医療破壊・診療報酬制度・介護保険問題を考える

リハビリ診療報酬改定を考える会を中心とするメンバーのブログ。リハ打ち切り問題や医療破壊等に関する話題が中心。

リハビリ診療に成果報酬 回復に応じ加算、厚労省

2007-11-30 22:21:42 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
リハビリ診療に成果報酬 回復に応じ加算、厚労省(中日新聞)

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2007113001000587.html(中日新聞)

http://www.asahi.com/national/update/1201/TKY200712010100.html(朝日新聞)

2008年度の診療報酬改定で「回復期リハビリテーション病棟」について、症状の改善度合いに応じて報酬を段階的に上乗せする「成果主義」の導入方針を中医協に示した。
 中医協の各委員から大きな反対はなく、来年度から試行的に実施される見通し。
 ただ、患者の機能回復の度合いで報酬に差をつければ、病院が重症者の入院継続を渋ったり、症状改善が見込みやすい人を優先的に受け入れるなど、患者をも出てくる。


「一見」重症で、明らかに回復する例は、プロが見ればわかります。しかし、重症で「点数上は」回復しにくいが、十分にリハビリ医療の意義がある例、軽症だがリハビリ医学的に問題点が山ほどある例・・・等々、入院治療をしたくてもできなくなるでしょう。「患者を選別せよ」との圧力を国がかけ、それに対して中医協の委員が全員賛成、というのは全く理解できない話です。メディアの皆さんには、「リハビリ病院への入院を制度上の理由で断られた」という例を取材して頂ければ最もよくわかると思います。そもそも、こんなに重大なことを十分な議論もせずに、「試行」して良いのでしょうか?
コメント (8)
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【書籍紹介】多田富雄著『わたしのリハビリ闘争』

2007-11-30 09:53:19 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
【書籍紹介】多田富雄著『わたしのリハビリ闘争』
リハビリ医療破壊に邁進する厚生労働省


読者からの力強いエールを感じます。

http://www.asyura2.com/07/iryo01/msg/139.html
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回復期リハ、成果主義導入へ/厚労省・原課長

2007-11-18 11:03:35 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
回復期リハ、成果主義導入へ/厚労省・原課長(キャリアブレイン11月17日)
https://www.cabrain.net/news/article.do;jsessionid=1F94160BF8A764C5964CDAA2D388B55B?newsId=13093

関連記事
回復期リハの成果方式「現場無視」
https://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=12590&freeWordSave=1


私は、FIMを翻訳し、講習会を開始した一人であり、今でもFIMの教育には頑張っていますが、FIMでもBIでも、測定しているものは、ごくごく一部にすぎません。ADLさえ良くなれば良い、自立しさえすれば良い、という医療を、制度から誘導することは許されません。悪徳なリハビリ病院でなくても、経営体力は残っていないため、すべてのリハビリ病院で患者選別と点取り虫のレースが始まろうとしています。

臨床医D
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わたしのリハビリ闘争 最弱者の人権は守られたか 多田 富雄

2007-11-14 15:13:03 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
わたしのリハビリ闘争
最弱者の人権は守られたか



多田 富雄

青土社


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リハビリ打ち切り問題の闘争の記録。
多田富雄先生率いるリハビリ診療報酬改定を考える会の活動も紹介されています。
「緩和」されたはずの今も、命がけの闘いは続いています。
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拝啓 ムーア様 日本の医療保障のヤバいです!(ダカーポ最新号)

2007-11-07 15:17:02 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
貧乏人は死ねと言うのか! 
拝啓、マイケル・ムーアさま
日本の医療保障制度もヤバいです!!


ダカーポ11月21号(本日発売)

●日本の医療構造改革は『シッコ(ビョーキ)』だ!
●日本の医療保障制度はどう変わるのか?
 【後期高齢者医療制度とは】
 【診療報酬改定とは】
 【療養病床削減とは】
●妊婦たらい回し事件からみえてくるもの
●民間医療保険が公的保険にとって代わる日
●世界各国の医療制度はどうなっているのか
●国民皆保険制度は守らなくてはいけない!
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Re: 講演会での反響から感じた光、共感

2007-11-02 05:04:15 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
「リハビリ日数制限撤廃」で、保団連の中心の1人として活動して下さる京都の垣田さち子理事から、道免先生と同様な「光・共感」のお話をお聞きしました。

10月25~27日に埼玉でリハケア合同研修会が行われ、参加してきました。リハの提供側も、今たいへん厳しい中で頑張っている状況です。集会の最後に、「リハ署名への取り組みなど、患者さんの立場に立ってリハ医療の提供を確保するために、医療者も行動すべきだ」と、発言してきました。 若いドクター、療法士の皆さんが、後で何人も来られ、共感を伝えて下さったのには、びっくりしました。現場で苦労している人たちの思いは同じだと確信した次第です。

38年間会社勤め(技術屋)の後、大学院で講師をしていますが、1回の授業に十分な時間をかけて準備し、しかも最新でプラクティカルなデータが使える時には、お二人の医師の方のお話と同じです。何時の時代でも若い人は生きがいを求めています。こわすのは「大人!」ではないでしょうか?
ポリオの会 会員
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