医療破壊・診療報酬制度・介護保険問題を考える

リハビリ診療報酬改定を考える会を中心とするメンバーのブログ。リハ打ち切り問題や医療破壊等に関する話題が中心。

多田富雄の落葉隻語 民主政権、脱官僚の試金石(読売新聞)

2009-10-29 17:18:35 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
多田富雄の落葉隻語 民主政権、脱官僚の試金石
  新政権に提案したい


読売新聞(10月9日)
http://osaka.yomiuri.co.jp/kokorop/kp91008a.htm

新政権に提案したい。リハビリ日数制限は、官僚依存政治の典型である。

リハビリ日数制限撤廃は、脱官僚政治の試金石である。民主党にとっては、官僚任せで発生した政策事故を、政治家の責任で解決できることを示す絶好のチャンスではないか。新政権がこれを撤廃できなければ、やっぱり官僚依存との失望感が広がるだろう。

しかもその実行には、財源などいらない。厚労省はこの制度が、医療費抑制のためではないことを自ら認めている。単に厚労省に白紙撤回を指示すればいい。患者は1日も待つことはできないのだ。長妻厚生労働相が、いち早く撤廃を指示すれば、新政権の姿勢を示す成果として、国民は喝采(かっさい)を送るだろう。
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『だらだらリハ』批判の愚かしさ

2009-10-21 12:19:19 | リハビリ打ち切り/医療破壊問題
リハビリ日数制限の頃、『だらだらリハ』と長期にわたるリハビリを批判する人がいます。今でもそうです。一般人ならまだしも、リハビリの医師の中にもいます。

ちょっと待って下さい。

まず、長期にわたるリハビリでも、改善効果があるリハビリ、維持のための効果があるリハビリがあります。悪化の途上でもリハビリによる支えがあって、機能を最大限に保っている人もいます。

長期にわたるリハビリが、全て効果がない、と断じる根拠を示さずに、批判するのはおかしなことです。

次に、そもそもリハビリは、医師の処方のもとに行われているのであり、もしも効果が全くないリハビリが長期になされているのであれば、その責任は医師にあるのではないでしょうか?

医師が医学的に不要と思ったら、自分で処方を打ち切れば良い。それだけのことなのに、リハビリのお医者さんの中には、だらだらリハはけしからん、と天に向かって唾を吐く医師が少なくないことに、驚きを感じます。

制度の中でのリハビリ日数制限などもともと不要。医学的な適応に基づいて、医師が適切に判断すれば、何の制限も要りません。

医学的な適応に基づかずに、機械的に日数で制限した非人間的行為に対する反発が、あのような市民運動になったのです。

長妻厚生労働大臣は、官僚の抵抗などで多忙を極めていることと思いますが、リハビリ日数制限問題はまだ何も解決されていません。成果主義の問題も同様です。

喫緊の課題の中に、これらの問題があることを忘れないで、対処をお願いします。

                       リハビリ診療報酬改定を考える会
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