利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

映画「Sicko(シッコ)」からアメリカを知る

2007-09-06 | 住環境
マイケル・ムーア監督の映画「Sicko(シッコ)」を鑑賞
アメリカは一度は住んでみたい憧れの国だったが、最も住みたくない嫌悪を感じる国の印象が強くなった。

医療保険制度がうまく機能していない

イチローや松坂大輔が数十億を稼ぎ出す「豊かな国」アメリカは
病院へ行く時に保険会社の承認が必要な国
治療を受けてから、保険会社から治療の必要性を否定される国
個人負担額も半端ではない、多くの事例は数百万円
アメリカンドリームなんて虚構の世界
いやいやごく一部の人だけが豊かになれる国だからそう呼ばれるのかも知れないと思う

治療費が払えないからといって、病院が病人を路上に捨てる国

マザー・テレサがカルカッタで路上に倒れている人を救う活動をしたことと、全く逆のことが行われている国

豊かな国なのに不安な国
病気になった時に治療を受けることが保障されていない
政治的に本当の愛のない貧しい国・アメリカ

9.11テロ事件で救出作業にあたり、その時の喘息などの後遺症に悩む救急士やボランティア女性にも医療の保障はないというのだ
ブッシュ大統領の人権感覚、信仰は政治の下で嘘っぱちということになる

アメリカへの旅行中にケガをしたり、病気になったら大変なことになる
多くの日本人は知らない

映画の中で紹介されていたが、イギリスのドクターは病気を治す、予防する実績が給料に反映されるという
逆にアメリカでは、保険対象ではないという理由で治療を否定することで給料が上がるドクターが多数存在しているという
保険会社の利益確保への貢献度が評価対象だ

マザー・テレサの葬儀に参列したヒラリーは、1997年9月5日に何を学びとったのか?

社会保障が、豊かさの指標
軍事力ではない
福祉力は軍事力の対極にある



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