さて、女子です。
女子はSPの時点で1位 中村愛音ちゃん、2位が今井遥ちゃん、3位に鈴木真梨ちゃんが入っており、ここでも私は今までの前評判から愛音ちゃんが逃げ切りかなーと踏んでいたのですが、
いや~、フィギュアって、ホント蓋を開けてみるまではわからないもんですね!
第3Gの最終滑走で我らが地元村上佳菜子ちゃんが登場、
冒頭のジャンプですっぽ抜けたものの、その後見事に立て直し、「踊ることが大好き」と言うだけあって、素晴らしくリズミカルなダンスステップで観客を魅了し、SP7位からFS1位とゆー大躍進を遂げ、暫定首位に。
最終Gには上記3選手と西野友毬ちゃん他2人を迎えてデッドヒートを展開します。
まず最初に登場したのは鈴木真梨選手。
私的には全然ノーチェックの選手だったにもかかわらず、SPの白鳥を観てそのとても優雅な滑りにうっとり。
スパイラルポジションがとても綺麗だったのが印象に残ってたんですが、FSでもその滑りは健在で。
ジャンプもミスは2A-2Tの予定が1A-2Tになったくらいでほぼクリーンに決め、FSでは2位の91.17点、総合144.03点で首位が入れ替わります。
そして、グループ3番目に登場したのが今井遥選手。
彼女もジャンプが安定してたのが良かったですね~。FSでは91.10点で3位でしたが、SPの貯金で逃げ切り、またまた暫定1位に。
この時点で3人の点差は小数点刻みの差しかなく、4番滑走の愛音ちゃんがSPの時と同じ滑りを見せればほぼ優勝間違いなしの展開だったと思います。
ところが。
曲が始まって、最初の3連続ジャンプを決め、これは絶対行く!と思った矢先、フライングシットスピンの途中で何故か回転が遅くなり、ほとんど止まりかけた愛音ちゃん。
表情も戸惑っているような顔で一瞬演技をやめちゃうのかな?と観客からもわかるくらいの不安げな様子だったんですが、結局そのまま演技を続けます。
でも、やっぱり何らかのアクシデントがあったのでしょう。
演技再開し始めてすぐの3Fが1Fになってしまいます。その後は何とかジャンプを下りるものの、急激にスピードが落ちステップも勢いがなく精彩を欠いた演技のまま終了。
コーチのところへ手を押さえながら帰って行ったので、もしかしたらエッジで切ったのかも知れませんね。
何にせよこれが響き、FSの点数は85.79点。
総合142.44点で一気に順位を4位まで下げてしまいました。
そしてグループの最終滑走、西野友毬ちゃん登場。
これで彼女にも優勝のチャンスがやってきます。
でも、彼女はSPからジャンプの転倒があったし、6分間練習でもあまり調子がよくなさそうだったのでどうなんだろう?というのがありましたが、案の定やっぱりジャンプが不安定でしたねー。
あれでは上位に食い込むのは難しかったと思います。
ただ、PCSが1位というのはさすが!
スピン、スパイラル、ステップいずれも所作がとても綺麗で華があります。
なので、彼女今回は5位という順位に終わりましたけど、絶対また抜け出てくる存在だと思うのでこれにめげずに頑張って欲しいと思います。
あと、個人的に気になった選手を少し。
月寒FSCの及川久莉子ちゃんと、ムサシノFSCの佐々木美帆ちゃん。
及川さんはSP、FS共に、演技がすごくダンサブルで踊り心がある子ですね~
ハツラツとした笑顔も可愛くて、なんか、フレンチカンカンとかやらせたらすっごく似合いそう!
彼女にはアイスショーとかで活躍してもらいたいなぁ。
それから、もう一人の佐々木さん、スピンがキャロライン・ジャンばりのパールスピンだったのでびっくり!!演技もニーノ・ロータのロミジュリに合わせて情緒豊かに演じていたし、とても見応えがありました。
一方で去年活躍、及び前半調子良かった選手が軒並み下位に沈んだりして、何か、女子は下剋上がすごいですね~
1シーズン見逃しただけでもトップの顔触れが変わりそうで(いや、実際変わってますが)ホント、目が離せないと思いました。
最後に小ネタになりますが、
表彰式でカメラのコードに引っ掛かってよろけながら台のところまで行っていた町田くん。それを村上くんはしっかり学習して、行きはまたいで、帰りはコードを迂回して台に昇ってました。
こんなとこにも性格が出てますよね~(笑)
で、表彰式が終わったあとは、羽生くん、村上くん、中村くん、女子3人らがしばらく固まってコーチにメダルかけて一緒に写真撮ったり、皆で記念撮影したりしてました。中でも羽生くんと鈴木さんはおんなじコーチなのかな?2人からメダルをかけてもらってすごく嬉しそうでした。
ただ、中部ブロックの時は表彰式の撮影O.K.だったんですが、今回はダメだったことがちとザンネンだったかな。
でも、リザルトのところに台に乗っている皆の写真がUPされていますね。
シニアと違ってロビーでは結構皆残って雑談してたりして、のんびりしたムードで良かったですよ。
それから、途中からでしたが、私の席の斜め前に恩ちゃんが連れの方2人と一緒に来てしばらく観戦してました。ショーで観るのと違ってモノトーンメイクでふつーのOLっぽかったのが印象的でした。
あと、1日目の日、ロビーを歩いてるミヤケンさんを見つけまして。
お門違いかとは思ったんですが、ミヤケンさんのファンでもあり、大輔くんのファンでもあることを伝えて、大輔くんが早く復帰できるよういちファンとして待ってるとことを伝えたところ、最初は側にいた知り合いの女性にキックとかしてふざけてたんですが、途中でちゃんと真面目に聞いて下さって顔が神妙になっていたので気持ちは伝わったかなぁと思いました。
(ま、それを大輔くんに話してくれるかどうかは別でしょうけど)
いいんです、自己満足ですからね。
世界Jr.代表、及び全日本の推薦も合わせて発表ありましたね。
世界Jr.代表男子は羽生くん。女子は今井さんと鈴木さん。
ペアが高橋・トラン組、ダンスは保留。
そして、全日本は男子が羽生くん、町田くん、村上くんと、中村くん。
女子は今井さん、鈴木さん、村上さん、中村さん。
(あ、なにげに村上と中村がかぶってる~
)
発表があった時、リンク脇にいた中村くんと観客席にいた中村さんから共に歓声があがってたのが印象的でしたよ。
こうして、
Jr.の今季最大イベントを観戦し終えたわけですが、シーズン通して悲喜こもごものドラマを見続けていけるのはとても楽しいですし、ファン冥利につきますね。
そして、その時々でスケーターの演技はもちろん、オフアイスでの表情など、知れば知るほど贔屓の子が沢山増えちゃって節操なくなりそーでコワいです
(大輔くん、ゴメンナサイm(__)m
)
でも、裏を返せばそれだけこのスポーツが魅力的だということで、
選手の皆さん全てに改めてエールを送りたいと思います。
本当にお疲れ様でした!
そしたまた、次のステップアップ目指して頑張ってくださいね!!