利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

匂い袋

2008-04-20 | 住環境


「薫り工房 ゆゑ由」主催の「手作りお香体験講座」に参加してきた

匂い袋の歴史は古く、約1300年前に日本に伝えられた。
奈良時代から平安時代にかけて、匂い袋は「衣被香(えびこう)」、「香袋(こうぶくろ)」と呼ばれた
主に公家や貴族たちは芳香・防虫・お守りとして利用し、その「移り香」として楽しんだという

白檀(びゃくだん)
龍脳(りゅうのう)
丁子(ちょうじ)
桂皮(けいひ)
山奈(さんな)
甘松(かんしょう)
藿香(かっこう)
安息香(あんそくこう)
乳香(にゅうこう)
零陵香(れいりょうこう)
排草香(はいそうこう)
木香(もくこう)
大茴香(だいういきょう)

などの天然香原料を調合しながら
会議の後の精神を癒す匂いを探る

調合しながら思うのだが、原材料の一つひとつに匂いの記憶が蘇ってくる
匂いの記憶は
人間がこの地球に生き延びるために身につけた最古の記憶だという

記憶障害である認知症高齢者の匂いの記憶と向き合うことができたら
新たな発見があると思う

その前に自分の匂いの記憶を遡りながら
移り香を楽しむ、たしなみ

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