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ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る
グラナダ(NHK)版ホームズの鑑賞日記とホームズ役ジェレミー・ブレットに関する情報を発信していきます
 



今日は、私のジェレミー好き好きフリートークでございます。
もう少しでドモホルンリンクル始めてもいい年なのに(笑)なぜこうもジェレミーにきゃーきゃー言えるのか、お話ししたいと思います。
お暇な方はつきあってくだされば嬉しいです♪

一言でいえば、私にとってジェレミーとは、

最高のホームズ役者で
唯一無二の俳優で
初恋の人で、
私の人生の一部です。

ジェレミーなくして、今の私は存在しえない。
いつも心にはジェレミーがいる部分が入れてあって、そこは何人をも踏み越えさせません。

本当になんでこんなにも好きなのか自分でも不思議。
会ってもいない人なのに。
よく初恋は至上の恋と言うけれど、あれは、本当ですね。
私の場合、初恋がジェレミーだから、もう全てのジェレミーへの思いが純化されるのです。

ジェレミーを想う時、いつでも私は十代の自分に戻ります。
好きで好きで仕方ない、ジェレミーへの愛があふれ出て、自分を持て余していた、あのころ。
私がジェレミーを好きになって、なんと彼が世を去るまでたった3年あまりだったけれど、
その間、どんなに私が幸せでかつ、苦しんだことか。

まず幸せなお話。
ジェレミーを好きになって初めて「生きている」ということが実感できました。
初恋の時、みなさんそうでしょうけど、とにかく好きな人がいると言うこと、それだけでどんなに毎日楽しくて、幸せなことか。
若い私は、その当時、ジェレミーを好きになって初めて、人生に重みが加わって
価値のある人生になりました。
遠く離れていたけれど、同じ世界に生きているということは、どこかでつながっていると言うことです。
ジェレミーの生きていた頃は、本当に幸せでした。

同時に、苦しみもありました。
こんなにこんなにジェレミーを心の底から好きなのに、私には何にもお返しが出来ない辛さ、無力感。
同じ世界に生きているのに、地球の裏で好きだと言うしかない。
せめて同人誌でも作って彼のことを広めてみようすることぐらい。
あとは、人に少しでも親切にして、その分が回り回ってジェレミーのところに行くのを願うだけ・・。

これに加えて、ジェレミーの身体の状況が思わしくない、ホームズ役を降りる、俳優廃業など色々な情報に心が惑わされました。
でも一番苦しかったのは、やっぱりどんどん体が悪くなって行ってるとホームズでも目に見えてわかるところだった。
ホームズに出なくなってからは、もうホームズを降りた、役者をやめるなど。そんなにも体が悪いの!?どんなに気をもんだことでしょう。
こんなに好きな人が苦しんでるのに、自分は何にも出来ないなんて、私の存在価値は何!?とも悩んだ。
神様、どうかジェレミーの苦しみを全部私のところに、ジェレミーが長生きするなら私が代わりに死んでも構わない、どうかどうかジェレミーを助けてください。
必死にそう願ってみたけれど、到底現実にはならないし。
このころの精神的苦痛が、今もジェレミーの病気を語りたくないトラウマになってるんだろうな。

そして、とうとう恐れていたことが現実に・・・
ジェレミーが他界しました。

ジェレミーが亡くなったとき、私は周りの方から温かく励まされました。
その中で、「人が死んだら、その人って生前より身近にいるような気がしない?」
そう励ましてくれた友達がいました。
ジェレミーが亡くなった直前は悲しみで、毎日泣いていたけれど、だんだんその言葉の意味が分かってきた。
部屋の中を見回しても、ジェレミーを知ってその影響で買った物ばかり・・・
思想や趣味、そういったものも全てジェレミーに関係あるもの、影響をうけたものに変わりました。
そして、変わったばかりか、それが私の中にすっかり根付きました。
そうか、友人の言ったことはそういう意味だったのか。
私の心に中に入り込んだジェレミーは、いつしか私と同化ししっかりと私の心に根を張りました。
そう、ジェレミーはもうずっと前から共存していたのです。
現実のジェレミーはいなくなった分、私の心のジェレミーの存在感が増すということだったのです。

それから、今まで私の心の中にはずっとジェレミーが生き続けています。
映画を見ても、ジェレミーだったらこの役がいいかな、とか紅茶を飲んでてもジェレミーはどんな午後を紅茶とともに過ごしたのかな、とか。そんなこと考えてジェレミーと過ごす自分がいる。
とにかく起きている間は、ジェレミーのことを心のどこかで考えています。

もしジェレミーに出会っていなければ、私は全く違う人生を歩んでいたでしょうね。
大学からして英文科ではないし、西洋の思想や文学、映画にこんなに興味はなかっただろうし。そして旦那にも会えてなかったかも(笑)
ジェレミーは私の、そして私の人生の一部なのです。
そして私はこれからもずっとずっとジェレミーと共に人生を歩んでいくのです

はー、時々書きたくなるんですよね、ジェレミー好き好きトーク(笑)
ここまで、おつきあいして下さった方、いらっしゃるんでしょうか
まー、とにかくすべての間違いは、私がジェレミーを一人の男性として愛してしまったということから始まるのです(笑)

明日はまた「Bending The Willow」の訳に戻りますねー♪



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すごいです~! (はるはる)
2005-03-18 23:46:18
こんばんは。

う~ん、ほんとりえさんの彼への愛情溢れる思い、

きっとジェレミーさんにも届いてると思いますよ!

それにほんといいお友達をお持ちで、羨ましいです。

そういえば旦那さんもファンでらしたのですよね!

カレンダーお持ちだったくらいですものね。



りえさんに比べれば足下にも及ばないかもしれませんが、

私は十代の頃は単に彼の演じるホームズに惚れてたと思います。

だから全くその裏で何が起こってるか気が付かなかったことがほんと一生の不覚です。

「あれ、何でホームズむくんでるのかな?」

「最近どうして新作やらないのかな?」

全く当時は情報収集する考えも手立てもなかったので、

悔やんでも悔やみきれないです。



それにあのシリーズのおかげでイギリス大好きになったことは間違いないです。

十代からずっと好きなのは、ホームズ(ジェレミーさん)を含め3組(全部イギリスです)なのですが、

はまる度に好き度が増加しているのはホームズだけです。

しかも今回、やられました俳優ジェレミー・ブレットに(笑)!

仕事も手に付かないくらい(;^_^A。

今回はりえさんのプログを初め、

色々ジェレミーさんのことを知ることができて、

ほんと良かったです。

つい最近までは今頃気付くのが遅すぎることを悔やんでばかりでしたが、

やっぱり大好きなんだから、これからもずうーっとファンでいたいです!

またまた長くなってしまいました(>_<)ヽ。

なるべく早めに仕上げたいです、HP(爆)。
 
 
 
>はるはるさんへ (りえ)
2005-03-19 11:08:59
はるはるさん、おはようございます♪

こんな長い私の記事を読んで下さって、また長文コメントを頂いて有り難うございました♪

とっても嬉しいです。

ジェレミーにも、この気持ちが届いていると良いな



はるはるさんも十代はジェレミーホームズに惚れていたのですね。嬉しいな

ジェレミーが生きている頃は、ホームズクラブの方から色々情報を頂いたり、

海外の雑誌を頂いたりして、ジェレミーのことを知っていました。

(余談ですが、ホームズクラブの情報収集の力はすごいです)



何度かジェレミーはホームズを辞めるといっていたんですよね。ワトソン役のハードウィックも

「ジェレミーがホームズを辞めるなら、僕もワトソンを降りるよ」と言ったりして

公私とも仲の良いお二人に感激していました。



二番目の奥さんが亡くなってから神経をやられていたジェレミーを心配していましたが、

「思い出」撮影時にぜんそくを起こしても車椅子で撮影を続けたりと、

その頃からもう胸が締め付けられましたね。

ホームズを辞めることはもう日本でジェレミーを見れなくなることですが(その当時は)

それでもいいから、体をいたわって欲しいと切に願ったものです。



はるはるさんのお気持ちわかる気がします。

十代で好きになるとやっぱりいくつになっても、その人のことは好きなのかも!

はるはるさんは、仕事も手につかないくらい今回はやられてらっしゃるのね。嬉しい(笑)

これからもジェレミーを好きでいましょうねー♪

いつまでも心の中にジェレミーという存在を置いておいて頂きたいです。



長文大歓迎なので(笑)またコメントお待ちしています。よろしくですー♪
 
 
 
ジェレミーの病気 (アマデウソ)
2005-03-20 07:57:11
ジェレミーの伝記「BENDING THE WILLOW」14章にて「思い出」の撮影時に倒れた原因は、

表向きは” a chill”(悪漢を伴う風邪)となっていますが、



”In truth it was the drug lithium, which he was being prescribed, that was causing problems, and water was building up in his lungs.”



真実は躁鬱病の薬リチウムの副作用により、肺に水がたまったためと書いてあります。







 
 
 
Unknown (りえ)
2005-03-20 09:21:25
>アマデウソさん



こんにちは、ちょっとお久しぶりですね。

そうか、訂正有り難うございます。

当時のリアルタイムの記事ではそうなってたんですが、

「Bending The Willow」には、真相が載っていたんですね。

その章までは詳しく見ていなかったので、ご指摘有り難うございます。



でもどっちにしても、ジェレミー可哀想だよ



これからも何か書いてたら、コメント頂けると有り難いです。よろしくですー。
 
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