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利休の茶室日記

侘び寂びを求めて、何を思う

馬のいる風景

2006-01-07 | 住環境

かつて馬の産地だった十和田市の官庁街通りには、馬の銅像がいくつか置かれている。
余裕があれば立ち止まって、馬と戯れてみると楽しい。
豊かな街の一風景である。



官庁街通り

2006-01-07 | 住環境
十和田の市街地に道百選に選ばれた官庁街通りがある。
市役所、消防署、合同庁舎、裁判所など、さまざまな官庁がならぶ道には、両側に遊歩道が整備され、大きな街路樹が整然と立ち並んでいる。
十和田市は新渡戸傳によって整備されたまちである。
道路は、この官庁街通りを中心に碁盤の目のように配置されている。市街地には曲がりくねった道はほとんどない。
今は雪に覆われているが、春、夏、秋と季節ごとの表情を見せてくれる素敵な場所である。

太素塚

2006-01-04 | 住環境
青森県十和田市はかつて「三本木」といわれていた。
文字通り木が三本しか育たない、水の流れのない台地であった。

その地に新渡戸傳という方が、奥入瀬川から三本木原台地に用水路を引いた。「稲生川」と称し、八甲田山に蓄えられた水資源を奥入瀬川を経由して供給してくれている。そして現在の恵みの地・十和田市が存在している。

新渡戸傳は太平洋の橋になると言われた新渡戸稲造の祖父にあたる。
十和田市の太素塚には、新渡戸傳の銅像がまつられ、市民がその歴史を大切に保存し、継承している。

私のふるさとの歴史をもう一度、心に刻んでおこうと思う。
年のせいだろうか。
自分確認の旅。


停電

2005-12-23 | 住環境
寒波・大雪が停電をもたらした。そこで暮らす方々にとっては大変な師走だとお見舞い申し上げたい。
私たちの都市生活は、自然に対してあまりにももろい。
家に入り、スイッチをつけると電気で明かりが灯る。蛇口をひねると水がでる。
いつでもコンビニエンスストアが利用できる。
当たり前すぎて、日常はほとんど疑問に感じることがなくなってきた生活環境がある。
そこには都市生活のインフラ整備の努力の積み重ねがあり、それを基盤にした人間の営みが成り立っている。
そこへ自然の猛威によって私たちの生活の基盤が崩れたとき、生きていくことは難しい。
せめて普段から、自然に生かされていることに感謝しつつ、都市生活の利便性を受け止めたい。

昔のひとは、自然の中でどう感じて生きていたのだろう。
研ぎ澄まされた感性
紫式部、松尾芭蕉、夏目漱石、宮沢賢治・・・

車掌さん

2005-11-03 | 住環境
通勤電車の、とても真面目な車掌さんの車内放送。
「他の方のご迷惑になりますので、車内でのケータイでの通話はご遠慮下さい。電源のスイッチをおきりになるか、マナーモードに切り変えて…」と三回。
ありがたい心づかいだけど、さっきからその放送自体が耳について、読書の妨げなんだけど。


朝は温泉から

2005-10-30 | 住環境
みちのくの秋の朝
今日も温泉からはじまる
昨日とは違う温泉
選べるだけの数がある
この上ない贅沢感
疲れた肌も温泉の効用をいただいてつるつる
仕事でなければなおいいのだが


駅前再開発

2005-10-27 | 住環境
私の住む街の駅前再開発がはじまった
古い商店と住宅が立ち並び、路地裏は狭い迷路が続いていた街
郊外型の駅前
むかしは商店だったのだろうけれど、今は有料の自転車置き場として店先を貸してした
その奥の帳簿場に座っていた老夫婦
どこに行ってしまったのだろうか
行き先を告げる張り紙のない店先
寂しさが見え隠れしている
またここに戻ってくるのだろうか

街の再開発
そこで暮らしてきた人々の
生活が再編できなければ
ただの乱開発

街の原風景
すぐ忘れてしまいそうだから、
意識して記憶に刻んでおこうと思う



街の小さな変化

2005-10-26 | 住環境
私たちの住んでいる街、働いている街
そこに意識を向けてみると
日々の小さな変化が起きていることに気がつくことがあります。
この地で昔から続いてきた変化なのか
日本の高齢社会をしめす変化なのか
様々です

変化は居住者の変化です
また街の変化に伴い居住者の生活が変化してきます。

そこで暮らす高齢者へ
この変化がもたらす生活

手作りのお弁当屋さんができて
生き続けることができたと、安心した人がいるはず

大型店が、ひろい駐車場を用意して開店しても
高齢者はそこへ行くことはむずかしく
地元の商店街で、立ち話を楽しみます

確かな商店街の役割が存在している
そう思います


お変わりありませんか?

2005-08-30 | 住環境
「草刈十字軍」の主宰者・足立原貫先生からお聞きした話です。
昔むかし、地域社会を維持していくためには、ムラ社会の規律を維持し、その構成員である住民が、「変わらない」という暗黙の約束事が必要だったいうことです。
「私は、ムラの構成員として、考え方も何も変わっていませんよ、だから仲間ですよ」
だからそれを確認するために生まれた「お変わりありませんか?」という挨拶。情報が速やかに、かつ均一に伝達しにくかった時代のことです。

現代は情報化時代、毎日飛び込んでくる情報によって、自分の価値観が変ってしまうことも少なくありません。「変わるも、変える」というキャッチコピーがあるほど、変化することを期待される日常です。
しかしそんな時代だからこそ、「変えなくてはならないもの、変えてはいけないもの」を見極めながら生きていきたいものです。
「明日の地球のために、変えてはいけない、自然との約束事」