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Apple Watch10、睡眠時無呼吸を検知 画面は大きく軽く

2024-09-10 19:14:52 | エレクトロニクス・自動車・通信・半導体・電子部品・素材産業


アップルは日米欧などで、腕時計型端末「Watch」に睡眠時無呼吸症候群を検知する機能を搭載する
(配信動画より)

 

【シリコンバレー=山田遼太郎】

アップルは9日、腕時計型端末「Apple Watch(アップルウオッチ)」の新型「シリーズ10」を発表した。加速度センサーを使い、寝ている間に呼吸が中断する「睡眠時無呼吸症候群」の症状を検知する機能を追加する。

睡眠時に端末を着用すると、呼吸に乱れがないかを調べて30日ごとにデータを分析する。

睡眠時無呼吸症候群とみられる場合は利用者に警告する。米食品医薬品局(FDA)から近く認可を受ける見通しで、日米欧などで機能を提供する。

 

睡眠時無呼吸症候群は高血圧などの健康リスクと関連が指摘される一方、医師の診断を受けておらず無自覚の人も多いという。ウオッチの機能を通じて早期発見を促す。

アップルは2015年に初代のウオッチを発売した。シリーズ10は10世代目にあたり、20日に発売する。価格は5万9800円(米国では399ドル)からと従来品から据え置いた。

 

前モデル「シリーズ9」と比べて端末を軽くし、約10%薄くした。サイズはわずかに大きくした。

文字盤にあたる本体の縦の長さは42ミリメートルと46ミリの2種類で、従来より1ミリ長い。これにより画面のうち、文字などを表示できる領域を9%広げた。

 

充電にかかる時間を短縮し、30分で約8割まで充電できる。電池の持ちは18時間で変わらない。素材はアルミニウム製のほか、ステンレスに代わりチタン製を用意した。

アップルはすでにスマートフォン「iPhone」でもステンレスからチタンに切り替えている。

 

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ワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」の新機種では難聴患者の補助機能を加える

ワイヤレスイヤホンでは、上位機種「AirPods Pro2」に難聴患者の聴覚を補助し、難聴になるのを予防する機能を新たに搭載する。

軽度から中程度の症状を持つ人向けに、周囲の音が聞き取りやすくなるよう個人差に合わせて調整する。

 

アップルは「新機能はAirPods Proを臨床レベルの補聴器に変える」とする。

数分で聴力を調べたり、周囲の騒音を低減したりする機能も加える。近くFDAなどの認可を受け、2024年秋に日米欧などで機能を始める。AirPods Pro2の価格は3万9800円。

 

廉価版のAirPodsの新型では、周囲の騒音を打ち消す「アクティブノイズキャンセリング」機能を搭載する機種を追加した。

同モデルはウオッチの充電器にも対応する。AirPods 4の価格は2万1800円。アクティブノイズキャンセリング対応の機種は2万9800円。いずれも20日に発売する。

 

 

 
 
 
Appleイベント

iPhoneやApple Watchなどの新製品が発表されるAppleイベントやデベロッパー向けWWDCを速報レビュー。イベントでのCEO発言や内容から浮かぶAppleの動向などを分析・解説した記事を掲載します。

 

日経記事2024.09.10より引用

 

 


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