天気予報にヤキモキし、新潟、福島両県の豪雨災害報道に、不安要素は増大するばかり。
昨日、妻と娘が長岡市のオープンスクールに出掛けた。私の出勤前に出掛けたので、後は幸運を祈るばかりなのです。そんな時に限り、仕事が長引き予定時間を過ぎても帰れない。ケータイには着いたとか順調ですとかメールが入っている。約束していた友人の夢屋さんの草刈もタイムオーバーになる。ケータイの電池がなくなりそうなので、仕事が終わったら夢屋の所に直行した。
「わりぃ~わりぃ。仕事が伸びてこんな時間になっちゃった・・・・。とりあえず、現状確認にきた」
「ちょうど今、メールを送ったんだ」
ユンボの姿が見えないと思ったら、小屋の影にでかいのが置いてある。
「本式のでかいヤツ? あれは運転した事がない。この間の小さいヤツだったら何とかなるけどなぁ~・・・・」
「その件は大丈夫だ。帰ってから自転車で来るのか?」
「そのつもりだ」
「雨ふるらしいぞ~」
「大丈夫だべぇ~」
「買出しもあるし、4時集合と言う事で・・・」
「了解」
と自宅に戻って急いでケータイの充電をする。電話が鳴り、買出しの帰りに迎えに行くと夢屋さんからだった。
問題は次の電話・・・・。妻から電話。長岡から新潟に向かう新幹線に乗り遅れて、次の新幹線に乗るとの事。ここで事態は風雲急を告げる事になる。
ローカル線の旅はタイムオーバーすると、とんでもない事になる。タイムオーバーの表現が適切かどうかは別として・・・・。予定の電車に乗り遅れると、その後の予定は未定になるのです。ましてや豪雨で避難指示や勧告が出ているので、電車がまともに動くとは限らない。
すかさず時刻表片手に帰って来れる電車を探す事にするが、去年の11月の時刻表というのミソなのです。
「飲み会で飲めない辛さは耐え難い。家族の無事も心配だ。だから、あれほど乗り遅れるなよって言ったのに!!」
次男に道路の見張りをしてもらう。夢屋さんの車がきたら教えてもらう為だ。ああでもない、こうでもないと充電中の電話で妻と話す。そのうち夢屋さんが迎えに来た。時刻表とケータイを持って車に乗り込む。
第2サティアンの通水祝賀会は予定通りに始まった。集まったオヤジは4人。さぁ~飲むぞと缶ビールを渡されたが、やることがあるからそれから頂くと、事の顛末を話す。
ケータイの充電量を気にしながらの電話。妻も焦っている。飲めない私も焦っている。新潟駅に着いて駅員さんに教えてもらったから何とかなりそうだと聞いたら一安心。でも、油断は出来ない・・・・。
「大丈夫だから、飲んじゃえよ!」
「う~~~ん。そうするか・・・」と缶ビールを一口飲む。すかさず妻に飲んだから後は上手く頼むとメールを送る。口の中でとろける霜降りカルビを食べたら、一瞬にして心配事は消え去った。夢から現実に引き戻されたのが妻からのメール。
「乗車予定の電車が遅れている。まだ新潟駅・・・・・」
そこからビールを飲む量が減少する。もう飲んだから何も出来ないけれど、最悪の時は・・・。その時友人達は、商品企画会議の真っ最中。肝心の話に加われず、置いてけぼりを食らう。神経はケータイの振動音に集中している。気になるのはケータイの電池切れ・・・・・。手に汗握る状況が続く。
「何とか乗れたよ~」とのメールが来た時は、あちこちで花火も打ちあがり「たまや~かぎや~」と盛り上がるオジサンズ。
なんとかタイムオーバーは免れました。
今朝も5時30分起床、私にとって土曜日は長い一日となりました・・・・・。