につなぐことになりそう。

これから胸を閉じる処置を行うとのことで、退室。



17:00 CCU(Cardiac Care Unit=循環器集中治療室)にて面会。
たくさんの管が付けられていた。傷口と思われるところにはガーゼが。
莉々ちゃん、本当に本当によくがんばったね!


今日から1週間、院内の仮泊室に泊まります。


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