2007年医療・介護重大ニュース ～異例のリハビリ再改定～

キャリアブレインニュースより
https://www.cabrain.net/news/article/newsId/13739.html

「患者さんの身体機能の回復や維持を目指して、医学的に医師が必要と認める場合にはリハビリを提供し、それに見合う点数を医療機関が算定できるようにすることが不可欠。必要なリハビリを保障するためには、国は一切の条件をつけず、日数制限を即時に撤廃すべきだ」

市毛良枝さんのケアノートより（読売新聞）

読売新聞：医療と介護：介護・老後　ケアノートより
市毛良枝さん
リハビリ制度の変更
生きる希望失う不安

http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/note/20071220-OYT8T00229.htm

「母の場合、リハビリの成果が一度にぐっと表れる時があるのに、その途中で「改善の見込みがない」と判断されたら、たまりません。
　介護保険でのリハビリの受け皿が万全でないのに、病院のリハビリを打ち切られたら、母は希望を失ってしまいます。
　実際、母の入院で知り合った患者さんや家族の中には、医療保険のリハビリがストップし、ショックを受けている人が何人もいました。
　母の体力が回復する瞬間に立ち会える時、私はとても幸せな気持ちになります。でもこのままでは、本人も家族も生きる喜びが得られない社会になるのでは。そう思うと涙が出そうです。（俳優）」

医療は誰のもの？

ドミノ式医療崩壊（Yahooニュースヘッドライン：医療崩壊、全国でドミノ現象）が指摘される中、
（http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071211-00000000-cbn-soci
http://www.cabrain.net/news/article.do?newsId=13390など）
国民はどうすれば良いのでしょうか？

経営体力もなく、次々に倒産する病院をタタくことが正解でしょうか？
医師不足で身動きが取れないのは、あらゆる病院が同じ状況なので、医師や病院をタタいても何も出てきません。

医療を受ける国民と、医療を提供する側と、常に同じ方向を向いているはずです。
ここに対立構造をもたらそうという、国や一部マスコミの動きが常にありますが、扇動に乗ることなく、国民と医療者が一致団結することが、実は国にとって最も「困る」ことです。

官僚にも志が高い人もいれば、現場をみない空論が好きな人もいる。医者もしかり。とんでもないプロは、どの世界にもいるのではないですか？そこを問題の中心にするのではなく、国民の医療を真剣に考える官僚、政治家とともに、国民や医療提供者が、同じ方向で考えるような発想で進みたいものです。