華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

どうなんでしょう・・・?

2008-11-20 10:00:27 | 高橋大輔
スケ連から、気になる記事が出ていました。

故障の高橋、一転して世界代表も
高橋を選考から除外せず、特別強化指定も継続


これ、大輔くんファンとしてはかなり複雑なところなのではないでしょうか・・・。


スケ連が自分達で決めた代表選考基準を反古にしてまで(言いすぎでしょうか?でもそう思う人は多いはず)このような暫定措置を設けたということは、それだけ大輔くんの実績と(枠取りに貢献出来る)将来性を買ってくれたということなんでしょうから、そこは素直に喜べます。

でも、現実問題として、林会長代行も自ら難しいと言っているように、今月中に手術したとしても、そこから日常生活が出来るまでに2,3か月、更に氷上練習が出来るまでに2,3か月かかり、全治としては半年前後も必要だというのに、通常範囲内で考えるなら今から4か月後に控えている試合に出るなどもっての外です。

ただ、仮にですよ?
大輔くんが、予想より早い回復を見せて、ワールドに間に合ったとして(一体何をもって間に合ったとするのかも不明ですが)加藤トレーナーの言葉に「恐怖心も残るだろうし、リハビリが重要」とあるほど今回の怪我に関しては術後のリハビリが大事であるのに、それを無視して完治半ばで試合に出したとして一体どんな最良な結果が得られるというのでしょう?

「不安を残したまま試合に臨むことは、僕のスタイルではない」

こう、はっきり言っている大輔くんの意向を、スケ連は尊重してほしいです。


今、あせって枠取りのためだけに大輔くんを刈り出したとして、それが原因で怪我が悪化し五輪で結果を出すどころか、選出さえもされなくなったら元も子もないではありませんか。


それに、まだ代表に決まってもいない織田くん、小塚くんの名前を今この時期に出すのは他選手にとってそれこそ失礼極まりない話ですし、なおかつこの二人じゃ3枠取るのに心もとないなんて、どんだけ選手を信頼していないのか。
組織のトップである人間がこんな無神経な発言をしてしまうとは、ちょっと信じられません。

もう少し選手に配慮した言い方をしてほしいと思います。


そして、更に仮定の話として、
大輔くんがどのくらい復調してくるのかを見定めて、ということは全日で本3位になったの選手の動向をも左右するわけですよね?

でも、選考決定の発表って全日本の日程最後の日にやってますから、12月の時点で大輔くんの怪我の回復状態なんてそれこそわかるわけないのに、スケ連は3番目の選手を補欠扱いにするのでしょうか。


それはそれで、3番目の選手が振り回されてしまいそうで、いたたまれません。

だって、ワールド代表ですよ!?

小大会の補欠とはわけが違います。


その付加価値と選手にとってのストレスのかかり具合を考えたら、私はこういう曖昧な特別措置には賛成出来ないですね。
(シーズン1,2大会ぐらいの欠場による救済なら問題はないと思いますが・・・)


まぁ、これをハッパと捉えて、各選手精進しろという意味に受け取る方もいらっしゃるでしょうし、いろんな意見があるとは思います。

・・・皆さんはどう考えられましたか?



私はとにかく、大輔くんが決めた意志に迷いが生じないよう祈るばかりです――。