♪りなりり日記♪

莉夏ちん(6歳)と莉々ちゃん(4歳)の成長記録と家族の日記

2泊3日 受診の旅

2007-10-17 | 外来
莉々ちゃん、生後2か月を迎えました

体重:4186g、身長:54.0cm

ミルクをしっかりと飲んでくれるので体重もぐんぐんと増え、随分とお顔がふっくらしてかわいくなってきました。

そしてそして、



近頃笑うようになりました~ 
「うーうー」とお話もできるようになったし、うれしいな
(右目の下のキズは自分でひっかいちゃったようです

。。。。。。。。。。。。。


さて、先週は莉夏ちんを実家の母に預け、こども病院受診の為、2泊3日でS県へ行ってきました。

莉夏ちんとバイバイするとき、絶対大泣きするだろうなぁ、かわいそうだなぁと思ってこっちが泣きそうになっていたのですが、数日前からお風呂で二人になったときに言い聞かせていたからか、「2回ねんねしたらお迎えにくるからね。」と言ったら、元気よく「いってらっしゃい!」と見送ってくれましたけなげ・・。
まだ理解できないだろうと思って話してたけど、ちゃーんとわかってるんだね。(ちなみに初日はやっぱり大泣きして明け方まで眠れなかったそうです)

出発当日は平日だったので、パパの帰宅を待ち、夜から移動。
まずは実家に寄り莉夏ちんを預け、実家を出発したのが夜の11時。
途中のサービスエリアで1時間のミルク休憩を挟み、ホテルに到着したのは夜中の2時でした。
しかし、予約したホテルは絶句するほどのおんぼろホテル
「寝るだけ寝るだけ・・」と我慢したけど、これじゃぁ疲れが取れないよ・・。


翌朝
ホテルから病院までは車で20分程で到着。

担当医は循環器科で一番偉い先生でした。
最初に心電図とエコーの検査をして、今後の手術スケジュールなどの話を聞きました。

○現在の病状は以前と特に変わらず、肺動脈狭窄がちょうど良い状態なので呼吸も苦しくないし、ミルクもよく飲めていて落ち着いている状態である。

○しかし、今後は身体が大きくなり必要な酸素量が増えていくのに対して、肺動脈の太さはそれほど変わらない為に肺動脈狭窄のバランスが崩れていくと思われる。
→チアノーゼ、呼吸障害などの影響が出てくる

○その為、生後6か月くらいまでにグレン手術を実施。その前に年内に心臓カテーテル検査を行い、血管の状態等を詳しく調べる。
また、状態を見てその時同時に肺動脈を閉じる手術もする。
グレン手術:上大静脈(上半身の血液が戻ってくる静脈)を直接肺動脈につなぐ手術(フォンタン手術前の姑息術)


手術の最終目的(フォンタン手術)は「チアノーゼ(低酸素)の改善」。
正常な血液の流れは
上・下大静脈→右心房→右心室→肺動脈→→肺静脈→左心房→左心室→全身へ
となりますが、莉々ちゃんは単心房・単心室のため、今は酸素を含まない青い血液と酸素を含む赤い血液が心室内で混ざり合っている状態(∴低酸素)。
そのため、青い血液と赤い血液が混ざらないように、血管を閉じたり、血管のつながりを変えたり、場合によっては人工血管を使って新しい道を作ったりして、とにかく混ざらないようにするための手術を行います。
単心室だからといって、心臓に壁を作って4つの部屋を作り直すのではないのです。

ちなみに莉々ちゃんの場合、通常3回行う手術が2回で済むかもしれないとのお話もありました。
それにしても、何度聞いても心臓の話はむずかしい!!
忙しくてなかなか勉強する時間も取れないので、先生の話についていくのに必死です


その日の夜はまた別のホテルに1泊。
こちらはサービスもインテリアもとてもいいホテルで、ゆっくり身体を休めることができました。
12月のカテーテル入院の時もこのホテルを利用しよーっと