今日も「Bending the willow」の概略の続きです。
41ページ上から42ページ真ん中ぐらいまでです。
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「美しき自転車乗り」は、シリーズでは四番目のエピソードだが、僕達が最初に撮った作品だった。
「シリーズがスタートした時、僕はジョン・デービスに最初の監督を頼んでいた。彼も引き受けてくれたのだが、撮影が始まる数週間前、ピーター・オトゥール出演の「Kim」の映画バージョンの監督を打診された。ピーターと仕事したかったこともあり、撮影地のインドもジョンを魅了し、彼は行ってしまったんだ。僕は取り残されたよ」
リハーサル寸前というところで、監督がいなくなった。ジェレミー、バーク、マイケル・コックスとジョン・デービス監督は、既に何時間もかけてエピソードについて、どのようにアプローチするか、主要な登場人物の性格について協議し練り上げていた。
「ちょっとしたパニックにはなったが、ポール・アネット監督は日にちを節約して前進してくれた。手綱を持ってくれたばかりか、ホームズや俳優についての十分な知識も持ち合わせていた。彼はジェレミーやバークがどう演技したらいいのか、どんな衣装を着ているか、またホームズとワトソンの関係など難題を全て片づけてくれた。そして、彼は沢山の落とし穴からジェレミーを救ってくれた。もし彼が監督をしていなかったら、ジェレミーは何かグロテスクに役を演じてしまうかもしれなかった。僕はポールが、ジェレミーにこう言っていたのを覚えているよ。
「ジェレミー、この役に君自身は何にも投影させないのかい?君自身を出してをホームズに演じられるよ。ホームズを演じる上で君の魅力、人を引きつける力をだす余地はあるよ」
「ジェレミーは最初、この役を理解していなかったと、正直思っている。気さくな助っ人にもなるものすごい知性の持ち主、このことをジェレミーは分かっていなかった。彼は20世紀の救世主の1人を演じると理解し始めたとき、ようやく彼はこの役を演じられるようになった。」
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しかし、ドラマを作るには色々な苦難がありますねー
撮る寸前で監督がいなくなっちゃうなんて。
こういうエピソードを知ると、またポール・アネット監督作品に対する見る目が変わってきますね。
よくホームズ物語を軌道に乗せてくれました
ジェレミーは最初、ホームズをどう演じようか迷っていたらしいです。
カメラ・テストの時もまだよくつかめてなかったし。
でもアネット監督の助言で、ジェレミーは自分自身をホームズに投影するようになったのでした。
ジェレミーとホームズの融合!劇的な瞬間ですね
昨日は風邪気味で更新をお休みしました。
ちょっと今日も頭があまり働いていませんが、とりあえずアップしてみました。
なんか変なこと書いてたら教えて下さいねー。
りえ(rie_002@goo.jp)
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訳は楽しいですが、時々英語にくじけることもあり(笑)
「いつも読んでます」と言って頂けるととても嬉しいです♪
私もYuseumさんのグラナダ・ホームズコーナー、とても楽しみにしています
色んな方の色んな感想を聞くのが、とても楽しいです。
ドラマの裏情報が分かるとより楽しめますよね