昨日の第2試合、長男の短い夏は終わりを告げる。
最終回、2アウトから監督の温情で代打で登場の我が長男。
第1試合のミラクルを信じる保護者応援団。
「ここで登場かよ~・・・」と思わず呟く。
最後の夏にふさわしい場面。
長男より見ている親のほうが緊張する。
「見逃し三振だけはするなよ~」と声をからして応援する。
「思い切って行け~!振り遅れるな~!」と声援が飛ぶ。
3年生ベンチメンバーで出ていないのはあと1人。
その子の為にも何としても塁に出ないといけない。
本人はその事は頭の中にはないだろう。
「緊張するなよ~」と祈るように見つめる。
女性保護者は涙声で長男の名前を呼び続ける。
ツースリーから2球ファールで粘る。
「当たる!当たる!」と声援が飛ぶ。
8球目、長男のバットが微動だにしない。
際どいコースに「動けなかったか・・・」と呟く
審判の「ボール」のコールに「ナイスセン」の大歓声。
バットを置き、1塁まで全力で走り出す。
最後のベンチメンバーが代走で長男と交代。
中学3年の最後の夏が終わった。