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『古事記』 捨てられ流された水蛭子(ひるこ)のその後

2023-04-08 22:36:13 | 日本神話・神道・古事記・日本史

えびす宮総本社 西宮神社 (兵庫県)

 

イザナギとイザナミの初生児でありながら、生まれたと同時に、その体が不完全だったために、捨てられ、葦舟に乗せられ流された不遇の水蛭子(ひるこ)。  その後、水蛭子はどうなったのでしょうか?

水蛭子の現在の姿は、皆さんよくご存じの福の神・恵比寿様です。 水蛭子は流された後、摂津の国の西宮にたどり着きました。 古来、このように漂流して流れ着いてきたものを、福をもたらす「客人神(まれびとかみ)」として祀る習慣がありました。 恵比寿も、海からやってくる服をもたらすものとして古くから漁村などで尊ばれていました、

そのような恵比寿と同じように、海から流れ着いた水蛭子(ひるこ)は、恵比寿と同一神であるとされ、その地で神として祀られるようになったといいます。 

ちなみに、水蛭子と同様に流された淡島ですが、こちらも現在は淡島神として祀られています。 ただし、この淡島神の本体は造化三神の一柱である神産巣日神(かみむすひのかみ)の子である 少彦名神(すくなびこなのかみ)だという説がが有力です。

 

 

『古事記』シリーズ

・『古事記』 いつ誰が何のためにつくった?
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/63163770c88394c3e87247bb83ca8bd8
・『古事記』のもとになった『帝紀』と『旧辞』
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0fca6d8a858f8a0b5fabb027c2064925
・『古事記』と『日本書紀』の違い
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/dca029e32e58761a110d75481ab848c4
・『古事記』 天地創造
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/820f1a76b6481b4c31bf7ea0e0eadc29

・『古事記』 日本の国生み
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/21dfc3018e715775fcdf96e570c9d804

・『古事記』 どのように日本は創られたのか? イザナギ・イザナミ神話
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