回転すし店「スシロー」が好調で24年9月期の連結業績を上方修正した
FOOD&LIFE COMPANIESは10日、2024年9月期の連結純利益が前期比65%増の130億円になる見通しだと発表した。従来予想から65億円上方修正し、一転増益になる。
回転ずしの「スシロー」で3月までの既存店売上高が前年比2割増になるなど、新型コロナウイルス禍からの客足回復が想定以上に進む。
同日の決算説明会で水留浩一社長は「(23年秋から実施した)創業40周年キャンペーンなどが奏功した。特に(期間限定で復活した)100円皿は客数の回復に大きく寄与した」と説明した。
売上高にあたる売上収益は19%増の3600億円の見通しで従来予想を100億円上回る。営業利益は2倍の220億円で、従来予想から105億円引き上げた。
決算にあわせて75億円を上限とする自社株取得枠の設定も発表した。株主優待の内容も見直し、12月に送付予定の優待割引券を紙から電子化する。贈呈枚数を増やし保有期間が3年以上の株主には枚数を追加する。
同日発表した23年10月〜24年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比23%増の1759億円、純利益は前年同期比2倍の72億円だった。