ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)とグラナダ・ホームズを語る
グラナダ(NHK)版ホームズの鑑賞日記とホームズ役ジェレミー・ブレットに関する情報を発信していきます
 



最近、観賞日記しか書いていない気が・・・。
ハイビジョンでのグラナダはあまりにも綺麗だし、絶賛放映中ですし、もう改めて魅せられますねー♪
今日は、馬とジェレミーの「銀星号」です。




舞台は、ダートムア。「バスカビル家の犬」と一緒ですね。
荒涼とした湿地が広がります。

イギリスに行って思ったんですが、日本の自然と比べて、なだらかで穏やかなイギリスの自然。
その最大の差は、山の多さだと思います。
日本は山だらけで、多くの緑、滝、荒々しい川があります。
その上、台風があり、土砂災害があり、地震があり、噴火があり、津波があり・・・。
そんな自然災害が多い日本と比べて、なんてイギリスは優しい気候なんだろうと思いました。
台風はないし(だいたいそんなに強風は吹きません)、水が少ないのでめったに川が氾濫することもありません。そして地震もない。

平和で落ち着いていて良いですが、日本人からすると単調だと感じる人もいるかもしれません。
実際、旦那は「イギリスの自然もいいけど、日本の荒々しい自然が懐かしい」と言っていました。

ジェレミーに近づきたいな、と思ったとき、気候も言葉も文化も全く違うところに住んでいた訳ですから、
多方面からアプローチして、ギャップを埋めていきたいですよね。






こういう自然が、以前よりクリアになりましたね。
本当に人家がなくて、日本では珍しい湿地帯が続きます。






最初に見たとき(ってすごく昔の事ですが・・)、「ホームズが短髪!?」と驚きました。
実際は病気のせいでストレスフルになり、自分で髪を切ってしまったという、切ない舞台裏なのですが、
映像に残っているわけで、視聴者は素直にこれを楽しんだら良いと思います。

今では、この短髪姿もすっかり慣れて、ちょっとワイルドで男性的な姿にきゅんとしています♪
いつもは、一糸乱れぬキリリとした表情や知性がセクシーなんですが、
短髪姿も、いつもより男性っぽくて良いですよね-。







何度も書いていると思いますが、本当にジェレミーの横顔は様になりますね-。
こんなに横顔が美しい、というか整っている人も珍しいです♪






レースのシーン、ビクトリア朝の地方競馬の様子をよく表していてシーン、良いですよね。
「マイ・フェア・レディ」のロイヤル・アスコットのような華美で大規模でない、こじんまりとしたレース。
「ほう、こんな感じだったのね」と興味深いです。






太陽を背にして、高度の低い柔らかい光が背中からもれます。
こういう時の光の表現が、ハイビジョンになって綺麗になったと思います。






こんなスポンジを持ったホームズ、「唇の曲がった男」でも見ましたね。
ジェレミー、馬との撮影ということで今回は嬉しかったでしょうね。趣味が乗馬ですもの♪

そして依頼者の探していた物をドラマチックに出現させるジェレミー・ホームズ。
いたずらっ子の表情が素敵です。






競馬とその後のディナーのシーンは、すでに事件も解決し、馬も戻っているので、3人の表情が明るくて、見ているこちらも微笑ましいです。







自分で取り戻した馬が優勝し、それで一儲けしたホームズ。
上機嫌で、かわいいです♪








馬を見つめるシーンは、どこか優しく、柔らかい視線で、見守るような温かさがあります♪







晩餐会で事件の真相を語るホームズ。
馬は取り戻し、犯人も分かり、事件は円満解決。
今回は、ジェレミー・ホームズも明るい表情が多いので、見ているこちらも楽しくなりますね。

ちなみに、ロンドンにいたときにアスコット競馬場にいったので、その時のレポートも併せて読んで頂けると楽しいかもしれません。こちらです。
「銀星号」の競馬のシーンで、ジェレミーがお金をかけていますが、あれの現代バージョンも写っています。
黒板に倍率を書く方式から液晶ディスプレイになってます(笑)

久しぶりに見ましたが、「銀星号」良いですね-。
事件としても面白いですし、予算のかかる競馬のシーンも見応えがあります。
ジェレミーも明るい表情が多く、見ていて楽しいです。
やはりジェレミーに会うと、心が満たされますね♪♪

もう今年もあと一ヶ月で、1年あっという間ですね。
旦那とも「今日はもうこれ以上仕事できない、寝よう」と深夜1時、2時に電話する日が続いてます
更新あきましたよね-、すいません

「マイ・フェア・レディ」の50周年DVD、日本での発売が延期されたみたいですね。
この前まで、日本のアマゾンでも予約受付してたんですが、そのページが今はないみたいで・・。
もしかして日本発売ないんでしょうか、それとも遅れているだけなのかな。
できれば日本語版が欲しかったんですが、もう海外版買おうかなぁとも考えるこの頃です。
4Kフレディを楽しみにしてるんですが。

ではでは、またー♪




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コメント
 
 
 
銀星号事件とホームズ (さくら)
2014-11-28 06:29:10
銀星号は好きな事件のひとつです。
ジェレミーホームズも正装しています。
あっ「マイフェアレディ」のグレーの正装もすてきですが、年齢を重ねて渋さの出たジェレミーホームズもすてきです。

サラブレッドって、シャープでかっこいいと思いました。
馬の中の馬・・足首がとても細くてお尻がとんがっいます。
ちょっと気位も高く凛としたところがあるのでしょうね。
アスコット競馬場の記事読ませていただました。マイフェアレディのシーンを思い出しました。

原作では、試合の後で「これが銀星号」てあっと言わせるんですが、それは実際には無理でグラナダ版では改編していますね。

最初見たとき、悪魔の足から短髪になっていて
びっくりしました。
ジェレミーのすごくしんどかったのでしょう。

ここでは、そんなに気になりませんでした。

余談ですが、ホームズは原作では引退して養蜂をしていますが、私はこれがどうしても受け入れられませんでした。
日本では養蜂は季節ごとに花を求めて転々して
生活します。
「なんで世界的な名声手に入れて養蜂なの」って思っていましたが、イギリスのような美しい自然いっぱいの中でいつも花に囲まれていれば
すてきだと思いました。
 
 
 
>さくらさんへ (りえ)
2015-01-09 00:40:35
「銀星号」素敵なエピソードですよね。
「マイ・フェア・レディ」もそうですが、イギリスの競馬文化が垣間見える作品です。
私もイギリスで馬の美しさに開眼しました。
光り輝く毛並みが、イギリスの美しい自然とぴったりです。
ロンドン市内にも馬は、沢山いますし、そういうイギリスならではの文化が見れるのは、嬉しいですよね。

文化と言えば、私も最初、「養蜂」には???でした(笑)
日本人からすると「なぜに養蜂?」ですよねー。
私も日本にいるときは、全然しっくりこなかったんですが、イギリスに行ってイギリス人の自然への愛、地方への愛情を知ると納得です。
ジェレミー生家にお住みのお金持ちのご夫妻も、朝から晩までお屋敷のお庭や敷地の手入れを楽しんでらっしゃいました。
こういう文化の違いが、本当に興味深いです♪


 
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