うわー、やっとスケアメのことが書ける~~(>0<)
と言っても、こないだから頭の中はLa・Storadaの音楽と大輔くんのマイムばかりが脳内再生されまくってるので切り替えが必要なんですが
昨日も昨日とて、バトルや恩ちゃん、カートにラハカモ&コッコなど、過去のスケーターの『道』をつべで観まくっていて、演技的、音源的にはバトルかラハカモのがいいなぁと思ってみたり、衣装はビンボーがコンセプトらしいですが、あんまみすぼらしいのも嫌なので、地味ながらもどこかインパクトのあるものがいいなぁとか、そんなモーソーばっかりしてるんですけど、
でも取りあえず、ここは何とか今日中にスケアメの感想を書いてしまわなければ。
でないと明日からスケカナが始まるし、11/3に急遽西日本選手権の女子FSだけ観てくることにしたので、グズグズしてるとどんどん書くことがたまって行きそーな気がするんですよね

(気がするじゃなくて、絶対そうなると思う


)
――さて。
今回のスケートアメリカ、
皆様はどのよーな感想を持たれたでしょうか。
私的には、良きにつけ悪しきにつけ“意外”なことが多かった大会でしたねー。
その意外なこととは何か?
では、それについてこれから検証して行きたいと思います。
(って、これは何かの論文か!?)
【意外その1】 はい、そうですね。これは何と言っても男子シングル小塚崇彦くんの逆転優勝でしょう!
なんせ本人が一番ビックリしてるくらいでしたから(笑)
つべで表彰式の様子も見ましたが、小塚くんの終始キョドッて視線がウロウロ空をさまよってるところが何とも言えず可愛かった~~

(反対にメダルをかけてもらってからアップで映されたライサの目が、死んだ魚のよーになってたのがまた何とも怖すぎで

)
ま、今回ライサの演技がすごく良く見えただけに、彼の総合得点が出た時の観客のブーイングと、バックステージでの小塚陣営のお祭りぶりの落差がすごい激しくて笑えてしまったんですが、
でも、あれはまんま、ジャッジの採点と観客の実際観た感じとのギャップに他ならないですよね。
そうそう、それに今回のライサの目立ちぶりがすごかったじゃないですか。
【意外その2】ここでライサの衣装です(>▽<)!!
今までは、記者にまで「あなたはどうして黒い衣装しか着ないのか?」とイヤミを言われるほど私の知る限り(トスカを除いて)黒ンボ一辺倒だったライサ。
その彼が今季、タラソワ仕様になった途端のあのゴージャスな衣装ぶり(でもやっぱり基本は黒だった

)にきっとどなたも度肝を抜かれたことと思います(笑)(そして、ますます長くなった)
個人的な感想を言えば、彼のSPの衣装は2年前の『The Feeling Bigins』ならピッタリだったと思わないでもないですけど、それでもかなりアブナイ男風味で好きでした。
でも、FSの衣装はなぁ・・

ぱっと見は何の変哲もないタキシード衣装なんだけども、これがよくよく見ると、お袖がたふたふのドルマンスリーブ・・・
あれがちょっと、彼を野暮ったくしてる気がしてイマイチだったなぁ(^_^;)
ともあれ、そーゆー意味でもあそこにいた人達がライサに引き寄せられたのは間違いない筈(小塚くんも反対の意味で目立ってたと思いますけどね

)
そして、プロ自体も今季からタラソワ仕様となれば、これはもう、注目しないわけには行きません!
案の定、彼はすごくいい演技をし、大絶賛を受けました。
ここでまた個人的な感想を述べますと、
SPの『ボレロ』はノーミスで相変わらずエネルギッシュではあったけど、私自身はあの振り付けだったら別にボレロじゃなくてもいい気がしました。
なんつーか・・・、
私はかの伝説の、トーヴィル&ディーン組をリアルタイムで観てるクチなので余計点が辛いとゆーか、『ボレロ』に対して求めるものがかなり高いんでしょう。
もう少し音楽と共に踊り手の内なる情念とか、なりふり構わず没頭していく感じが欲しかった。
ライサ自身の『ボレロ』に対するリアルなテーマが欲しい。
その点、ミキティのボレロは良かったなぁ。
あれは、まさに彼女の今しか出来ないテーマと感情が溢れてて、観てるこちらにも雄弁に訴えてくるものがあったから。
でも、ライサのも今後滑り込んでくる内にそういう部分が垣間見える時が来るかも知れませんけどね。
『ボレロ』はそんな内面を引きずり出す力を持っている音楽だと思うから――。
一方、FSの方も今までにないライサカラーを出そうとして頑張ってるなーと言う感じでしたね。
SlStの後半のスピードを上げて行くところがすごい!!と思ってしまいましたけど、ライサの重厚感にあの『ラプソディ イン ブルー』の軽妙洒脱感はあまりマッチしてないし、私的にはあの首元の赤い蝶ネクタイがどーも笑いを取りにいってるようにしか見えなくて、ちょっと、本人はいたって真面目にやっているのに、何か色眼鏡で見てしまって心苦しかったです(^_^;)
とは言うものの、これはあくまで私個人の感想で、会場の盛り上がりはやはり彼が一番高かったので、まるで伏兵みたいにポッと出て来たJapanese Boyがまさか自分を逆転してタイトルをかっさらうだなどと、ライサは勿論、あそこにいる人達誰一人として考えた者はいなかったに違いありません(いや、私もライサが勝ったと思いましたから)
ましてや小塚くんをや、です。
そう、これが今回の“意外”の最たるものです。
ここでジョニちゃんにも言及しておきますと、
まず点数から言えば彼は一つのプロで3回まで飛べるコンボを2つしかやらなかったところに敗因がありますよね(TES自体は高かったので)
だから、それさえやってればジョニちゃんの優勝だったかも知れませんが、それを言ってくと、じゃあそのコンボを跳んでいて小塚くんを抜いてあの時点で暫定1位になっていたとしたら、きっとその後のライサの演技も何かしら変わっていた筈だと思うので、そしたらやっぱり順位はわからなくなる。
それが勝負に“たられば”は禁物と言われる所以ですよね。
なので、やっぱり、起きたことをそのまま受け入れていくことが勝負の世界では肝心なんだと思いますが、
人間ですから、どーしても納得いかないこともままあります。
それが今回もう一つの“意外”なテーマなんですが・・・、
そこに行く前に男子のことをもう少し。
まず、先ほどあげたジョニちゃんですけど、
うーーん、
私、今季の彼のプロ、申し訳ないけどあまり印象に残らなかった。
それは、衣装が昨季とあまり変わり映えしてなかったこと、そして、プロの音楽と中身自体、SPFS両方とも昨季と似たよーな感じだったこと、これが大きいかなー。
彼はとても自分なりの美意識が高い人だと思うし、セルフプロデュースの上手い人ですよね。
そして、だからこそそれが彼のあの美しい演技になって表れていて、あの世界観が好きなファンにしてみればこの上なく甘美な世界に酔うことが出来るのだと思います。
私もそーゆー意味では彼の世界は好きな方ですが、
ただ、甘いケーキばかり食べていると、口直しに何か辛いものが食べたくなるよーに、ジョニちゃん、さすがに今季もSP、FS共に同じ路線はどーよとツッコミを入れたくなってきたわけで(笑)
そういう意味で06-07の『キング オブ チェス』は良かった!
甘いお菓子の中のおせんべいみたいで、ヘーッ、ジョニちゃんって、こんな勇壮な演技も出来るんだって、すごくツボでしたから。
ジョニちゃんはよく中性的だって言われますけど、あの時のジョニちゃんが本当の意味で中性的でしたね。
男性性と女性性を併せ持ってる両性具有の象徴みたいで。
だから、今季はせめてもう一つのプロを何某か違う路線でやったら、それこそ私のよーな細かい差異がわからんよーなニワカヲタにも美味しくジョニちゃんをいただけたんではないかと思うので、ちょっと、そこら辺考えてみて欲しいなーなんて、
勝手なことを言ってみました。
ジョニちゃんファンの皆様、ごめんなさい。
でも私もジョニちゃん大好きなので。
そして、いよいよ真打ちの登場、我らが日本男子の次世代を担う期待の新星!
小塚崇彦くん!!
いやー、今回小塚くん、すごく良かったですね!
でも、ここで誤解のないように言っておきますが、私の良かったというのは、“今までの本人と比べて”っていう意味の方が大きいです。
勿論、彼には元々他のスケーターの追随を許さないスケーティングの上手さという武器はありましたけど、いかんせんそれ以外の表現力や、セルフプロデュース、俺様オーラ、あとジャンプの精度などなどまだ発現していないだけなのか、あの控え目な性格がそうさせるのか、どーしてもそれらが弱かったので昨季までイマイチ一歩抜きん出ることが出来ませんでした。
ところが、本人が意識が変わったと言う世界選に出たことによって、その演技も技術の精密さも大幅にアップした!
それが中部ブロックで観た時も衝撃的だったし、
ああ、男の子って、ホント、ちょっとしたことで大きく変貌するんだなぁって、これは06以降の大輔くんにもすごく感じてることなんですが、“変われる”子ってホント、激的に変わっちゃうんですよね~。
私はそーゆー面白さがあるから男って観てていいなぁと思う。
(ま、そーでない男もいっぱいいますが

)
そういう点で、今季は日本男子の確変期なのかなぁと。
――話がそれてしまいました。
とにかく、その観点抜きにしても今季の小塚くんのプロは名プロだと思うし、今後滑りこんでいくにつれて、『Take Five』はジャズの小気味いい洒脱感とクールさにもっと磨きがかかるだろうし、ロミオは巷で“ユニクロミオ”なんて散々なことを言われてるけど(T_T)ますます恋する表現が伝わるようになれば、
衣装なんてオトコの中身を見せるのに関係ねえ!!って見得を切れるよーになれるかも知れないし・・・・。
いや、それはわからんけど(^_^;)
でも取りあえず、世界に名前を覚えてもらうとゆー目標はちょっと達成したかな?
改めて、小塚くん、スケアメ優勝おめでとう
――と、
ここまで書いてきましたが、こりゃまたえらく長くなっちゃいましたね~
なので、男子はあと、気になった選手のみ駆け足で語っていきたいと思います。
まず、リッポンポン。
衣装がSPFS共に大輔くんの昨季のやつの焼き直しみたいで正直萎えました

そして、衣装どころか振り付けまでどこかで見たよーな・・・。
キスクラでのアダムに対する相変わらずの密接ぶりも健在でしたが、ニコライ、ちょっとどこかへ行って英気を養ってきたら!?
でないと没個性のアイディアを使い回される選手が気の毒だよ。
リッポンポンのことはその宗教画の天使のよーな容姿に惚れて注目してるのに、これじゃああんまり彼が可哀相だ~~(>Д<)!!!
と、彼に関してはガゼン感傷的になってしまう私でありました(~_~;)
そして、私的に思いの外良かったのが、ショーン・ソーヤーくん。
FSが私の好きなモーツァルトのレクイエムってこともあったんでしょうが、男子なのにスパイラルが女子ばりに綺麗でカンドー

演技もけっこーパワフルなとこと繊細なとこを使い分けてて、ナカナカ見応えありました。
彼、今週のスケカナにも出ますよね

ピンコードも買ったし、頑張ってリアルタイムで観なくては!!
――とゆーことで、
ホントはこれ、一回でまとめるはずだったんですけど、どーも長くなりすぎちゃったんで、女子の部はこの後に追加記事をあげたいと思います。
ここまで読まれた方々、どうもありがとう。
しばし、お待ちを。
さぁ~、
ここからはおかんモード発動です(笑)