ニッポン 人■脈■記
(朝日新聞3月10日夕刊)
多田富雄
食事は命がけ 妻は命綱
「僕たち重度の障害者にとっては毎日が戦い。朝目が覚めると、さあ、今日も戦わねばと身構える。嚥下障害があって、食事も車いすで生活するのも危険が伴う。物を食うのは、命がけなんです。」
・・・・
そんな多田が激怒したのは、06年、小泉内閣で診療報酬が改定されたときだ。リハビリへの保険給付が180日で打ち切られる。「『死ね』といわんばかり。これが人間のための政治か!」
・・・・
倒れてから10冊近く本を出す。「寡黙なる巨人」、「わたしのリハビリ闘争」、詩集「歌占」。
・・・・
多田は「科学の知と人文の知の統合」を唱えて文化人の会をつくった。大岡信、山田洋次、養老孟司、野村万作らが加わる。作家で精神科医の加賀乙彦もそのひとり。加賀は、多田が怒りや苦しみをさらけ出し、書き続ける姿に胸を打たれる。「神が喜びという感情を人間に与えた。ふしぎなことに、何かしなくちゃ喜びがない。そして、苦しみのあとにある喜びほど大きい。多田さんはそのことをよく知っているんだと思う。」
(抜粋)
(朝日新聞3月10日夕刊)
多田富雄
食事は命がけ 妻は命綱
「僕たち重度の障害者にとっては毎日が戦い。朝目が覚めると、さあ、今日も戦わねばと身構える。嚥下障害があって、食事も車いすで生活するのも危険が伴う。物を食うのは、命がけなんです。」
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そんな多田が激怒したのは、06年、小泉内閣で診療報酬が改定されたときだ。リハビリへの保険給付が180日で打ち切られる。「『死ね』といわんばかり。これが人間のための政治か!」
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倒れてから10冊近く本を出す。「寡黙なる巨人」、「わたしのリハビリ闘争」、詩集「歌占」。
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多田は「科学の知と人文の知の統合」を唱えて文化人の会をつくった。大岡信、山田洋次、養老孟司、野村万作らが加わる。作家で精神科医の加賀乙彦もそのひとり。加賀は、多田が怒りや苦しみをさらけ出し、書き続ける姿に胸を打たれる。「神が喜びという感情を人間に与えた。ふしぎなことに、何かしなくちゃ喜びがない。そして、苦しみのあとにある喜びほど大きい。多田さんはそのことをよく知っているんだと思う。」
(抜粋)
多田先生の本も読みましたし、朝日の記事に先生が載っていたのも読みました。澤石田医師の訴え、本当にその通りだと思います。それで、今、日本に住む一人として、どう動けばいいのか??父のリハビリを少しでもできるようにするにはどうすればいいのでしょうか??思い悩む日々です。私はさいたま市在住ですが、どなかた、この問題を一緒に考えて行動できる仲間はいませんか?
すみません、どこに書いたら良いかわからなかったので、とりあえず書き込ませていただきました・・・。