By DaisyFig - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=59622349
秋学期(新学年度)も始まり、キャンパスは活気付いていて、週日は、ペップラリー(Pep Rally=激励会、壮行会と言ったような意味で元気付けたり、応援したり、気勢を上げること)も、盛んだ。各fraternity(男子学生の社交組織。寮やハウスで共同生活をすることもある。)や sorority (女子学生版の社交組織)などのGreek Club(学部による社交組織)が、キャンパスに仮設した小さな屋台から行き交う学生に呼び込みをしている。
またこの時期はHomecoming(帰郷。卒業生が大学や高校の母校を訪れることでこう呼ぶ。)行事が盛んで、先週末は我大学でもあり、土曜日はフットボールゲームであった。先立った金曜日の朝には、学生センターで職員や教授連のための、アスレチック部によるペップラリー的なRed Friday(とうちの大学は学校色が赤なのでそう呼ぶ)が行われ、そして我大学フットボールチームはこのホームカミングゲームで、めでたく優勝を飾った。
日本の大学は、おそらくスポーツ競技で愛校精神を発揮するが、アメリカ人はかなり本気でスポーツ以外の各面で母校を愛する者が多い。各分野で活躍して成功を収める卒業生は、盛んに母校に寄付したり、奨学金を設立したり、多額な寄付でひとつ校舎を建てることなど、決して珍しいことではない。本当にアメリカ人は寛容である。そんな成功者も、普通の卒業生もやって来るHomecomingには通常Homecoming Queen/Kingが在学生から選ばれるが、ここではしない。夫と私の母校では毎年選出していて、1960年代には、日本人女子学生が選ばれたこともあった。
ブラスバンドもペップソングを生演奏、軽い朝食が供されたRed Friday 学校色の赤を着て。
学生諸君に活が入れられるのと同様、キャンパスに働く私達にもペップラリーがあり、様々なチャレンジ(強制ではない)が与えられる。その一つは、健康とウェルネス。ウェルネスとは、病気がないだけではなく、生活の質も向上させる、ということである。
WHO(世界保健機構)が健康の定義により踏み込んで、広範囲な点から見る健康感を意味するWellnessを提示した。米医学者のHarlbert Dunn博士によって作られ、1961年に提唱された用語だ。上記の色のサークルのように、8分野に渡っての健康維持の提案である。
この健康とウェルネスのチャレンジ(我校では、Transformation Challenge=変わることへの挑戦、と呼ぶ)は、各オフィスの数人ずつがチームになって、様々なチャレンジされた活動をして競う。私たちのキャンパスでは、今学期は、ポイント制で進める。下にポイントの得点対象条件をリストするが、さてどれほどの点が私は取れるだろうか? 毎日一万歩や水をたくさん飲むことは今までしてきたが、そのほかは、難しいチャレンジもあって、私は真っ先に落ちこぼれそう。。。ウェルネスどころかストレスに見える。。。あなたは受けますか、このチャレンジ。
私の働く大学での場合:Discover a Healthy U と言う呼びかけで。
1点:
- キャンパス内にあるトレイルを歩く(約4.5マイル)
- 毎日80オンス(10カップ)の水を飲む(ただし医学的見地から医師は64オンスをすすめているし、水を過多に飲むのは、逆効果を生むから、要注意)
- 毎日一万歩歩く、あるいは20分間の精力的な運動を週3日か、30分間の節度のある運動を週5日する
- 毎日3人前のフルーツと野菜を摂食
- 1分間の瞑想や内面を振り返る練習
- 15分間の瞑想・心を穏やかにする練習
- SNSにTransformation Challengeに挑戦しているのを報せるポストをするーひとポストに付き1点が加算される
- チーム仲間を励ます
2点:
- 友人をキャンパスが催す”優れた組織達成”フィットネスクラスへ招待する
- キャンパストレイルを2人以上で歩く
- ”変わるための挑戦”ニュースレターにあるチャレンジを果す
- 動きたくない時運動をすることを選ぶ
- 個人的ゴールを達成する
- 全チーム員が課程を提出する
- ”健康なライフスタイルの勝利”ペップラリーに参加する
- ”優れた組織達成”クラス(Chisel=ここを参照、ピラティス、自己防衛、柔術、Circuit Training=筋力や持久力を養うため、数種の運動を組み合わせ、繰り返し循環して行う)