医療破壊・診療報酬制度・介護保険問題を考える

リハビリ診療報酬改定を考える会を中心とするメンバーのブログ。リハ打ち切り問題や医療破壊等に関する話題が中心。

緊急情報!

2008-06-05 23:50:12 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
平成20年5月30日厚生労働省保険局医療課 
診療報酬の算定方法の制定等に伴う実施上の留意事項について(平成20年3月5日保医発第0305001号)
をご覧下さい。

リハビリテーションは、治る人のためだけの医療、自立するためだけの医療、そういう偏見から、当たり前に行われている、中等症から重度の方々のための「医学的リハビリテーション」は、リハビリ医療の素人によって完全に否定されました。

リハビリ医学会もその他の協会も、この通知には猛烈な反対をするものと思われます。リハビリ医学、リハビリ医療を否定し、「自立訓練専用科」とする理念を、受け入れるはずがないからです。

自立する人にのみ、存在意義のある医療。介護度の軽減やQOLの改善は眼中にない、今回の素人通知を認める専門家がどこにいるのでしょうか?

姥捨て山の後期高齢者医療制度と同様に、弱者を山に捨てるようなリハビリ医療を、厚労省とそこの厄人に入れ知恵する自称専門家は、狙っているようです。
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3 コメント

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PT-OTネットでは (とおりすがり)
2008-06-10 15:30:00
厚労省に確認した、という内容が提示されて
いましたが、
今までの
回復期や発症60日がなくなったのではなく、
今回改定で消されたADL加算対象者への
リハビリ拡大を復活させる通知だということです。

別表第9の3についての訂正が遅れてでてくる
ようです。

不備といえば不備ですが、9単位対象者が
元にもどるので喜んでいますが・・・
解釈 (療養病床専門PT)
2008-06-20 19:01:06
なぜ、このようなことになってしまったのでしょうか。涙がでますね。
いつからリハビリは、国の予算を減らすための手段になってしまったのでしょか。
回復期とは
リハビリとは
絶対的に国家予算との兼ね合いはありきなんでしょうし、それもなんとなぁくはわかる気がします。
ADLありき、それだけが、リハビリとは、やっぱり感じません。私の脳は。
「治りたい」ことが、「回復への依存」として、一種の固執や執着として捉えられる世の中。
現状は、「改善の見込み」について、示せというなら、示してやろうじゃないかという、セラピストの執着だけで、毎日過ごしています
もっと情熱をもっても.... (関根奉允)
2008-06-26 01:59:19
米国牛肉輸入問題での韓国市民の熱い思いには圧倒されます。牛肉問題の本質は別にして(米国民は食べています?)、約束を守らない政府に対抗するエネルギーは、かつて日本にもありました。年金、医療などでこれだけいい加減な政府に対しては、毎日デモが日比谷公園から出て行ったものです。そのエネルギーこそが、「技術革新→経済成長」と車の両輪になったはずです。同じエネルギー、熱き思いです。年配の方々、学生時代に戻って少々暴れましょう?そして若い人を引張りましょう。経済成長も復活しますよ。

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