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華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

全日本Jr.が東海地区でON AIR

2008-12-11 15:16:42 | コンペ
今日の深夜になりますが、先週関東フジで放送された全日本Jr.が東海テレビでも放送されます。

時間は02:35~03:35の一時間。

どうでしょう?男女とも最終グループ全員流してくれるとありがたいのですが。
それとも上位3人と注目選手数人とゆー形になるかも知れませんね。

あ、そうそう!
全日本Jr.のレポを書いてから知ったのですが、中村愛音ちゃん、あの時怪我をしたのではなかったようですね。
スピンを違う形で行ってしまい、時間が余ってしまったのだとか。
それで焦って頭が真っ白になってしまい、その後のジャンプの失敗につながってしまったようです。

ま、何にせよ怪我するよりマシですもんね。ちょっとホッとしました


男子は羽生くん、中村くん、ちょっとグダグダになっちゃったけど町田くんの演技がそれぞれ見応えありますし、女子は最終やや盛り上がりに欠けるものの、村上佳菜子ちゃんのハジける演技と今井、鈴木両選手の優雅でしっとりした演技に是非注目して欲しいですねー。



それから、GPFですが、
あれからWebTVの放送枠が増えまして、Jr.も今日から放映されることになったみたいです

時間はまもなく16:40~22:15までで、Jr.ペア、男子、女子のSPとODをそれぞれと、明日、14:25~17:25までがJr.ペア、男子のFSを放送するみたいなのですが、まだ13日のJr.女子FSとFDの分が入ってなくて、これはまた後で追加されるのかな?
さっき番組表で確かめてみたんですが、どこにも書いてないのでちょこちょこチェックしないといけないかも。


それにしても、
いまだにワクワクし切れない中ではありますが、そんな私でも浅田選手のエレメンツシートを見たら俄然コーフン!!

も、これ、最強構成ですね!

3A二回に3-3二回なんて、こんなもの成功させちゃったら軽く200点越えちゃうんじゃないですか?
男子の構成がイマイチみんなピリッとしないから余計浅田選手が目立ちますよね~~

常に何かに挑戦すること、
スポーツの醍醐味の一つと言ってもいいそのチャレンジスピリットを見せてくれるアスリートはホントに素晴らしいですね!
今回はゆかりんも3Aを入れてくるみたいですし、欲を言えばミキティも4Sに挑戦して欲しいけれどどーなのかなぁ。
練習ではまだ一度も跳んでないみたいですしね(ニコライは挑戦を示唆してるようですが)


ま、そんなこんなで今回は一歩引いた目線で見つつも、ピンポイントでは見どころもあるので、個人的には順位よりも各選手の中身重視で観戦したいと思います。


でも、選手自身は男女とも一人も外せないほど粒が揃ってるし、
やっぱリキ入っちゃうだろうなぁ・・・

いよいよGPF!・・・だけど

2008-12-09 21:12:39 | コンペ
明後日からGPFが始まりますね!

今年はJr.も同時開催ということで、日本からは藤澤亮子選手と村上佳菜子選手、高橋・トラン組がエントリーしてます。

Sr.はご存じ小塚くん、真央、ミキティ、ゆかりんの4人が出場。
それに、ペアでは川口・スミルノフ組もエントリー。

なので、観れるものならJr.から通しで観たいのですが、どうもWebTVでさえSr.からしか放送しないみたいで・・・(T_T)
これじゃあテレ朝なんて絶対放送しっこないし、それどころか男子全員やってくれるかどうかでさえ怪しい。

第一、時差がほとんどない韓国での開催なのに生放送もしないなんて、テレ朝って一体何に重点を置いてるのか・・・、
これだけ視聴者の要望から離れた放送をする局もメズラシイですよね。


というわけで、
放送自体のクオリティも期待できない上に、今季はシリーズ最初から一部選手の不可解なジャッジングが取り沙汰されているため、どーも私的に純粋に観れなくなってしまっていて全然盛り上がれないでいるんですが。

フィギュアのルールや選手の技術的な問題に関しては私はそれほど詳しくないのであえて意見を述べることは避けますが、ただ、スポーツを観るにあたって、ここまでジャッジと観客との温度差が広がってくると段々観る度ストレスが溜まってくるし、その内シラけてきてしまいやがてはそんな状況に失望した観客が離れ、そのスポーツ自体が尻すぼみになっていくのは火を見るより明らかなことなのに、ISUはこのままほっとく気なのでしょうか?


そりゃあ昔もハーディングやソルトレイク事件など、このスポーツにもいろいろあったのは知っていますが、
なんか、私は大輔くんにハマるまでは割とライトなファンだったので、大輔くんだけを観ていて、大輔くんだけが好きだった時はもっと素直にフィギュアを観れていたのに、それに派生して他選手やルールのことを知るようになって、で、知れば知るほど段々暗澹たる気持ちになっていくのって、ちょっとやるせないものがあるんですよねー。

だから、GPFが始まるというのに気持ち的には全然ウキウキしない自分がとても悲しい(;_:)



願わくば、今取り沙汰されている疑問全てが紀憂に終わり、GPF以降選手も私達も納得のいくジャッジがなされることを願って止みません。


そして、蓋を開けてみれば、どの選手も素晴らしい神演技で終われればこんな素敵なことはありませんよね!!


ああ・・・、
でも、やっぱり、

あまり期待しないで観ることにしよ(-_-メ)

NHK杯男子、EX

2008-12-01 15:52:20 | コンペ
行ってきました~、NHK杯!

こっちを出る時はちょっと寒かったんですが、東京の方はあったかくて、会場内も2階だったせいか、コートを脱いでも平気なくらい。

A席F4列目ということもあり見え方も気になってたんですけど、座ってみると意外や意外。
傾斜がけっこーあったせいか、思いの外よく見えましたし、ホントど真ん中だったので顔を一方向だけにずっと向けなくてもよいのが中央の良さですよねー。

ただ、EXの時だけはさすがに北アリーナはオイシイなぁと思いましたよ。
(多分大輔くんが出ていたら、絶対アリーナにしてました、私)

よくどの席が見えやすいのか話題に出ますが、
私が去年の全日本でアリーナ最前列に座った時は選手が前方に来ると腰から下が全然見えなかったので時と場合にもよりますけど、
おおまかに言うと、ショーはアリーナ、コンペはSS真ん中以降から観るのがいいでしょうね。ショートサイドは良し悪し。自分が何を望んでるかによるかも。
あとは財布の中身と相談かなー。
運ももちろんありますけどネ。


で、試合です。


SPの時点では1位織田くん、2位ジョニちゃん、3位ポンちゃん。

最終結果もこの順位の通りのN杯でしたけど、
今回私的に一番ツボだったのは、無良くんとポンちゃんですね~。


無良くんは『Cutting Edge』のインタで日本男子の先行きを見据え、大輔くんら今のおじさん世代(笑)が引退した暁には自分達が頑張らなきゃ!とゆー心構えが表れた発言をしていて、そのジュニア上がりらしからぬ責任感っぷりに感心してたら、今季は体格もそうですけど、演技まですっかりシニアのそれになって。

FSで2回目の3Aがすっぽ抜けてそのまま行くのかと思いきや、次の3Lzを3Aに変えてリカバリーしてきた時は会場中が大歓声!

滑りも大きく雰囲気があって、ホント、去年とは見違えるよう。
オールバックも案外似合ってたし、そこはかとない色気も醸し出してきて、すごく変貌した感じですよね!

インタの受け答えも木ではなく森が見えてる子だなぁと思いました。
そういうところはちょっと小塚くんに似てるかも?
ただ、小塚くんより、無良くんの方が気おじせず堂々と言えてるよーな。

大器の片鱗ここに見えたり。


今回の無良くんの演技、
順位も5位と大健闘で、年末の全日本の3番手争いに確実に加わってきそうな、そんな予感がします!!



そして、そういう意味で残念だったのが、南里くん。

連戦続きで大輔くんの代わりに急遽N杯出場が決まってしまい、疲れも取れず、調整も上手く行かなかったと言ってた通り、FSはジャンプグダグダ、スピードもなくフラフラな演技で観てて悲痛なくらいだったんですけど、
でも、今季小塚くんや無良くんがこんなに台頭してきて点数的にもコンスタントに高得点が出せるようになってくると、ここでもうひと踏ん張り努力して差をつけないとこのまま彼らにさえ抜かれてしまいかねない状況なのではないかと危惧してしまうんですよね。

せっかくシャープで軸の細い良質な3Aを持っているのに、それを生かしきれないのが何とももったいない。


大輔くんがいない今季、上位2人は織田くんと小塚くんで決まりそうですが、この第3の男争いが中庭くんも入って来るでしょうからすごく熾烈な争いになりそうで今からすごく楽しみでもあり、切ない感じがしますねー。

勝負の世界は厳しいです。


――と、
心は早くも全日本に向かってますけど(^_^;)

NHK杯の話がまだ終わってませんでしたね。



さて、ポンちゃんです。

私は基本的にポンちゃんのよーなガテン系はあまり好きではありません。
(ポンちゃんファンの皆様ゴメンナサイm(__)m)
でも!
今回のポンちゃんははっきり行ってカッくいかったー!!

あの冒頭4Tのめっちゃ綺麗なこと!綺麗なこと!
ベルネルもそうですが、高さがあって幅があって軌道もクリーンで、ああいうジャンプが決まると人は自然に感嘆の声が出ちゃいますよね~。
本当に芸術だと思います。

他のジャンプもほぼ決まってたし、Slstもノリノリで、点数的なものは別として、観客をわかせたプロとしては今回はポンちゃんのが1番良かったんじゃないのかなぁ。


でも、ジョニちゃんが出てくると、またあっという間に観客の目を奪ってしまうのが彼ですよねー!

あの優雅な身のこなし、洗練された所作、叙情的な雰囲気と見事にジョニちゃんクオリティーにあふれてて、うっとり。(欲を言えば、FSはもうちょっと違う方向性の演技が観たいですが)
今回は風邪を引いて熱もあったらしく演技後は真赤な顔をして咳込んでいたくらいだったので、それが原因でしょう、ジャンプがグレードダウンしてしまい、演技もイマイチピリッとしなかったのが残念ですが、それでもあそこまでの点数を出せるのはさすが。
今回2位で見事ファイナルにも進出出来たし、日本で調節しながら来週はもっともっと納得の行く演技が出来るといいですね!



そして最後はオーラス、織田くんです。

彼の今季のプロについては今まで出場したモランとドイツの試合のを動画で観てたんですが、SPに関してはその時はあまりワルツの拍子に合ってない感じがしてそれほどピンとこなかったんですけど、今回のNHK杯のはかなり滑りこなれて来てて良かったです。スピンもだいぶ軸が元に戻って来てましたし。

ただ、FSに関して言えば、やっぱりあまり最初の時と印象が変わらないかなぁ。

曲がワルソー・コンチェルトということで、彼なりにイメチェンを図っての選択なんでしょうが、トスカといいこれといい、織田くんにはどうも重厚感のある音楽はまだ表現し切れてない部分があるように思います。

なんとゆーか、演技がうわっ滑りとゆーか、心で感じてないとゆーか。

体の使い方は今までより格段に大きく使えるようになって来てるし、クワドもニコライの教えに従ってリンクを回って跳ぶようにしたら一か月でマスター出来たそうなので、そういう天性の才能はあると思うんですが、いかんせん情緒表現に欠けてるなぁと。

でも、’06までの頃の演技にはまだ何かしら感じるものがあったので(つまりコミカルなものやキャラ的なもの)SP、FSどちらか一つだけでもそういうのに戻すともっと演技が印象に残っていいような気がします。


今回の点数もPCSがいきなりUPしたので、ちょっとご祝儀相場かなとも思いましたしね。

本人も演技的には納得してないようだったので。


――というわけで、

今回のNHK杯男子は、個々では楽しめましたが、試合としては女子ほど盛り上がりませんでした。
私的には、ここに大輔くんがいたらもっと面白い展開になっただろうなぁと思うことしきりで、表彰式を見ながら最後はすごく淋しい気持ちになってしまったんですが。

それでも式でのジョニちゃんが両手を羽みたくしてピョコピョコしながら台に向かうとこや、プレス撮影が終わって帰り際、トロフィーを忘れた織田くんを呼び止めるジョニちゃんには微笑ましくて笑かしてもらいましたし、
EXでのポンちゃんのユニークなスキーヤー姿に大爆笑、パントン組がアンコールでやったポニョに脱力、あっこちゃんの神プロリベルタンゴではこの日唯一スタオベし、どーもくんの狂乱スピンにも癒され、堪能できた大会ではありました。



そうそう、
今回の大会で終始一貫して良かったのが、男子の解説をしてた本田くん!

落ち着いた声とトークで全然邪魔にならなかったし、エレメンツの説明や選手の心理状態など理性的かつ愛にあふれた話し方でアナとの連携も見事!

フジの時とかは国分やらその他ゲストやら喋る人間が多すぎて本領が発揮出来てなかったんですかね?2人だけの解説があんなに心地よいとは。

しーちゃんは全体にちょっと饒舌すぎてうるさい感じがしたので、本田くんとは逆に要所要所だけ喋ってくれるのがいいかも。


何にせよ、今回は放送も解説もどこぞの局とは比べモノにならないくらい快適で良かったですよね!
(でも、女子全部やってくれなかったのはいかんです



さぁ、いよいよ来週はGPF!!

テレ朝は見ると不快指数が増すので私はWebTVで観ることにします。
(どうせ生ではやってくれないでしょうし、ダンスもペアも無視でしょうからね)


でも、本音を言えば、ここで一週インターバルが入るのは嬉しいかなー。
毎週連戦は観ている方もけっこー疲れるので(^_^;)


その間に書きもらしてるアイスショー関連や他選手のこともまた取り上げたいと思います。
大輔くんの情報はしばらく入ってこないでしょうしね・・・。


さぁ、今からまたNHK杯見直します!











大感動!大興奮!NHK 杯日本女子

2008-11-30 11:46:23 | コンペ
おはようございます!

今、私はNHK杯最終日、男子FSとEXを観に行くために新幹線に乗っていて、ケータイから書き込んでいます。

いや~、
昨日の女子フリー、すごかったですね~~!!!

浅田選手、この2週間の間に見事ジャンプを修正してきて、なんと、1プログラム中に2度の3Aを入れてくるとは!
残念ながら二つ目はDG取られてしまい、認定はされませんでしたが、も、ね、
観ている側にしたらそんなことはどーでもいい!
あんなに綺麗な3Aを、あんなプレッシャーがかかってる中見事に決め、しかも二つ目はコンビのタノジャンプですよ!?

しかも、ルッツこそ回避しましたが、苦手だったサルコウもクリーンに決め、3F-2Lo-2Loのタノもきっちり入れてくるなんて、
本当に彼女はどんだけアスリートなんでしょう!!

ロシアでのジュベSPもそうでしたが、今季これほどフィギュアをスポーツとして興奮して見れたことはありません!

何というチャレンジスピリット。

ついこの間まで、支えてあげないと倒れそうなほどはかなげで自信なさそうだった彼女が、今回のFSでは見違えるような躍動感さえ身につけて、ひと昔前の何も考えずに跳べていたジャンプを、同じような感覚で軽々とこなして行く。


あれを見ると、やはりフィギュアは技術と表現、両方揃ってナンボだと思うし、そして、やっぱりそれを二つとも揃えられるのは並大抵のことではないんだなぁと、改めて感服してしまいます。

本当に、浅田真央という人は、ジャンプの申し子だというだけでなく、アスリートとして必要不可欠な絶え間ない向上心と、柔軟で強靭な精神を持った素晴らしい選手ですね!

私なぞ素人はもっとゆっくり成長していけばいいなんて、それこそシロートの平凡な感覚で意見したりして、
常に進歩吸収している彼女のような天才はそこら辺のスピードと感覚が一般人とは全然違うんでしょう。
おこがましいです、ホントm(__)m

もう、こうなったら、浅田選手にはとことん自分の限界まで技術を突き詰めてもらって、今の採点システムでグーの音も出ないような銀河点を出してもらいたいですね!


そしてそして、
浅田選手ももちろんですが、表彰台を独占した鈴木選手、中野選手にも今回は素晴らしい感動を貰いましたよね!

ゆかりんに関してはSP5位だったにもかかわらず、フリーでノーミスの見事な巻き返し。
彼女は今までにも何度かこういうことがある度ど根性で乗り越えてきた経緯があるので、私は案外安心して観ていられたんですが、
それでもあの終わった後の緊張の糸が切れたような泣き顔を見た時、毎回そんな過酷な精神状態と戦って、それでも結果を出し続けられるタフさとモチベーションの高さに敬意を払わずにはいられません。


鈴木選手もそうです。
どんな結果であれ常にスケートが出来るという喜びと感謝に溢れたあの情感こもったエモーショナルな演技には、毎回引き込まれずにはいられないし、
彼女を見ていると、ホント、“生”の躍動感というか、瞬間的な煌めきを感じて涙が出ます。


こんな素敵な選手達の活躍をリアルタイムで見れるなんて、私達は幸せ者ですよね!
そして、今回惜しくも表彰台は逃しましたが、ラウラ・レピスト、アシュリー・ワグナー両選手の演技も本当に良かったです!

特に今季のワグナー選手は力強さに女らしいしなやかさも加わって、目を引き付けずにはおかない魅力が出てきていると思うので、
今度は是非!全米選手権を頑張って欲しいです!


――さて、

そうこうしている内に東京に着きました。


今日も昨日に負けないような白熱した試合が観られるといいですね!

EX、真央もタンゴだったらあっこちゃんとのWタンゴ!?

楽しみです~~♪♪


では、
行ってきますね!

ロシア杯 さらっとまとめ

2008-11-27 22:16:31 | コンペ
今更ではありますが、

ここまでずっとGPSを追って来てるので、CoRだけスキップするわけにはいきません。

でも、明日からはもうNHK杯が開幕するしあまり時間をとれないので、今回は一番盛り上がった男子のみを取り上げるに留めたいと思います。


で、今回の主役は何と言ってもジュベでしたよね!!

SPの4-3を決めての完璧な演技はしびれました!
今までのGPS、4持ちの選手が(ジュベ自身も含めて)ほとんどピリッとしなくて評価もされない中、俺様プロと相まってジャンプを全て決めた時、あんなにソーカイでカッコイイプロになるとは!!
観客に向かっての指差しアピールで、ショートサイドにいたタラソワにもズキューンと一発かましたジュベ、まるで乙女のようにきゃぴきゃぴしていたタラおばちゃんが印象的でしたね~~

でも、FSでは4失敗したせいか、その後のジャンプ構成がやたらアクセル連発になっちゃって、TESを下げた分見応えという点ではプレオより劣ってしまいましたが、
ぶっちゃけ皆、力のある者が当たり前のように勝つ、そんなシーンを望んでいたのではないでしょうか?

そういう意味では多少溜飲が下がった今回の試合でした。


プログラム自体の完璧度で言えば、やっぱり、FSで4Tと3A2回、それと全ての3回転ジャンプを揃えてきたプレオの方が上だったんではないでしょうか。
あのカリンカ、やってるプレオもノリやすそうですよね~。観客も無駄に盛り上がれて楽しいですし。

ただ、どうしても軸がぶれるジャンプや姿勢の悪さなど、GOEに結びつかない要素で損をしているのかなぁと思うともったいない気がします。


2位になったトマシュくんに関しては、そこそこの演技でスケーティングも美しいのでPCSが出るのはわかるんですが、今回は3位ぐらいでも良かったような。


あと、意外と?健闘したのがリッポンポン!

SPは昨季のに戻したのでこなれてたというのもあったのでしょうが、
それにしても気合い入りまくりでめっちゃカッコよかった(*>▽<*)!!
課題の3Aもつまりながらも下りることが出来て、あれはニコライも得意になるでしょうね~~。
キスクラでの今にもリッポンポンにキスしそーなくらいのベッタリ加減がちとやりすぎでしたが


そして、残念だったのが、我らがアボちゃん!

SP、2つ目までのジャンプは完璧だったのに、3つ目のルッツが抜けて、その後のスピンでも転倒してしまいガックリ。キスクラでの泣きそうな顔が切なかったなぁ(T_T)
とは言えFSでの所作の美しさはやっぱり天下一品!
ジャンプはCoCの時の方が良かったけど、全体にうまくまとめて総合4位でファイナル進出は上出来と言えましょう。

これで、またアボちゃんの美しい滑りが見られるかと思うと感無量です



そしてそして、
これは語らずには通れないでしょう、今季一番のヘン衣装で話題席巻中のホネホネロック、KVDP!!

いや~~、衝撃的でした!

SPの『禿山の一夜』、ジャンプも完璧でしたが、よく見るとけっこーキラキラしてて美しいあの骨の部分が、ステップやスピンをする度体にメリハリつけてくれてとてもカッコよく見えるんですよ~~

ラストのポーズも幽霊特有の両手をぶら下げるポーズで、
ベルルンのロボプロやリーバースくんの太極など、ユーロ勢はみんなプロがユニークで、なおかつクワドもしっかり挑戦してきてくれるので見応えがありますね~~!
ホント、大好きです!!


でも、忘れちゃいけないのが、今季GPSはエントリーがロシアだけだった、ベテラン選手のチェンジャン・リー。
もう、齢30だというのに4を決めてくるあの衰えを知らない身体能力とガッツは敬服に値します。

こないだのネぺラで優勝した中庭くんもそうだし、今季不死鳥のごとく返り咲きつつあるすぐりんといい、
フィギュアでベテランと言われる選手達がこうやって頑張ってる姿を見るのは何とも感動的ですよね!


最後に総括として、
今回の男子は日本人がいなかったせいか肩の力を抜いて観れたので楽でした。

みんなそれぞれすごい個性的だったし、勝つべき者も勝って、これまでのGPSのようじゃなくちゃんとヒエラルキーが出来たのも良かったと思います。

やっぱり、どのスポーツでもそうですが、倒し甲斐のあるトップが王座に君臨してこそ下位の選手がその座を奪おうとして切磋琢磨出来ると思うし、そのスポーツ自体の隆盛にも繋がると思うので、
大輔くんのいない今、ジュベやジョニちゃん、ライサにベルネルにはほんと、もうひと踏ん張りしててほしいです。


差し当たっては明日からのNHK杯、織田くんが公式練習で4-3-3とゆー驚異的なジャンプを成功させて、復帰後初のメジャー大会の上位を狙ってくるでしょうが、
私としてはジョニちゃんにもしっかり実力を発揮してもらって、お互いしのぎをけずるいい試合を見せてほしいなぁと思いますねー。
あと、キャリエールくんも侮れないしね。

無良くんの豪快な3Aも楽しみだあ~~

古事記、良プロだし、南里くんのアランフェスもなにげに期待してます
生リーバースくんも!


残念ながら明日明後日はTVで観戦ですが、30日は張り切って行ってきますよ~~(>▽<)
さっき公式の様子も流れてて会場の綺麗さにもカンドーしてしまった。

あのブルーバックは試合特有のものですもんね。
(それにしてもコンペの会場をああやってブルーに統一し出したのは一体いつ頃くらいからなんでしょうね?そんな昔からではないような気がするんですが。それに、なんでブルーなんだろ?ちょっと疑問です)

そうそう、皆さんの中には3日間通しで観に行かれる方もいらっしゃると思いますが、あれ、えらい体力奪いますね~
私、こないだの2日間の全日本Jr.、翌日ぶっ倒れてましたもん。

食事も不規則になるし、私みたいな胃弱の人間にはけっこーキツイものがあるなぁ。


と思ったんですが、
やっぱり子供が手を離れたら絶対いつかは通しで観たいので、これから体力衰えないように気をつけなければ。

それまでに大輔くんが辞めてなければいいなぁとも思いつつ。



それでは、今からエントリーとか構成表を整理します。
(もう出てるかな?)


GPSが始まると、月日が経つのが早く感じますね・・・(^_^)




全日本Jr. 結果その2

2008-11-26 12:24:13 | コンペ
さて、女子です。

女子はSPの時点で1位 中村愛音ちゃん、2位が今井遥ちゃん、3位に鈴木真梨ちゃんが入っており、ここでも私は今までの前評判から愛音ちゃんが逃げ切りかなーと踏んでいたのですが、
いや~、フィギュアって、ホント蓋を開けてみるまではわからないもんですね!


第3Gの最終滑走で我らが地元村上佳菜子ちゃんが登場、
冒頭のジャンプですっぽ抜けたものの、その後見事に立て直し、「踊ることが大好き」と言うだけあって、素晴らしくリズミカルなダンスステップで観客を魅了し、SP7位からFS1位とゆー大躍進を遂げ、暫定首位に。

最終Gには上記3選手と西野友毬ちゃん他2人を迎えてデッドヒートを展開します。

まず最初に登場したのは鈴木真梨選手。
私的には全然ノーチェックの選手だったにもかかわらず、SPの白鳥を観てそのとても優雅な滑りにうっとり。
スパイラルポジションがとても綺麗だったのが印象に残ってたんですが、FSでもその滑りは健在で。

ジャンプもミスは2A-2Tの予定が1A-2Tになったくらいでほぼクリーンに決め、FSでは2位の91.17点、総合144.03点で首位が入れ替わります。

そして、グループ3番目に登場したのが今井遥選手。
彼女もジャンプが安定してたのが良かったですね~。FSでは91.10点で3位でしたが、SPの貯金で逃げ切り、またまた暫定1位に。

この時点で3人の点差は小数点刻みの差しかなく、4番滑走の愛音ちゃんがSPの時と同じ滑りを見せればほぼ優勝間違いなしの展開だったと思います。


ところが。

曲が始まって、最初の3連続ジャンプを決め、これは絶対行く!と思った矢先、フライングシットスピンの途中で何故か回転が遅くなり、ほとんど止まりかけた愛音ちゃん。
表情も戸惑っているような顔で一瞬演技をやめちゃうのかな?と観客からもわかるくらいの不安げな様子だったんですが、結局そのまま演技を続けます。
でも、やっぱり何らかのアクシデントがあったのでしょう。
演技再開し始めてすぐの3Fが1Fになってしまいます。その後は何とかジャンプを下りるものの、急激にスピードが落ちステップも勢いがなく精彩を欠いた演技のまま終了。
コーチのところへ手を押さえながら帰って行ったので、もしかしたらエッジで切ったのかも知れませんね。

何にせよこれが響き、FSの点数は85.79点。
総合142.44点で一気に順位を4位まで下げてしまいました。


そしてグループの最終滑走、西野友毬ちゃん登場。

これで彼女にも優勝のチャンスがやってきます。

でも、彼女はSPからジャンプの転倒があったし、6分間練習でもあまり調子がよくなさそうだったのでどうなんだろう?というのがありましたが、案の定やっぱりジャンプが不安定でしたねー。
あれでは上位に食い込むのは難しかったと思います。
ただ、PCSが1位というのはさすが!
スピン、スパイラル、ステップいずれも所作がとても綺麗で華があります。

なので、彼女今回は5位という順位に終わりましたけど、絶対また抜け出てくる存在だと思うのでこれにめげずに頑張って欲しいと思います。


あと、個人的に気になった選手を少し。

月寒FSCの及川久莉子ちゃんと、ムサシノFSCの佐々木美帆ちゃん。

及川さんはSP、FS共に、演技がすごくダンサブルで踊り心がある子ですね~ハツラツとした笑顔も可愛くて、なんか、フレンチカンカンとかやらせたらすっごく似合いそう!
彼女にはアイスショーとかで活躍してもらいたいなぁ。

それから、もう一人の佐々木さん、スピンがキャロライン・ジャンばりのパールスピンだったのでびっくり!!演技もニーノ・ロータのロミジュリに合わせて情緒豊かに演じていたし、とても見応えがありました。


一方で去年活躍、及び前半調子良かった選手が軒並み下位に沈んだりして、何か、女子は下剋上がすごいですね~
1シーズン見逃しただけでもトップの顔触れが変わりそうで(いや、実際変わってますが)ホント、目が離せないと思いました。


最後に小ネタになりますが、
表彰式でカメラのコードに引っ掛かってよろけながら台のところまで行っていた町田くん。それを村上くんはしっかり学習して、行きはまたいで、帰りはコードを迂回して台に昇ってました。
こんなとこにも性格が出てますよね~(笑)

で、表彰式が終わったあとは、羽生くん、村上くん、中村くん、女子3人らがしばらく固まってコーチにメダルかけて一緒に写真撮ったり、皆で記念撮影したりしてました。中でも羽生くんと鈴木さんはおんなじコーチなのかな?2人からメダルをかけてもらってすごく嬉しそうでした。
ただ、中部ブロックの時は表彰式の撮影O.K.だったんですが、今回はダメだったことがちとザンネンだったかな。
でも、リザルトのところに台に乗っている皆の写真がUPされていますね。

シニアと違ってロビーでは結構皆残って雑談してたりして、のんびりしたムードで良かったですよ。


それから、途中からでしたが、私の席の斜め前に恩ちゃんが連れの方2人と一緒に来てしばらく観戦してました。ショーで観るのと違ってモノトーンメイクでふつーのOLっぽかったのが印象的でした。

あと、1日目の日、ロビーを歩いてるミヤケンさんを見つけまして。

お門違いかとは思ったんですが、ミヤケンさんのファンでもあり、大輔くんのファンでもあることを伝えて、大輔くんが早く復帰できるよういちファンとして待ってるとことを伝えたところ、最初は側にいた知り合いの女性にキックとかしてふざけてたんですが、途中でちゃんと真面目に聞いて下さって顔が神妙になっていたので気持ちは伝わったかなぁと思いました。
(ま、それを大輔くんに話してくれるかどうかは別でしょうけど)
いいんです、自己満足ですからね。



世界Jr.代表、及び全日本の推薦も合わせて発表ありましたね。

世界Jr.代表男子は羽生くん。女子は今井さんと鈴木さん。
ペアが高橋・トラン組、ダンスは保留。
そして、全日本は男子が羽生くん、町田くん、村上くんと、中村くん。
女子は今井さん、鈴木さん、村上さん、中村さん。
(あ、なにげに村上と中村がかぶってる~

発表があった時、リンク脇にいた中村くんと観客席にいた中村さんから共に歓声があがってたのが印象的でしたよ。


こうして、
Jr.の今季最大イベントを観戦し終えたわけですが、シーズン通して悲喜こもごものドラマを見続けていけるのはとても楽しいですし、ファン冥利につきますね。
そして、その時々でスケーターの演技はもちろん、オフアイスでの表情など、知れば知るほど贔屓の子が沢山増えちゃって節操なくなりそーでコワいです
(大輔くん、ゴメンナサイm(__)m


でも、裏を返せばそれだけこのスポーツが魅力的だということで、
選手の皆さん全てに改めてエールを送りたいと思います。

本当にお疲れ様でした!

そしたまた、次のステップアップ目指して頑張ってくださいね!!

全日本Jr. 結果

2008-11-25 16:35:57 | コンペ
ぎゃ!

すいませーーん!
今日、前回のブログ見返してみたら全日本Jr.の放送日程が違ってました。

正しくは12/25(木)です!
訂正してお詫びいたしますm(__)m


地上波でもやるようですので、今度は正しい日程を。

12/7(日)フジ 25:55~26:55(関東地区のみ)
12/25(木)BSフジ 19:00~20:30

BSの方が30分長くやってくれるみたいですね。視聴可能な方は是非ご覧になってください。今回はよくも悪くも波乱でしたから!


では、ここからは、私が観てきた感想と小ネタなどを少し。

リザルトページはこちら。

2日目は1日目のSP上位24名でFSが行われましたが、全員のことは書けないので男子は最終Gの佐々木くん、村上くん、羽生くん、中村くん、町田くんの5人と、女子は村上さん、鈴木さん、今井さん、中村さん、西野さん5人と後は気になった選手数名の感想を書きたいと思います。


まず、男子。

SPでぶっちぎりの安定感を見せた町田くん。
最終Gの6分間練習でもジャンプは相変わらず綺麗に着氷してて、これはマジ1位確定!?といやが上にも期待は高まります。
衣装も白鳥の曲に合わせて大輔くんのHIP HOPスワンに良く似た黒鳥衣装で(でも、私個人としては昨季の白地にブルーのグラデーション衣装の方が若々しくて、町田くんのカラーに合ってるような気がしましたねー)右手のフサフサ洗車ブラシまで大輔くん衣装に捧げるオマージュか?それともボツにはなったけど、ジュベのFS初代衣装といい今季の流行りモノなのか?いずれにせよゴージャス感たっぷりで、目が自然に町田くんを追ってしまう。
一方、イマイチジャンプが決まらず明らかに調子がよくなさそうだったのが、佐々木くんと羽生くん。
佐々木くんは元々あまり、ジャンプがいい選手ではないのであんなものかなーと思ったのですが、羽生くんに関しては1日目でキャロライン・ジャン選手のような開脚転倒を繰り返してたので、3Aの練習しすぎでバランス崩してなければいいのになぁと、ちょっとハラハラして見てました(何せ大輔くんのことがあるので余計心配でしたよ)
あと、何気に目を引いてたのが、明治神宮外苑FSCの中村健人くん。
掲示板で前評判が良かっただけにどんな子かなーと思って注視してたんですけど、彼はハーフなのかな?長身でなかなかのイケメンな上に、ジャンプもけっこーダイナミックで目立ちますね~(*^_^*)
声援もかなり飛んでて、注目されてるのがわかりましたよ。

これほどメンツの揃った最終G、会場も段々コンペ特有の緊張感に包まれて行きます。
そして、始まりました。SP3位、佐々木彰生くんは『熱烈中華飯店』!

冒頭3Loのジャンプがいきなり2Loになると、やっぱり調子が悪かったのか、お次の3Lz-2Tは何とか決めたものの、次の3Fで転倒。3Tでもお手つきになり、最後のジャンプ2つもOT(だったかな?)と転倒でもう、グダグダ!
見てても何だかすごく体が重そうで、ステップは気合いでこなしてましたが、躍動感も彼特有の弾けるパワーも影を潜めてて、終わってみればFS12位というひどさ。

後聞きで彼が風邪を引いていたと知って、体が重そうだったのはそれでかと合点がいったのですが、世界Jr.代表を決める重要な試合で体調不良に見舞われたのは残念としか言いようがありません。

彼のあの観ている人を楽しませる軽妙なリズム感とエンターテイメント性は何者にも代えがたい魅力なので、全日本の推薦にも外れてしまった今季、もうあの演技を観る機会が失われるのは寂しすぎます。
出来得るなら、あと1回でいいから彼の神演技を観たいなぁ
そう、思わせる選手ですよね。

なので、来季は是非!体調万全で挑んでほしいです。


そして、次の滑走はSP2位に入った、村上大介くん。

彼、今回帯同していたのが何故か佐藤久美子コーチで、練習場所も今はアイスハウスではなく日本?とか、ニコライ、いくらロシア杯で自分とこの選手沢山出たからってあまりにも村上くんのこと放かりっぱなしだよ~~!とこっちが彼を不憫に思ったほど。
でも、試合後ちょっと村上くんとお話出来たんですけど、案外彼はいい意味でふてぶてしい印象がしました。
ちょっとやそっとの事では動じないとゆーか、どっしりしてるとゆーか、
そーゆーのが演技にも出るんでしょうか、
あの年であんまり不安定さを感じないのはナカナカ貴重かなと。

FSも3A2回挑戦してきて(イッコはつまり気味、もうイッコは転倒でしたけど)、TESもPCSもバランスよく揃えてこれるところは強みですね。
その分、個性という点ではまだまだモロ風味以上のものは出せていない感じなので、今後はもう少し彼自身アピール出来るところが増えるといいのかも。

何にせよ、3位入賞&全日本推薦出場おめでとう!
これで初めて全国の視聴者の前で“村上大介”の演技をお披露目出来ますね!!

フジテレビ、カットしないでよ~~


さて、
ここまでで暫定1位は総合173.50点を出して佐々木くんと25点もの差をつけた村上くんでした。

お次は羽生結弦くん。

水色のフリル付き衣装があの少年期特有の年齢でしか着こなせないお耽美衣装だな~と妙に感心しつつ迎えたフリー。
またあんな転倒しやしないかとドキドキもんで迎えた冒頭、ラフマニの繊細な曲に乗って3Aを意地でも下りてやる!ってゆー気合いで何とか着氷したのを見た時、これはいけるかも!?と予感が。
その後のジャンプ構成がすごかったです!
3S-3T,3Lz,3Lo,3Lz(お手つき)-2T,3F,2A-3T-2T,2Aとこれが13歳の構成かと思うほどの怒涛のジャンプでTESはなんと66.82点!
おまけに彼の柔軟性を生かしたイナバウアーやビールマンスピンなどもきっちり華麗に決めて、
何とゆーか、あの、体の限界とか未知のものに対する恐れを知らない真っ直ぐさ?
伸びやかでしなやかな動きが男性の可動域をラクラク超える様は、本当に男女の枠を取っ払ったところに存在する別の生き物みたいで、まぁ、あの時期の少年が持つ特性を差し引いても驚異的なことに変わりはないわけで。

彼は、本当に、これから今までの日本男子にはない存在になるのではないかなぁと思います(スタイルもみんなの中で一人だけ等身が違いますもんね)

ただ、世界Jr.代表として順位がどうなるかは全く読めないなぁ。

とは言え、彼にはこれからまだまだチャンスがあるので今回は順位のことは気にせず伸び伸び滑ってほしいです(なんて、無理ですけどね、実際は)


さぁ、羽生くんが村上くんを超える182.17点をたたき出し、会場はいよいよヒートアップ!
お次の中村健人くんを迎えます。

今回のフリーの演技で一番綺麗な3Aを跳んで見せた中村くん。
その後のジャンプもほぼクリーンに決め、『パイレーツオブカリビアン』に合わせたダイナミックかつ優雅な動きで私達観客を魅了。彼は上体の動かし方が上手いですねー。
終わった時はスタオベの嵐で中村くん自身も納得のいく演技だったのでしょう。観客を煽っていましたっけ(笑)

点数は166.49点で惜しくも4位でしたが、彼も村上くんと同じく名前を売ったという点では収穫だったと思います。
全日本にも出れますしね。

それに、コーチとの関係がとってもよさげで飾らない感じがすごく好感持てて、私、ファンになってしまいました(*^_^*)
多分、全国放送されたらもっとファンが増えるでしょうね。
頂いたサイン、まだちゃんとしたのがないと言って名前をローマ字で書いてくれましたが、これからひょっとして考えるかも知れませんよ~(笑)

全日本までに間に合うかな?


そしていよいよ、フリーも最終滑走の町田くんを残すのみに。

もう、私の期待度もMAXになり、固唾を飲んで見守っていたんですが――。


町田くん、6分間の時より明らかに緊張してました。
これは大丈夫かなー?と思ったんですが、案の定最初の3A、SPでも練習でもあんなにクリーンだったのが、着氷つまり気味に。
すると今度は多分コンビを持ってくる筈だった2回目の3Aでオーバーターンになりセカンドつけられず。
その後は3Lzが1Lzになり、決めたと思った3Loで着氷後に何故か転倒。
3Fでもステップアウトになり、後半スピードも落ちていって、やっぱり体力不足なのかなぁ。
プレッシャーも勿論あったと思いますが、ちょっとあまりにも締まらない演技でがっくりしました。
思うに彼ってマイペースであまり人のことは気にしないタイプなんでしょうが、Jr.も今季で最後だし、どうせならここでもう少し精神的なしぶとさとゆーか、気概を見せてほしかった!
でなければ、スケーターとしての転機をとらえ損ねそうな気がするので。

今回の試合でJr.1年目の羽生くんに負けたこと。

これが少なからず彼のメンタルに影響及ぼしてるといいなぁ。

とにかく、
私的には町田くんはかなり贔屓の選手なので頑張ってほしい。
ああいう雰囲気のある子もなかなかいないと思うので・・・。



結局、町田くんはPCSでは1位だったもののTESが低く総合180.91点で2位に落ちてしまいました。

私はしばらく立ち直れませんでしたが・・・、それでも今回は羽生くんがやっぱりすごかった!
3Aを入れた強気の構成と、それを何が何でも着氷するんだという“漢気”あふれた演技に13歳とは思えない大器の片鱗を見た気がします。


改めて、羽生くん、町田くん、村上くんに、おめでとう!!


・・・と、

またもや長くなってしまいました

最後に駆け足ではありますが、上記の選手以外で気になった選手を少し取り上げたいと思います。
個人的にツボだったのが、ジャンプはダメでしたけど、表現力が素晴らしかった慶応高校スケート部の土生浩貴くん。
SPのリベルタンゴ、指先まで神経の行き届いた情熱的な動作にうっとりしましたし、フリーでもその身体のしなやかな身のこなしは目をみはるものがありました。

あれでジャンプがもうちょっときちんと入れば上位に来るのだって夢ではないと思いましたし、同じく慶応の近藤琢哉くんも土生くんと一緒で滑りと手足の使い方が綺麗で、慶応スケート部ってなにげにすごい!?
と妙な関心を持ってしまいました

あと、惜しくもFSには進めませんでしたが、盛岡FSCの佐藤洸彬くんのマンボ、笑顔がとっても素晴らしくって、本当に楽しそうに演技してるのがすごい印象の残りました。プログラムの写真もにっこり笑ってて、彼には来季
頑張ってもらって是非FSまで進んでほしいです!

待ってるからね!佐藤くん!!



というわけで、この分じゃ女子もけっこーな長さになると思われ。

なので、また後半に分けて、次回UPしますね


しかし・・・、

ロシア杯もまだまとめてないし、録画したNHK杯30年も全部見終わってなくて、このままNHK杯本番を迎えたら、も、何から書いていいかわからなくなりそうな予感。


ま、その時はその時か。

皆様、こんなアバウトなわたくしをお許し下さいm(__)m


では、続きはまた明日~(^.^)/~~~←ゴマカシ

全日本Jr.に行って来ました!

2008-11-23 22:27:13 | コンペ
夜ご飯も食べずに、今、日本ガイシから帰って来ました~(>0<)

これからCoRのEXが始まるのにも何とか間に合ったので、録画して遅まきの晩御飯を食べながら、今日のSPの結果と感想を簡単ではありますが、書きたいと思います。

本日の名古屋は天気もよく会場もそんなに寒くはありませんでした。

観客は中部の時のFSぐらいの入りでしたかね。
12:10頃着いていい席はほぼ埋まってましたが、現地で落ち合ったファン仲間の人の計らいでスタンド2列目をGET。

でも、プログラムは既に完売していてガックリ~(T_T)

PIWにならってか?記念タンブラーなんぞ売っていましたが、
どうせならプログラムの冊数をもっと増やしてほしかった。


さて、男子。

1位 町田樹 TES 39.70 PCS 30.15 TSS 69.85

今日は何と言っても町田くん!
6分間練習からジャンプバンバン決めまくりで、会場から常に大拍手!
高さも幅もハンパない質の良いジャンプが本番でもしっかり決まり、3A、3F-2T、3Lz(間違ってたらごめんなさい)全てクリーン!
ちょっとコミカルな振り付けもさりげなくこなして、安定感抜群でした!!
ただ、彼の場合、FSでの体力勝負なところが今までの課題だったので、それが今季どこまで改善されてるか、明日が楽しみですね!

2位 村上大介 TES 37.80 PCS 28.15 TSS 65.95

村上くん、一番滑走でした。
なので、いきなりのこの点数にびっくり!
彼の演技とゆーか、彼自身生で見たのが今回初だったんですけど、けっこー、もうしっかりした大人体型で、滑りにもジャンプにも重厚感がありました。
ジャンプ構成は町田くんと同じかな?ほぼクリーンに下りてました。
振り付けや衣装はやっぱり良くも悪くもモロ風味で、Slstでは思わず大輔くんのSlstを思い出してしまったなぁ(~_~;)
曲が『禿山の一夜』であの村上くんの存在感だったら、もっと面白い振り付けが出来そうなので、ニコライ、もちっと引き出し増やしてくれ~。


3位 佐々木彰生 TES 31.68 PCS 31.68 TSS 60.63

『屋根の上のヴァイオリン弾き』今季初生観戦!
佐々木くん、GPSやブロック大会など連戦だった時はだいぶジャンプがグダってきてたのに、今回は見事に持ち直してました!
最初の3Lzなんて滞空時間がすごく長くて、まるでスローで観てるような感覚になったほど。お次の3-2も決め、最後の2Aだけちょっとオーバーターン気味でしたが、滑りもしっかりしててスピードもありました。
熱烈中華飯店、楽しみ~~


以上が上位3人でしたが、下馬評から言えば妥当?


そうそう、今季めっちゃ期待されてる羽生くんは、3A含む2回のジャンプ転倒がたたって暫定4位。それでもTESは佐々木くんより高いし、こないだ下りられるようになったばかりの3Aを怖がらずしっかり入れてくるところはさすが。
キスクラではすごく悔しそうな顔をしてたので、明日のフリーではきっと頑張ってくれることと思います。



女子は波乱の幕開け。

上位は納得の顔ぶれであるにもかかわらず、去年活躍した、または今季JGSで優勝した子達が軒並み

1位は中村愛音ちゃんで、彼女はこの間の中部でも優勝しましたけど、怪我した去年は思うような結果が出せず苦しんだと思いますが、今回の演技、ジャンプはほぼクリーン、スピードに乗ったキレのある演技で後半のグループで少々ダレていた会場の空気を一変させました!
今季の彼女はマジで来そうです!!

そして、2位は今井遥ちゃん。
彼女はまず、衣装の配色が茄子紺をベースにバックの花模様にピンクのグラデがほどこしてあって、あの色味、好きでしたね~

演技もスピンのポジションがすごく綺麗だったし、もう少し表現でアピール出来るところがあればもっと伸びそう。


そして3位は、すいませんm(__)m私丸っきりノーチェックでした。
東北高等学校の鈴木真梨選手。SWAN LAKEの音楽にのってとても優雅で綺麗なスパイラルをしてましたね~。

4位に入ったのが西野友毬ちゃんで、
まあ、ここまでかなー、良かったと言えるのは。

後は水津選手も藤沢選手も、石川選手も、
村元選手に佐藤菜乃初選手、藤沢選手、松原選手、村上選手、押川選手など、期待出来た筈の選手がみんな40点台の中にひしめき合っっちゃって、ちょっと最後の方は正直誰も彼もが一緒くたに見えてしまいました。

ま、それは逆を言えば団子状態の混戦レースなわけで、みんな充分逆転可能な位置にいるとも言えるんですがね。



この模様は12/25のPM7:00からBSフジで放送されるそうです。
(メンツを考えたらトーゼンですね!)


では、明日もあるので、取りあえず今日はこの辺で。

半分眠った脳ミソで書いてるので、誤字脱字意味フメイな文はどうぞご容赦下さい。
折り返し訂正いたします。


CoRのEXもちょうど終わりました。
フィナーレの最後になぜかプルやヤグ、ウル様などかつてのロシアンスケーター達がいっぱい呼ばれて並んでいましたが、あれは一体なんだったんでしょう???
(も、アタマ回ってません


――ま、いっか。

今はとにかく眠いです。


しかし、これからお風呂入ってきます!


明日9:40開場、間に合うかしらん・・・?

エリック杯 まとめその2

2008-11-22 00:16:52 | コンペ
テンプレ変えてみました

もうすぐ12月でクリスマスシーズンですし、気分的にも何か変化が欲しかったので


今、WebTVでCoRの生放送観ながらこれ書いてます。


PIWチームメンバーである西田美和さんのブログに少しですが、大輔くん情報がありますね。

同世代の男子スケーターが、大輔くんは元気だし、前向きだと。

同世代・・・、
誰でしょうか。

本田くん?南里くん?小林くん?
大輔くん個人とやりとりしてる人のよーな気がするから、仲がいいか近しい人だと思うんですけど。


ま、詮索はしないでおきましょう。

今は情報は欲しいけれども、心穏やかに治療してもらいたいですもんね。


大輔くんの周りの皆さん、彼をよろしくお願いしますm(__)m



というわけで、
大輔くんのブログを読んで気持ち的に大分楽になったのと、やっぱりブログを書いている以上、常に話題は提供していかなくてはいけないと思うので、今日は途中までだったエリック杯のまとめを浅田選手中心に書いていきたいと思います。

また長くなるかも知れませんが、お付き合いのほどよろしくお願いいたしますm(__)m


◆女子シングル


さて、今回のエリック杯、同性の私でもグッと目を引いたのが地元おふらんす枠で出て来た2人のディディエちゃん。

1人目のキャンディス・ディディエ選手はそのモデルばりのすらっとしたスレンダーな体躯と容姿にうっとり。
SPの衣装もさすがおふらんす仕込み?のハイセンス衣装で似合ってたし、演技もそつなくこなしてた感じで好感度大でした。

もう1人のグウェンドレン・ディディエ選手の方は演技はけっこーパワフルな感じでしたけど、正直試合自体ではあまりパッとしなかったのに、EXで出て来た姿を見てビックリしましたよ~!

お顔にヒゲをはやして猫耳つけためっちゃキュートな黒猫ちゃんで、一瞬ランビの赤〇〇の悪夢を思い出してゾッとしたんですがさにあらず。

試合の時のあかぬけない感じが一変してとっても可愛かったです~


そして、もう一人、いつも何かと話題に上っている、エレ-ネ・ゲデバニシヴィリ通称ゲデ子ちゃん。


彼女って、容姿もそうですが、すごく華のある子ですよね。
演技もSPのキャバレーは昨季からの持ち越しにするだけあって、とっても彼女のキャラに合ってるし、FSは何か賛否両論みたいですが、私は好きですね。
はつらつとした健康的なお色気で、青年漫画の中に絶対出て来るキャラ

ただ、彼女も成長期の体型変化に苦しんでいるのかな?
ジャンプが決まらないのが難点ですよね。

ふつーの女の子としてなら、羨ましいくらいのナイスバディですもの。


あと、お久しぶりのエミリー・ヒューズ選手はちょっと痩せてたので期待したのですが、ジャンプがやっぱり芳しくなかったですね。


その他、優勝したロシェは安定感抜群でしたが、演技自体はこの間のスケカナの時の方が良かったかも。
同じくジャン選手も今回FSの出来、とっても良かったので真央の順位に異論のある方もいらっしゃるかもしれませんが、中身の濃さでいうとやっぱり真央の右に出るものは今の女子にはいないかも知れません。


で、件の浅田選手ですが。


エリック杯が始まる直前までは、ニュースで何度も新コーチのタラソワとの仲睦まじい様子が流され、スポンサーである森永から専属のトレーナーもついて、まさに“チーム真央”として今季は盤石と思われていた浅田選手。
実際私も、あの見るからに鬼コーチなタラソワと抱き合っている彼女を見て、真央だったら稀代の名コーチをものともせず世界最強のタッグでファンの度肝を抜いてくれるに違いないと、そう期待しておりました。

そして確かに、あの仮面舞踏会を観た時、それは確信に変わり、と同時に、

うわぁ~、タラおばちゃん、ここまでさせんでも・・・

という感想がまず来てしまいました。


あのプロを見ると、今季、浅田選手が何を課題として取り組んできたのかがよくわかりますよね。

まず、一つはルッツの矯正。

そしてもう一つが苦手なサルコウの克服です。


ルッツに関しては少し前のロシアでの練習時にほぼ矯正出来ている映像が流れ、タラソワがマスコミに向かって、意気揚揚と成果を語ってたニュースがありました。
多分、確率的には本当にほぼ直っているのだと思います。
でも、サルコウに関しては?

今回のジャンプ構成は浅田選手にしてはとても守りに入った構成だったように思います。
プロトコルを見てもらうとわかりますが、矯正出来てるとは言っても結局自信がなかったのでしょう、結果的にルッツは一つも入らなくて代わりに増えているのがループ。
そして、今までほとんど試合には入れて来なかったサルコウ。


競技後のインタビューで、彼女はこう言っていましたね。

「ロシアのやり方でトライしてみたが、もう少し自分が納得するまで回数を跳んだ方がいいのかな」


日本にいる時の彼女はそれこそ一日の2/3を練習時間にあてていた筈ですが、ロシアでは短期集中で一日2,3時間の練習で終わらせていたとか。

それでは、練習の鬼の真央は不安で不安でしょうがなかったでしょう。

それが、あのエリックでのどこか自信なさげな彼女の表情となって表れていたのだと思います。

案の定、SPから3-3のジャンプのセカンドループがシングルになり、唯一入れていた3Lzが2Lzになって、翌日その失敗を引きずるように今までかつてなかったほどのジャンプの乱れを引き起こしてしまいます。

その上、あのプロにはタノジャンプを入れていますし、ステップに関しては去年を更に上回る細かさで、しかも曲構成的にも少しも休むところがないとゆー超鬼プロ。
あれではやっている方もそうですが、観ている方も息つくヒマもないという感じで力が入りまくり、
「すげ~~~」という声は出るのですが、何だか観終わった後、浅田選手が痛ましく見えてしまって、

一体、彼女は何をそんなに焦っているのだろう?


――いえ、
『焦っている』と言ったら語弊があるのかも知れませんが、

技術力も表現力もすでに折り紙つきの評価を受けている彼女のこと、いくらOPシーズンに向けていろいろ挑戦出来る年が今季しかないからと言って、何も一つのプロにあそこまでぎちぎちに要素や課題を詰め込まなくても、もう少し余裕を持って、矯正中の課題を入れるのは一つ、新しいことに挑戦するのも一つで、あとはゆっくり熟成したワインを楽しむように、彼女がこれまで身に付けて来た魅力だけで勝負しても良かったような、そんな気がするのです。


そうすればもっとジャンプにも余裕を持って対応出来たと思うし、
何よりあのプロをもっとじっくり味わうことが出来たんではないか・・・。


そう考えてしまって、一瞬私は同じタラソワ振り付けで大変な思いをし、途中でプロを変えてしまったあの大輔くんのいわくつきのプロ、『剣の舞』を思い出してしまいました。

あのプロも大輔くんは必死に音を取っていて、「すげ~~~!」だったんですがね・・・(~_~;)


SPも良プロで、演技冒頭、真央が頭上に手を差し伸べた先に私には青白く光る月が見えました。
でも、インパクトという点では去年のラベンダーの方が良かったかな。


とはいえ、
やはり真央はアスリートですね。

その、いつも何かに挑戦して少しも留まることをしないチャレンジスピリットには感服してしまいます。


どうか、その真摯な努力が正当に評価され実を結びますよう。
努力の天才はその運さえも自身の努力で引き寄せる力を持っていると信じています。

次のNHK杯が楽しみですね!



そうそう、
NHK杯と言えば今日まで3夜連続でやっていた『プレイバック!なつかしのNHK杯フィギュア30年』
今のところ2夜まで見ましたが、いいですねぇ!

でも今日の放送分の大輔くんのところは見たら泣いてしまいそうなので、
感想はまた週明けにでも書きたいと思います。


というか、
今週末はリアルタイムで観ているCoRの他に、全日本Jr.を観戦しに行くのではっきり言って時間がない!!(CoRなんか、8時間ぶっ通しだし、Jr.も2日共フルで観て来るつもりなので体力持つかしらん??)


なので、週末は更新出来ないと思いますが、頑張ってレポ出来るようにメモいっぱい取ってきます!!(笑)



それでは、皆様、今晩も長々とお付き合いくださりありがとう。



CoR女子、7人終わって村主選手がトップです。

がんばれ~~、すぐりん!!

エリック杯 まとめその1

2008-11-17 22:36:30 | コンペ
まずは初めに、

小塚くん、見事ファイナル進出おめでと~~~\(~o~)/


いや~、終わりましたね、エリック杯。

なんか、めっちゃキツカッタ(×0×)!!

今回のコンペ、2日間の強行日程で行われたもんだから、毎度週末は家のことでなんやかやと動く自分には、EX含めて夜中3~5時間ぶっ続けの連続放送ははっきり言ってしんどかった!
(だから、結局順位の即UPも出来ませんでした~根性無しでスイマセンm(__)m)

ただただ、今はすんげー寝不足です


でも、取りあえず、選手の演技もプロトコルも皆の感想もひと通り見終えたので、今回GPF出場を決めた小塚くんのことと、ショックだった真央ちゃんとジュベールのことを真っ先に書きたい気持ちを抑えつつ、何とか男女シングルだけでも観た感想を、2回に分けて書きたいと思います。


◆男子シングル

さて、まずは、下位の選手で面白かったのが、
地元おフランスから登場した、Deslot(デロー?デズロット?正しい読みがわかんなくてゴメンナサイ)選手とドイツのリーバース選手。

Deslot選手、一体年齢はいくつなんだろう??と考えてしまうほど、パッと見ちょっとKVDPくんばりの髪の生え際辺りが限りなくオッサンLikeな容姿なので(笑)勝手にパワージャンプ系の選手なのかなーと思っていたらさにあらず、
とっても手足の動きが優雅なエレガント系の選手で

順位は最下位だったにもかかわらず、ナゼかEXにも出場。
両腕と両足にタオルをはためかせたよーな全身真っ白な変衣装にこれまた白い風船もって(いちおー、コンセプトは道化師っぽい!?)独特の雰囲気出しながら滑っておりました。

さすが、おふらんすクオリティ!

そして、リーバースくんは今季のFSの忍者仕様の『太極』衣装写真だけは知ってたんですが、けっこーそのプロが話題先行してたのですっごい楽しみにして観てたら納得!!

まず曲がオモシロすぎ~~(>▽<)

傾向としてはベルネルくんの『有名トラ』に通ずる“ナンチャッテ東洋”の世界で、曲の中盤のステップのところに「ハッハッ!」「ハッ八ッ!」「ハイハイハイハイ!」とゆー掛け声が実にリズミカルに入ってるもんだから、すんごいウケる!
それにリーバースくん自身、衣装も音取りもめっちゃハマってるので全然違和感ないんですよね~!
彼NHK杯来ますが、絶対ウケると思いますよ~

なので、見逃した方は是非!注目してみてください


それから、これは個人的に感傷が入っちゃった選手なんですが、CoCにも出てた中国のジンジャン・ウーくん。

ちょっとその容姿が小栗旬を薄味にしたよーな憂いのある面立ちのウーくん。
彼の滑りとゆーか、頭や手足の連動する動きがですねー(ついでに髪型も)

なんか、大輔くんの動きに似てて困った


跳べるかどーかは実際の試合に入れてこなかったのでわかりませんが、構成表に4Lz(!)を入れてるだけあってジャンプけっこー高くて綺麗だったし、表現力もまぁまぁだったので、余計オーバーラップしちゃったんでしょうね~。
ちょっと切なかったです
(ま、あくまで個人的な意見ですが)


そんな感傷にひたりつつも、今回は先にも書いたように、絶対ジュベに来てほしいと思っていたエリック杯。

ところが、フタを開けてみれば、ジュベを含めた上位は大番狂わせに・・・!



当初の予想では、誰もジュベの優勝を疑わなかったですよね。
だって、小塚くんとPちゃんが今季のGPSで優勝してるとは言え、あの4回転3種類を持ったジュベがSPからきっちりクワドを入れて来たら、いくらPCSの高いPちゃんでさえ絶対彼に勝てるわけがないと、そんな安心感さえ持っていたのに、
最終滑走の前に滑った各選手の順位は1 Pちゃん、2 小塚くん、3 プレオの順番で。
構成表には一人だけ何も書いてなかったものの、SPの冒頭4-3は決めてくると思いきや、助走でためらいを感じたのは気のせいじゃなかった、なんと、あのジュベがクワドすっぽ抜けで1回転に!!

「ええ~~ッ!?」

と、家族が寝静まろうとしてる深夜に奇声を発してしまった私に娘がひと言。

「ママ、キモい」
(だって、ヘッドホンしながら観てたんですもーん

後の二つのジャンプは決まったものの、順位は彼としては屈辱の3位。


そして、迎えたFS、
衣装も(やっぱり不評だったのか?)よく見ると鷹の絵が胸の真ん中を顔にしてデザインされている、型としてはジョニちゃん風味なピッタリ衣装に変更して(そーいえば、SP衣装もなにげにデザインが変わってましたけど、毎回ヘン衣装で楽しませてくれるジュベとしては今回は初見の方がインパクト大だったかも。
でも、私個人としては今の衣装の方が好きだナー)

演技自体は俺様キャラ的な彼の雰囲気に合っててなおかつ切なさもあってすごく良かったんですが(特にCiStが魅せるステップで、私、今回初めてジュベに色気を感じましたよ~)いかんせんジャンプで自滅。
何とか決めたクワドも一つで、エッジエラーを恐れたのか?フリップがなかった分、単独2Aと2Aコンボを入れざるを得ない王者の構成とはかけ離れたジャンプ内容に転倒もありとなれば、先にすごーくいい演技をしたプレオにだって勝てないのは必定と言えましょう。

そう!

そのいい演技と言えば、
今回小塚くんもPちゃんも良かったけれど、何と言っても会場も本人も一番盛り上がったのが、プレオくん!!
『カリンカ』、すごくいいプロですよね~

SPにしてもFSにしても両手を曲がった姿勢のまま振り上げたりする動作が多くて、それはちょっと気にはなったんですが、4を含むジャンプ、ほぼクリーンに決めて終盤カリンカのリピートで曲に合わせて段々早くなっていくステップは圧巻のひと言!!

彼、何度もガッツポーズしてましたね。

あんな闘志溢れる演技を観たのは久々かも(>▽<)!
(なのに、後で地上波のを観返してみたら、3位なのに見事スルー。テレ朝、つくづくフィギュアファンをバカにしてます


やっぱり、コンペって、滑走順のまんま観るのが一番盛り上がるし緊迫感も得られる。観ている方もそのハラハラドキドキを味わいたいから会場にも行ったりするのに、
あんな局の思惑で事実を歪曲したぶつ切り映像流すなんて、もはやあれはスポーツ中継じゃありませんよね!

なんか、毎度ですが、腹立ちます。
こんなこと続けてたら今に誰も地上波なんて見なくなるでしょうね。


――おっとと、

話がそれてしまいました。


そんなこんなで、ジュベの思わぬ自滅に大ショックを受けながらも、まぁ、あそこまでジャンプに失敗しちゃあしょうがないなぁと順位には納得したんですが、

ただ、敢て、今回もうちょっと口を挟ませてもらえるなら、
私的には既に2勝をあげているとは言えPちゃんの演技、それほど印象には残ってないのが寂しい。

確かに彼は、ジャンプの質が高くて軸も綺麗、スケーティングも滑らかで無理がないし、体を大きく使うから表現面でも及第点はもらえてると思います。

でも、それだけ。

私にしてみれば、SPもFSも同じ演技に見えるし、何より残念なのが、彼が表そうとしている(もしかしたら、していないのかも知れない)その曲の世界観とゆーか、物語性がまったく見えてこないんです。

たとえば、贔屓目に見えるかも知れませんが、大輔くんはそこら辺が突出していて、彼のプロは昔のもそうだし、最近のラフマニやノクターン、ロクサにバチェラ、オペラ座、チャイコ、Eyeにおいてまでいつも彼なりの感性で捉えたその音楽の色をくっきり浮かび上がらせるので、観ているこちらも自分の中にある内的イメージを強く喚起させられるところがあります。
彼が演じるプロによって全く別人に見えるのはそのせいで、そこが彼の最大の魅力の一つかなぁと私は思っているんですが、
でも、それは他の選手のいわゆる名プロと呼ばれるものにも必ずあるもので、ひっきょうそれらのプロは印象に強く残りますよね。

そういう意味では、スキル的には今回のPちゃんの方が高いかもしれないけど、魅力的な演技という点においては、小塚くんや、プレオ、ジュベの方が私は良かったと思う。

もっとも、よくよく考えてみれば、Pちゃんってまだ17歳なわけで、年の割にスキル(や立ち居振る舞い)が老成してるから、表現面がまだ追いついていないだけかも知れませんけどねー。

だから、
今後、技術・表現両方兼ね備えた今のオジサン世代上位陣が復活して来た時に、Pちゃんがどこまで迫れるか、
そこで彼の真価が問われるのかなぁと思います。


明らかなカナダ贔屓さえなければね。


・・・それにしても、

今回の結果で見事小塚くんがファイナル進出して、彼は本当に今季大化けした感がありますが、
こないだ開催されたゴールデンスピンではまたもや南里くんが優勝し、
フランスの凝った演出の中行われたEXで、アーガイルセーターに花束持って登場した七三分けのヘンジュベールに大笑い、1位のPちゃんより露出が多いってどーよ!?と思いながら、
何だか突然泣けてきて。

・・・この中に何で大輔くんがいないんだろう?

去年まで、あの白いリンクに立ってるのが当たり前だと思ってて、TVやニュースを目を皿のようにして追いかけてたことが今は全く出来なくなって、その動向すらもわからないこの状況の中、だいぶ、もう、自分をごまかすのが辛くなって来てるようです。

そして、
今日届いたぴあからの、年明けに名古屋で行われるJSCのプレリザお知らせメールの出演選手の中に大輔くんの名前が載ってないのを見て、改めて彼の不在を再認識させられて――


現実は厳しいです。


でも、一番辛いのはもちろん大輔くんですもんね。

弱さに負けてヘンな情報に右往左往させられないよう、気をしっかり持たなければ!



明日は女子シングルについて、書きたいと思います。

進化を求める世界女王に敬意を払いつつ――。