利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

お通夜に参列していつも思うこと

2008-04-15 | 高齢社会
お通夜に参列していつも思うことがある

特別養護老人ホームには入居期間に制限がない
病気になって長期入院とならない限りはいつまでも住み続けられる
もちろん元気になって介護認定上「自立」や「要支援」にならなければの話である
すなわちここで「死」を迎えることとなる

今週に入ってご入居者お二人のお通夜に参列させていただいた
老人ホームで働くスタッフと一緒である

人生の旅たちを見送ることは
ご入居者150分の1の命と向き合うことではない
おひとりお一人の命、ご家族には人生に一生に一度の出来事である

老人ホームにおける仕事の最期の仕上げ
おひとりお一人の人生の最終期の援助だからこそ
「ここで暮してよかった」
「ここまで生き続けて満足できた」、
と思ってくださったら老人ホームで働くことは至極の喜びに変わる



「あなたの命を敬い、最期の生活を援助させていただきました

これからあなたの命をつないでいきます

安らかに旅たちください」


手を合わせ、感謝の気持ちと誓いの言葉で焼香

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