利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

牡蠣ラーメン

2008-02-02 | 自然
宮城県気仙沼の牡蠣養殖をされている漁民たちの
「森は海の恋人」という言葉

それは山村に住む歌人熊谷龍子さんの
「森は海を、海は森を恋ながら、悠久よりの愛を紡ぎゆく」
という一首から生まれたという

海中生物の減少に気がついた漁民が
その原因が荒れた山にあることに気付いた
そして海を守るために
山に漁民自ら植林を始めるという活動が生まれた

海と山を結ぶ一本の川
それは命のラインであった

生命を育む広葉樹などの腐葉土層を通ってきた水は
食物連鎖の底辺を支える食物プランクトンを大量に育ててくれる
その水が水田に注がれ稲穂を育て
また海に流れつき
多くの生物の栄養素になる

命の連鎖
自然の補完作用

かつて学んだこと
目指したこと
今も大切にしていること

そんな思いを馳せながら
牡蠣ラーメンをいただいた
松島海岸駅前の食堂



海の味
森が懐かし
我がこころ
なぜ今ここに
ノスタルジーかな




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