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華氷~はなごおり~

氷上に咲く花・・・フィギュアスケート。
ここは、そんなスケーター達にエールを送るブログです。(でも、時々脱線話もアリ)

行ってきました、ジャパンオープン!

2009-10-06 00:44:14 | コンペ
ぎゃ~~~ん!

JOから帰って来て一息ついたところで録画した3日の試合を見ようと思ったら、何でかわかんないけど、最初の10数秒で録画が突然切れてた~~~~~~!!!!(>Д<)

・・・か、悲しすぎる(/_;)

(でも、カーニバルのCMで大輔くんが新衣装でジャンプしてるとこだけ残ってました!!これはラッキーなのかな?)



ということで、JOは10日のBSまで再録画は待たなくちゃいけなくなったので、ホントは放送見てからじっくり感想を書こうと思ってましたけど、今回はもう既に皆さんもオンエアを観られてると思うし、この際しょーがないから、も、現地の記憶だけで簡単に書くことにしますね。
(カーニバルの方は無事録れてましたよ~~~



さてさて。

今回、私、たまアリは2回目だったんですが、相変わらずハコ、おっきいですね~。
ただ公式から席を選んで前回よりは真ん中寄りを取れたせいか、SS7列目とは言えけっこー近くから選手を観れたので、私的にはかなり満足。

しかも、会場めっちゃあったかくて上着もブランケットもいらなかったし。
(トートバッグに4種の神器――おざぶにカイロ、ブランケットに上着が全く出番なかったのって久しぶり!)

で、プログラムは買わなかったんですが、結局WFS No.39は買ってしまいました(^_^;)←ユーワクに弱いなぁ、私も
(バトルの直筆サイン入りの写真集も売ってましたね~~。アレ、番宣で撮影風景見ましたが、バトル、完全にアイドル仕様でしたねでも、彼のファンだったら垂涎ものでしょうなぁ)

WFSの方はもう書いてもいいかな?
大輔くんファンにとっては、とっても嬉しいことが書いてありましたね!!

一応、五輪の成績にもよるが、長野ワールドまでは競技生活を続行するつもりとのこと。


きゃ~~!良かったぁ(>▽<)!!

これ、皆の希望でしたものね!!

やっぱり大輔くんも、怪我をして1シーズン棒にふったことや、でもそれによって返って肉体改造が出来、自分にはまだまだやれるっていう手ごたえを掴んだことによって猶予期限が伸びたのかも知れませんね。
カメ先生の「大輔はコリオグラファーにとっては、夢のような選手」いう言葉にもめっちゃ感激しました!!
歌子先生の温かくも厳しい目線も、大輔くんを親そのもののような感覚で見守ってらっしゃるんだなぁというのが伝わってきて、しみじみしましたし・・・/m_0211/}

デトロイト特集の一貫で由香さんやアボちゃんのインタがあったのもなにげに嬉しかった

そんなこんなを思いつつ試合が始まるまでの時間を過ごし、始まりましたよジャパン・オープン!


滑走順は以下の通り。

男子FS
1 サミュエル・コンテスティ
2 本田武史
3 ジェフリー・バトル
4 ステファン・ランビエール
5 小塚崇彦
6 ジェレミー・アボット

女子FS
1 ベアトリサ・リャン
2 エレナ・グレボワ
3 中野友加里
4 ジョアニー・ロシェット
5 ラウラ・レピスト
6 浅田真央

そして、順位はこうでした。

男子
1 ランビエール  TSS 152.52 TES 71.02 PCS 80.50
2 バトル         142.26    63.62    78.64    
3 アボット        132.87    69.65    75.22
4 小塚          130.13    61.87    68.26
5 コンテスティ      117.49    50.69    66.80
6 本田           109.58    45.30    64.28

女子
1 ロシェット   TSS 126.39  TES 63.13  PCS 63.26
2 レピスト       110.86     52.31     58.55
3 浅田         102.94     43.83     60.11
4 中野          91.52      41.38      51.14
5 グレボワ       85.16      41.16     44.00
6 リャン         62.38     20.95     43.43



男子の1番滑走はコンテ。

アステカとか中南米系の民族音楽?のような曲に、その古代文明を象徴したような、赤、黄、オレンジの色味を黒地に効かせ、背中には太陽のマークをシンボリックにデザインした衣装が何とも個性的。
でも、演技の方はというと、ジャンプもさることながらスピードもキレもイマイチで、まだまだ滑り込みが足らない印象でした。
あの独特のリズムに自然に体が動くようになれば面白いプロになるんじゃないかと思います。
SPもどんなのか、早く見てみたいですね!

お次は本田くん。

彼はご覧の通り、順位だけ見れば最下位、TESも3Aを入れてないし、ジャンプが1個抜けてるので45.30とすごく低いんですが、私、今回の本田くんの演技には感動して思わずスタオべしてしまいましたよ~!!

なぜかというと、プロがあのアランフェスで、往年の時の構成とは明らかに変わってるのに、現在の採点方式に合わせその今の彼の出来うる精一杯の演技を、それこそ情感たっぷりに魅せてくれてくれたから。

そこには、なんとゆーか、技術以上の深い感銘がありました。

上手く言えないんですけど、ひたむきさとか真摯さとか、こちらの情に訴えかける感動です。

ジャンプもFOIから更に進化して、シャープで軸の細いキレイなジャンプを跳んでたし、ラストのスピンが終わった後、ゆっくり2,3回回るとこなんか、余韻たっぷり!!

彼にはそれこそ、毎回順位うんぬん以上のものを貰ってる気がします。

なので、これからも続けられ得る限りこうした大会に出てもらいたいですね~。
(随分と痩せてて、あのワインレッドのひらひら衣装が似合うようになってたのも良かったし!!


そして、3番滑走はおなじみバトル。

エクローグ、いいですね~~~

しっとりしてて、しなやかで軽やかで、
ピアノのメロディアスな演技をやらせたら、ホント、バトルはピカイチのような気がします

ジャンプも現役の頃と少しも変わらず、さすがに3Aは入れては来ませんでしたが、その他のエレメンツは相変わらず秀逸で、演技自体も細かな音をまるで大事な宝石のようにすくい上げるその静謐さ、清涼感。

その場の空気を北米の澄んだ風でいっぱいに満たしてくれたバトルは、これまた場内スタオべでした。


現役辞めたのが、マジでもったいないと感じさせるスケーターの一人ですよね!



さぁ、そして4番目に登場したのが、この間ネーベルで優勝して、この時期にしては既に滑り込みが出来てて安定した感のあるランビです。

ネーベルの動画も見ましたが、彼も一時期引退してたとは言え、バトルと共にアイスショーなど頻繁に出てたせいもあり、表現面での劣化は全然見られませんよね。

いや、むしろ以前にも増して感情過多なぐらいの入れ込みっぷり(笑)


あそこまでアクターというか、ダンサーになれる感性にはホント、ほれぼれしますし、PCSの80.50点も彼の感性に合わない人には何で!?の疑問点となるんでしょうが、私的には納得かな~。

その代わり、今のところジャンプに3Aが入れられてないところが、アスリート面からしたら、ちと寂しい。
ま、ランビはクワドの方が得意みたいですし、膝など体のことを考えれば、今の時期からリスキーなことをする必要性は全くないわけで、
やっぱり、彼にしてみても勝負は五輪でしょうからその時まで資本の体は大事にしておきたいでしょうしね。

何てったって、PCSで稼げますから、ランビはそこら辺が強みではあるかなー。


ただ、私個人としては、やっぱり五輪男子の優勝者のプロトコルにはクワドとトリプルのみの構成が並んでて欲しい。

それが、皆を納得させる圧倒的な王者の証しだと思うので。


取りあえず、彼はこの後は欧州選手権まではお休みかな?

それまでにもっともっとコンディションを上げてきて欲しいですね!!



そして、5番滑走は我らが日本男子の期待の新星、小塚崇彦くん!

前回の中部から、どれだけ精度を上げてきたかお手並み拝見・・・と行きたかったのですが、残念ながら今回は中部の時より悪かったですね~。

久しぶりに国際的な上位陣の中でのコンペ初戦ということもあり緊張したんでしょうか。
冒頭の4Tが中部とおんなじ2Tになってしまい、その後の3Aや3Lzからの3連続でもミス、3Sも1Sになったりなどして、ジャンプに精彩を欠いてしまい、そうするとどうしてもPCSの方でも弱くなってしまいますね。
演技全体が何だかメリハリに欠けて、ダレた印象を受けてしまったので、まだ初戦とは言え、ランビやプル、ジュベなどの上位陣に喰らいついていこうと思ったら、取りあえずもう少しPCSを上げないとダメなんだろうなーと思いました。


あ、でも、そーいえば、衣装新調してましたね!

スパンコールはついてたけど、相変わらずシンプルで控えめな(~_~;)

演技の途中、裾が出ちゃったんでしょうね。
最後に一生懸命ズボンの中に押し込んでたのが御愛嬌かな。


ラストはアボちゃん。

彼、髪短くなりましたね~。おまけにちょっと痩せたような?
去年はお尻の辺りとかむっちりしてたのに、あれじゃあ背だけやたら伸びたティーンエイジャーみたい
(つまり、それだけ若く見えるってこと)

アボちゃんもインタなど読むと、昨季は4Tやらずに安定した成績が残せたけど、やっぱり今季は4Tを入れていくと言ってたので期待してたら、ちゃーんとやってくれましたね!!
(残念ながら転倒してしまいましたが。それにしてもあの転び方は痛そーだった!

曲はミキティと同じ『オルガンつき』。
優雅で荘厳な曲調が彼のスケーティングスタイルにとてもよく合ってると思います。

SPよりはちょっとインパクト弱いかな?

でも、滑りこなれてきたら味わい深い良プロになりそう~~(*^_^*)

ランビより少し儚げで寂寥感漂うところが印象に残りにくそうで、もしかしたら今季は表現面でキツイかも知れませんが、
私的にはとても好きなスケーターなので、頑張って欲しいな~~。
(だから、なにげにNHK杯がコワイのです。だって、そりゃ、一番の贔屓は大輔くんだけど、小塚くんにジョニちゃん、ジュベにアボちゃん、りっぽんぽんと、好きなスケーターばかり出るんですもーーーーん(>Д<)


さて。

この、男子が終わった時点での国別の順位は1位 北米、2位 欧州、3位 日本でした。
これを踏まえて女子の演技に入るわけですが、去年も確か、大輔くんが大自爆したので男子までの順位は3位でしたよね。
それをゆかりんと真央ちゃんがほぼパーフェクトな演技をして大逆転!

という、ミラクルな展開にガゼン盛り上がった記憶がありますが(それに反して大輔くんはやたら申し訳なさそうに小さくなってましたっけ。今思えば、あの時は精神的に最悪だったんですよねー

今年も、そういう期待をした人は多かった筈。

私達には我らが真央ちゃんとゆかりんがついてる筈!と。


――でも、結果は思いもよらないものでしたね。


あ、その前に、男子と女子の谷間でゲストのしーちゃんが滑ってくれましたね!!
曲は私の大のお気に入り、『It's a Beautiful Day』

その時、会場が暗転してしーちゃんが長いブルーの布をたなびかせ出てきて、私、その布を持ってる黒子役の人の衣装がなんか、ムダにキラキラしてるなーと思ってガン見してたら、なんと、その黒子役が大輔くんではありませんか!!

いやぁ~~~、びっくらこきました!

余りに思いがけなかったもんだから、思わずその場で「えっ、あれ大輔くんじゃん!ウソ~~、なんで~~!?びっくり~~!!」と声に出しちゃう始末

立ち去り方がやたらカッコよくて、変な余韻に浸ってしまったんですが、
その後、You Tubeにあがってるのを見たら、大輔くん、片方の手を離すタイミングがずれたのか、しーちゃんに「お放し!」と言わんばかりに布を引っ張っられてましたね(汗)

らしくて笑える・・・。


そんな、ハプニングもあった中、しーちゃんはやっぱり貫禄のお姉様っぷりで素晴らしかった!!

でも、どうせならコンペの合間にではなく、ショーでそのまま2プロでもやれば良かったのになーと思いましたけど。



――では、女子です。


最初に滑ったのはリャン選手。

彼女は未来ちゃんの代わりに出たからかな?あまりコンディションが良くなかったようですね。
ジャンプ、ことごとく失敗しちゃって、ラストのSlstでも後半息切れしてるような感じに見えたので、仕上がりにはまだまだほど遠いなーと思いました。
そして、すっかり気落ちして戻ってきたリャン選手をアボちゃんがキスクラで優しく抱き寄せよしよししてたのが印象的でした~。
アボちゃんてば、優しいですね


そして、2番手もこれまた、マイヤー選手の代わりにINしたグレボワ選手。

まず、衣装がゴージャス!
それに負けてない感がさすが北欧系の女性です。

演技は、ジャンプはまあまあでしたが、少し体が硬い印象を受けました。
彼女もSlstがきつそうだったので、これから滑り込みが必要でしょうね。
まァ、初戦は皆こんなもんかなーとも思いますけど。

そういう意味で対象的だったのが、ゆかりん以降の女子選手達。

昨季、残念ながらワールドに出れなかったゆかりんの、今季に賭ける思いの強さが溢れたようなあのFS『火の鳥』の衣装。

すごい凝っててリキ入ってるなぁと思ったんですが、演技ではその思いの強さが空回りしてしまったような?
冒頭3Aに果敢に挑戦するも惜しくも転倒。
その後肩を痛めたようで大丈夫かなと思ったんですが、そのまま続行しましたね。あとで亜脱臼してたってわかった時は、さすがゆかりんだ~と感服してしまいましたけど。

プロ自体の振り付けは壮大でカッコよくて私は好きです。

でも、あんまりリキが入り過ぎると、それはそれで見てるこっちも窮屈になってしまうので、せめてSPのオペラ座くらいは優雅路線で行って欲しいなぁーと思っていますが、さて。

その点、今の自分に自信を持って、等身大の安定した力を発揮してきたのがロシェット選手とレピスト選手。

ジャンプ、ほぼ完璧。
体の使い方もすごくキレイで余裕があって、途中まではその所作にうっとりと見惚れてしまったロシェット選手のサムデリは、後半有名なバッカナールに曲調が変わってからはラストまで一気に盛り上がる構成で、まさに完璧のひと言。

今の時点でこんなに完成度が高くて好印象を持たせることが出来れば、五輪でメダルを獲得しても納得出来てしまう説得力が今回の彼女にはもう備わっていて、
これはマジで、今回ロシェット選手は優勝候補に躍り出た感がありますねー。

とにかく、圧巻でした。

レピスト選手も、以前まではスケーティングはキレイだけどもどうしても小粒感が否めなかったのが、昨季欧州選手権で優勝してからは、とてもいい方向に自信がついてきたようで、すごく良かったです。

顔立ちが何となくアジアン女性っぽいのも人気がある所以かな?


今季、このJOでPBを出して、更に活躍しそうで楽しみですよね!!(^-^)


――ああ、

そして、

実のところ、彼女に関してはちょっと書くのが重くて、
それで、今回の記事もUPが遅くなったのですが・・・、

我らが真央ちゃんです。


私、彼女の今季のFS曲のラフマニの『鐘』、どんな曲か知らなかったので、敢て彼女のプロを観るまでは先入観を入れないよう、わざと聴かなかったんですけど、
今回JOで初めて聴いて、彼女のジャンプの失敗だけから来るのではない不安感を感じてしまいました。

それは、ラフマニのピアノ協奏曲第2番を聴いた時にも襲ってきた感情で、他の人でも同じ思いを抱く方があるかどうかはわかりませんが、私の友人でも一人そういうことを言っていた女性がいるんですね。

どうも私は、ラフマニノフを聴くとあの独特の旋律に不安感というか、精神をざわざわさせられる感じがして怖いところがあって、
だからですかねー、
今なので言えますけど、最初大輔くんのラフマニのプロを観た時も爽やかとか全然思えなくて、とても病的なプロに見えたんですよ(苦笑)


そこへ、今回の真央ちゃんの『鐘』です。

あの、重厚で、ともすればとても悲壮感漂う音色は、それこそ真央ちゃんが言うように、ジャンプを全部成功させればすごく今までにない印象を残すプロになりそうですが、そうでなかったら、あの重いメロディをずーーっと反復させたままお通夜状態で終わってしまう怖さを秘めたプロなんじゃないかと思えてならず、ちょっとどうなんだろう?と考え込んでしまったのです。

実際、彼女が最初の3Aで転倒して、次の3Aもすっぽ抜けて、サルコウまで失敗した頃には会場は氷ついたようにしーんとしてしまって、重苦しい空気感に息が詰まったほど。

それぐらい、彼女に対する期待は大きくて、皆固唾を呑んで見てしまう彼女のプロを、なんであんな重いものにする必要があったのでしょう?


ジャンプに関しては、彼女自身が3Aを2回跳びたいと言っているようだし、そういうチャレンジ精神にはホント、頭が下がります。

でも、それならせめて、もっと気楽に挑戦出来るような軽快で楽しい曲にした方が本人もやりやすいのではないでしょうか?


タラソワ陣営の考えも、真央ちゃん自身の思いも私には想像もつきませんから、彼女達がこれでやる!と決めたからにはファンはもう、応援するしかないのですが、
それでも私はこれからの試合の数々をこんな緊張感と不安感、恐怖感を持ったまま観ていくのはキツイので、多分、今後真央ちゃんが出る女子だけは結果だけ見てしまいそうな気がします。
(スイマセン、小心者で^_^;)


昔、彼女の背中に羽根を見た瞬間がありました。

明るく、元気で、ジャンプしながら常に氷上数センチ上を浮いているような、妖精そのものだった彼女も、今人間としていろんな悩みや思いを抱えているせいで、その羽根がもがれつつあるような気がして仕方ありません。

・・・彼女は、果たしてどうなるのでしょう?




最後はポエマーなこと書いてしまいましたm(__)m


結局、なんだかんだとまた長くなってしまったなぁ。


次回はカーニバルオンアイスです。

中部ブロック大会 結果と感想

2009-09-30 09:49:00 | コンペ
スケ連のリザルトページの更新を待っていたら、UPが遅くなってしまいましたが、やっと出ましたね!


25日から3日間を通して行われた中部ブロック大会が終わりました~(^-^)


今回、シニア男子では、小塚くんと無良くんの現在男子フィギュアの次世代代表同士のガチンコ勝負と、
女子では残念ながら浅田舞ちゃんが棄権したものの、あっこちゃんの表現力に水津さんのダンスセンスがどこまで迫れるかという新たな興味に、
ジュニア女子では先日のJGPSで見事優勝した村上佳菜子ちゃんの成長っぷりを拝見できるという、見どころ満載なコンペだったせいか、観客も満員御礼、報道陣もけっこーな数が来てました!

そして、私としては、上位選手が沢山出場することによる試合自体のレベルの底上げも期待したんですが、
結果は、蓋を開けてみるとその上位選手とそれ以下の選手との差が歴然と表れてしまった大会になったように思います。


そして、シニアの二人の差というか、そのコントラストも浮き彫りになったとゆーか。



なので、詳しい順位や点数はリザルトを見ていただくとして、今回は男女シニアの二人の対比とその他の注目選手についての感想を中心に書いていこうと思います。



ではまず、シニア女子からです。

総合順位は以下の通り。

1 鈴木明子 182.06
2 後藤亜由美 140.76
3 日置檀 130.04
:
6 水津瑠美 113.73

SPではあっこちゃんと水津さんは同じグループでした。

あっこちゃんは黒とオレンジのとっても華やかな衣装で、水津さんも紫だったかな?ちょっとうろ覚えですが、系統としてはナディアの時のようなオリエンタルな感じの衣装でとてもよく似合っていました。

そして、この二人SPの曲があっこちゃんは『アンダルシア』、水津さんがcobaの『Tanghesta』で共に情熱系の曲、振り付けも同じみやけんさんというかぶりっぷり。


先に演技したのはあっこちゃん。

ちょっと昨季のEX、『リベルタンゴ』を彷彿とさせるパッションを全面に押し出した内容で、まさにあっこちゃんの得意路線!
特にラストのSlstがハマりまくりで超カッコいい!!

情熱的な音楽にのってキレのあるステップを踏み、スピード感の中にもメリハリのある構成でとてもドラマティックだったし、PCSも他の選手がほぼ5点台しか出ていないところ、一人だけ6点台後半から7点台前半をマークしていて、中には8点をつけてるジャッジもいましたから、もう、何とゆーか貫禄勝ちみたいなもんですよね。

ジャンプもとても綺麗に決まってました。

そしてFSでは一足先にFOIでお披露目していて、シェイリーンの振り付けらしい大胆かつキュートな演技がとても印象的だった『ウエストサイドストーリー』。


演技は冒頭のポージングから既に入り込んでいて、いきなり観る者をグッと惹きつけます。
映画のサントラのいいところは、選手の演技に合わせてその情景を重ね感情移入出来るところにあると思うんですけど、
まさにこのプロは『トゥナイト』などの有名な楽曲を効果的に使って、ラストのSlstまで一気に盛り上げてくれるので、観てる方もとても気持ちいい。
今季は五輪シーズンの割には今のところ王道プロが少ないように感じられる中、わかりやすく安心して観れるプロとでも言いましょうか。

まァ、しいて苦言を呈するとすれば、SP,FS両方ともテイストがちょっと似てるとこですかね。

あと、あっこちゃんは以前からそういう傾向があるように思うんですが、
FSの時のジャンプが、全部決めはしたもののちょっとつまり気味だったんです。

例えば冒頭の3Lz-2T、彼女は助走が長いのかな?
かなりショートサイドの角ギリギリでルッツを跳ぶため、セカンドジャンプがどうしても窮屈な跳び方になっちゃうので着氷が上手く流れないんですよね。
3Loからのシークエンスもそんな印象を受けたので、加点を多く貰ったり転倒を防ぐためにはもう少しそこら辺の改善がいるのかなぁと。

ジャンプのコンボが少なかったのは、本人も言ってたように攻める気持ちが足りなかったようですが、ま、地方大会でほぼ一人勝ちの状況の中、100%の力を出すにはモチベーションが上がり切らなかったのかも知れませんね。

GPSでの戦闘モードに期待したいと思います!!


一方、水津さんはと言えば、SPはcobaの洒落たタンゴ調の曲に合わせ、それなりに踊れてはいるんですが、やっぱりあっこちゃんの後ということもあり、どうしてもその曲への入り込み具合というか、内側から発せられるパッションの表出の仕方に物足りなさを感じてしまいました。

FSでも、『スペイン舞曲』という民族音楽的な曲調で彼女には合っていたにも関わらず、ジャンプがとにかく良くなくて。

冒頭の3T-2Tを決められたので、これはいくか!?と期待をしたその矢先に2T。
その後の3Loとシークエンスもステップアウトみたいな感じでしたし、ラストの2Aもうまくいかなくて、
SPでも3T-3T,3Lo<,1Aではやはり種類も精度も見劣りしてしまいます。

で、ジャンプが決まらないと、どうしてもその他の演技やエレメンツが雑になり、動きも硬くなってしまうので、どこか心ここにあらずみたいな感じに見えてしまうんですよねー。


演技自体も、彼女は持っている雰囲気はとてもいいものがあるのに、ちょっとクールなところがああいうSPのような情熱系の曲を踊る時にはマイナスになってしまうのが残念だと思います。

エキゾチックで不思議感たっぷりな『ナディア』はその点を上手くカバー出来てたので、どうせなら、そういうクールさを生かしたプロの方が彼女にはやりやすいんじゃないかなーと思うんですが、いつもそういうテイストばかりやるわけにもいかないし、
う~ん、難しいところですね。

ポーカーフェイスなところも気にはなりますが、とにかく、現状を打開するにはジャンプの精度をあげることかな。

スタイルもいいし、美人さんなので、もう一皮むけてくれるといいですね!!




さて、お次はシニア男子です。

――と行きたいところですが、その前にノービスAの宇野昌磨くんとジュニア女子の村上佳菜子ちゃんの話を先に取り上げたいと思います。
(お楽しみは後にとっておきましょう~~


ノービスAの順位はこちら。

1 宇野昌磨 94.40
2 ンボェ ジェフ 朝光 64.39
3 竹内孝太朗 53.66


今年で小学6年生になった昌磨くん。

相変わらず背はそんなに伸びてないのですが、顔立ちが以前よりだいぶ男の子っぽくなってきてました!


そして、今回のプロは新プロで『リバーダンス』。

私の現地でのヲタ仲間さんが彼のけっこーなファンなんですが、
昌磨くんはもう、何とゆーか、ミラクルですね!

だって、あんな小さいのにジャンプは3回転をフリップまで跳べるようになったみたいだし(しかも回転軸が細くて速い!)スピンも今回オールレベル4で、更に表現力もハンパないなんて、
これを奇跡と呼ばずして何と言いましょうか!?(笑)

いや、そりゃあ、皆、あの見た目の小ささにごまかされてる部分もあるかも知れませんけど、
でも、考えてみたらあれですね。
昌磨くんのあのジャンプの正確さやコンパクトな滑りは、小さいからこそ安定してるのかも知れないな~。

今回観て、改めてそう思いましたが、彼もこれからいよいよ第2次成長期に入っていき身長もグンと伸びる時期が来るでしょう。

その時彼のスケートがどう変化するか。

それを見届けたい気もしますね。


現在目覚ましい成長っぷりを見せる羽生くんのように、このまま順調に育ってくれるといいなぁと切に願います!




――そして、昨季辺りから、まさに若木のようにすくすく育ち、可憐で瑞々しい花を咲かせつつあるのがジュニア女子の村上佳菜子ちゃん。

順位は以下の通りです。

1 村上佳菜子 164.53
2 大庭雅 116.85
3 近藤里奈 115.56


彼女、すごく貫禄がつきましたね~~!びっくりしました!!


身長は彼女も他の子と並ぶと小さめなのに、リンクに上がるととても大きく見えるようになったし、
(昨季ははつらつとしてゴムまりのようだったところが目立ってはいましたけど、身長は小さいままに見えました。ってゆーか、実際身長も伸びたのもあるんでしょうけどね^_^;)
でも、何よりシニアの選手並みのオーラを身につけつつあるのがすごい!と思ってしまった。

演技もSPでは、JGPSの動画で観たのと同じフラメンコの曲を、とても大人っぽく、しなやかな動作も入れながらこなしていて、一人別次元!

元々ダンスが好きで、昨季のプロはその音感の素晴らしさとダンスセンスの良さで際立っていましたが、今季のプロでは更にその難度を上げてきている感じで、演技にスキがなくなってるとでも言いましょうか。


FSでもそれは見事に発揮されていて、あっこちゃんと同じく、もう、冒頭のポーズから既に音楽の世界に入り込んでいるところもジュニアらしくなかったし(笑)、一つ一つの所作もとても形になっていてすごく綺麗でした。

リズム感に関しては、ホント、天性ですよね!

そして、ジャンプはSP,FSともノーミス、
しなやかに、伸び伸びと、まるでさえぎるものが何もない天空目指してどこまでも枝葉を伸ばしていく若木のように、爆発的な可能性と才能を感じさせた今回の演技、
私は真央ちゃんの、'05-'06年GPF以前をほとんど知らないのですが、
きっと彼女もこんな過程と印象を皆に与えながら、あの衝撃的なブレイクを果たしたんだろうなぁと思います。


選手がグンと成長する姿をこの目で目の当たりに出来るって、ホント、我がことのように嬉しいし、ウキウキしますよね!

他の選手でこんな感覚を感じさせてくれる子が少なかったのが、残念ではありますが(特に、昨季まで良かった松原彩華ちゃんが今回は不調で、なんと総合11位だったのですFSは良かったんですけどねー)、
佳菜子ちゃんには、是非今季の全日本で台風の目になって欲しいですね!





さぁ、では、お待ちかね!

いよいよシニア男子です!!(>▽<)

ところで、私はコンペの中では競技の前の6分間練習を見るのが大好きなんですが、皆さんはどうですか?

で、フィギュアの大会をノービス辺りからずっと見て来て、どのカテゴリーも興味深く観られるのは観られるんですけど、一番心躍るとゆーか、ワクワクするのが、シニア男子の6分間練習なんです!

何たって、リンクに入って来る時の勢いから始まって、いきなり女子とは格段に違うスケーティングの力強さとスピード感を感じられるのがたまらないし、
その内ぐいぐいとスピードを上げながらリンクを何周かした後跳ぶジャンプのその高さと迫力!!

これがたまりませんね~~

・・・目線が変わる快感?とでも言いましょうか。

空を切り裂くような風が巻き起こり、明らかに空間を支配する各選手の密度が濃くなって、ピリピリとした緊迫感と張りつめた空気感がまるで武道の試合や居合の場にいるような、そんな“男の戦い”の前哨戦って感じで、こっちまでアドレナリンが高まるのがよくわかるので、ほんっと、ワクワクします(>▽<)!!

尚且つ、今回は小塚くんと無良くんとの一騎打ちみたいな空気が最初から流れてましたからね~。
(おかげで佐野くんはすっごくやりにくかったと思いますけど


とにかく、小塚くんは、そのスケーティングを見てるだけでうっとりするし、
無良くんは4Tと3Aがもう、彼にとって最近のお約束みたいにバンバン跳んでくれるもんだから、その豪快さと迫力に会場中どよめきの嵐で。


私、前にも一度書いたことがあるように思うんですけど、小塚くんって、練習の時なにげにゆっくり円を描きなが同じところをグルグル回ってることが多くて、その時に氷上に描かれる円がですね、
とってもキレイな丸=真円なんですよ~~!

これって、大したことないように思うかも知れませんけど、地味にすごいですよね!
それだけ彼のエッジ使いが毎回正確で精度が高いってことですもん。

私、それを発見した時、ちょっとカンドーしてしまいまして。


ああいうことを毎回きちんと出来るからこそ、彼のスケーティングはまるでアルファ波が出てるような心地よさを与えてくれるんだな~と。

そして、あれは、ある意味小塚くんにとっての一種の精神統一のためのルーティンなんではないかとも思っていた矢先、
彼はFSでの6分間練習の、まさにその円を描いてる時にポコッとお尻からコケてしまいまして。

その前だったかに無良くんが豪快に4Tを決めて、会場中が湧いたんですね。


果たしてそれが、小塚くんの心理になんらかの影響を与えたかどうかは、私には測りかねますが、結果はちょっと前にプロの手直しをしたばかりでまだ十分な練習が出来ていなかったというフリーの演技に、微妙な影を落としたんではないかと推測していますが、さて。


SPは最高でしたね!

THE ICEで初披露した時より格段に演技の質が向上していて、本人も「自分のものに出来ている」と言っていた通り、粋でちょっとばかりとんがったロック魂みたいなものを感じさせてくれてました

特に私は出だしの一連のポーズがお気に入りかな~。

あ、それと、小塚くん、首を使えるようになってきましたね~~。


大輔くんもトリノ当時、頭をガーッと回すのが自分の専売特許みたいに言ってた時期がありましたが、あの頭をくいんと回す仕草は独特の色気を醸し出すのでいいですよね!

それと、やっぱり彼はなんと言っても足元!!

あの足さばきを見てるだけでご飯3杯はいけちゃうとゆーか(笑)、ホント、小塚くんのあの足元の饒舌さは反則です!

加えて、彼、最近体型が変わってきたせいでしょうか?

今回SP、FSともに仮衣装のままでやったんですが、FSはあれ、'06-'07シーズンの時のビートルズメドレーの衣装だから余計違いが際立つんですけどね、
形としては何の変哲もないふつーのシャツにパンツスタイルなのに、全身黒効果もあるんでしょうが、すごーーーーーくスタイルがよく見えるんですよ!!

ま、私は元々、大輔くんのあのやたら細い腰回りも好きなんで、そこら辺は筋金入りなんですが、
小塚くんのバアイ、身長もある程度ある上、足の長さも平均的、おまけに顔がけっこー小さいので余計理想的なスタイルに見えるのかな?

男性は外見がシンプルなほど、体型の良さが際立つので、あのシンプル衣装は私には返って好印象、
試合が始まるまでは違う型やデザインを希望してましたが、今はむしろあのままがいいな~なんて、勝手なことを思っとります、ハイ(^_^;)

いや、でも、マジで、カッコいいんですよ、小塚くん!!
(あとは、オフを近くで見るとまだちょっとお顔がしまってないので、あくまでも試合モードを遠目に見るのがイイですね!)


――って、

話がずれてしまいました


演技についてです。


SPは完璧にこなして、昨季の同大会を上回る83.35点というハイスコアを出した小塚くん。

けれど、FSは前述した通り、自信のなさが動揺に繋がってしまったのか、冒頭4Tになる筈が、すっぽ抜けた形の2Tに。
次の3A-3Tや3Lz-2T-2Loは綺麗にまとめますが、続く3Loからのコンビが1Tのシークエンス扱いになってしまいます。
そして2回目の3Aも1Aに。
FOIで見せたロングイーグルは半分くらいになり、ハイドロもなくなって代わりに3Fと3Sのジャンプが入ったためでしょうか?
ちょっとプロの全体の印象が薄くなったような感じがしましたし、やっぱり演技自体まだこなれてない感じでした。

でも、曲の世界に入り込めるようになって、独特の間の作り方が出来るようになれば、あのプロはかなり他にはない印象的なプロになるような予感――即ち、小塚カラーが出来つつあるような気が私はするので、
彼には己の信じる道をコツコツと歩んでいって欲しいかなー。

今度のJOが楽しみです!!



そしてそして、昨季から小塚くんと共に躍進目覚ましい無良くんですが。

――あれは、'07-'08シーズンの全日本でしたっけ。
あの時はなみはやに、私は男子SPの日だけ観に行ってたんですが、地下鉄の駅を出てすぐのところにあるコンビニの前に無良くんがいまして。

今でもその時の彼の姿はよく憶えてるんですが、まだ背も小さく体型も細っこくて、顔立ちも女の子のようっだったのが、まさかこんなに男っぽく逞しいアスリートに成長するとは思ってもみませんでしたね~(-0-)
(しかも、しっかりジャンパー体型!)
ホント、男の子って、1,2年でガラッと変わっちゃいます。


そして、変わったのはその外見だけでく、演技スタイルもそうですよね。

一体誰が、彼があんなにジャンプにこだわる人間だと予想出来たでしょう??(笑)


最新のDaysプラスでも、クワド、ルールに関係なくやるときゃやる!なんて頼もしいこと言ってますし、
とにかく今の無良くんには若さゆえの勢いとかガッツとかやる気の塊が、それこそひとまとめになってものすごい上昇気流をつくり上げているような、
そんなエネルギーの爆発を感じて、ジュベやひと昔前のヤグプルを見る時のように、これぞまさしく男子の醍醐味!!を味あわせてくれるのでスカッとしますね~~~(>▽<)

とにかく、6分間練習から3Aは跳ぶわ、クワドは跳ぶわ、
しかも3Aなんか高さがある上にショートサイドギリギリででっかいのをガツンとやってくれるもんだから、どよめきもすごいんだけど、肝も冷えるわでまるでやんちゃ坊主を見てる親のよーな気分になっちゃいます(苦笑)


クワドは確か、この間どこかの試合で認定されたんでしたっけ?

これに関しては小塚くんより無良くんの方が勢いとパワーで先にモノにしちゃいそうな感じがしますけど、
ただ、スケーティングの質に関しては、まだまだ小塚くんの方に一日の長がありますかね~。

やっぱり、小塚くんのあの端正で氷に吸いつくようなスケーティングに比べると、まだまだ無良くんのそれは、荒くて雑な印象を受けるので。


でも、SPは曲の繊細さもあって余計その雑感が浮き彫りになった感のある彼の滑りも、FSの『ゲティスバーグ』のような勇壮な曲では、返ってその荒さがいい意味で男らしさや大胆さを醸し出していて良かったし、一転スローパートではしなやかで柔らかい動きも身につけていて、ちょっとびっくり!

あれは、タダモノではない予感!?

とにかく、FSはそういう点で、とても力強くありつつも繊細でドラマチックに演じていて、見ごたえがあったのは確か。

また新たな彼の魅力を発見した感じで、感動してしまいましたよ~~!



そう思うと、今季の男子の上位組は実に個性豊かな演目が揃いましたよね!

織田くんのFSもこの間You Tubeにあがってたのを見ましたけど、チャップリンのコミカルな演技を随所に取り入れていて面白いものに仕上がっていましたし(ただ、ラストがちょっと盛り上がりに欠けるのと、CistとSlstが似たような感じだったのが気になるかな~)
後は大輔くんの『道』さえ観られれば、これで男子のカードは全て出揃うわけで、
こんなにクオリティが高くて個性豊かな日本男子の演技を、今、この目でリアルタイムで見られることの幸せを噛みしめずしてどうする!!って感じでしょうか(笑)

いや~、ホント、ファン冥利に尽きますね



最後に今回のシニア男子、順位が後回しになりましたが、

1 小塚崇彦 224.97
2 無良崇人 214.41
3 佐野準規 144.46

でした。

FSでは無良くんが141.89点、小塚くんが141.62点でわずかの差ではありますが、PCSは低かったもののジャンプの点数で無良くんが勝っています。
けれど、これで小塚くんがジャンプをきちんと決めてくるとどうしたってPCSの差で無良くんは引き離されてしまうのが明確なので、今後彼はやっぱりスケーティングスキルやつなぎの部分など改善していかなくてはいけないでしょうね。

そして、小塚くん自身も、もう少しジャンプを確実に跳べるようにした方がいいでしょうし、PCSの表現面でまだ上位選手に比べて足りないところがあると思うので、そこら辺を頑張って欲しいかな。



振り返ってみると、
今大会は、いち地方の大会という枠に納まりきらないほどのクオリティを見せてくれた大会になり、こんなのタダで観られていいのかしらん!?と思うほどお得感に満ちた大会でしたが、
けれど、と同時にこれだけ沢山の選手がいても、そこから抜きん出て頭角を現し、常に上位の成績を残し続けられるのはほんの一握りの選手だけなんだなーいうことも激しく実感してしまった大会でもありました。


やはり、競技の世界は厳しいですね。

特にフィギュアは選手生命が短く維持するには沢山のお金がかかることからも、本人には常に現実と向き合う理性も必要なんだろうなーと、素人ながら思ってしまい、私的にはちょっぴりほろ苦い大会となってしまいましたよ


なので、ここまで散々上から目線で勝手なことをほざいて来た私の素人意見など気にせず、選手達には今出来ることをとにかく精一杯やって欲しいなーと改めて思いましたね!!(まァ、選手はこんないちブログの存在など気にもしないでしょうが^_^;)



明日から10月です。

来週には大輔くんの出るフィンランディアが始まって、その翌週はGPSもいきなり目玉のフランス戦が始まります。
そしたらバンクーバーまでなんか、あっという間。


何だか、とてもドラマティックな展開が待っていそうで、この冬はきっとどのシーズンより熱い季節になりそうですね!!


中部ブロック大会が始まります!

2009-09-25 00:55:01 | コンペ
この間のJOの番宣に大輔くんがちらっと出てたようですね。

関東圏限定だったので、You Tubeに上がってないか昨日から見てたんですけど、今のところないようで

だから、大輔くん関連のニュースは、明日のスポルティーバ発売と日経の記事が出るまでは少しお休み。



そんな中、私の地域では明日25日から(ってゆーか日付はもう今日ですが)27日まで、モリコロにて今年で3回目の観戦となる中部ブロック大会が始まります!

出場する主な選手は、
ノービスA男子に宇野昌磨くん、女子に本郷理華ちゃん、
ジュニア男子は、今年は木原くんが出てなくて(おそらく彼はJGPSに出場するため)辻馨くんが唯一メイン
女子は村上佳菜子ちゃん出てくれますね~
後は、渡辺真央ちゃんや松原彩華ちゃんがおなじみの顔です。

そして、シニア、

男子は小塚くんと無良くんの若手対決が見られます!!
(きゃ~~ッ、超楽しみ

それから女子も見どころ多いですねー。

後藤亜由美ちゃんに水津瑠美ちゃん、浅田舞ちゃんはもちろんいるし、中村愛音ちゃん、鈴木明子ちゃん、日置檀ちゃんと、全日本クラスが目白押し!!


日程も今回、私的にはかなり都合のよいスケジュール。

前回は残念ながら観られなかった宇野昌磨くんが今回は観られるし、
中日はキツイんですけれども最終日はシニア男子が最後で8時には終わるので、去年小塚くんがファンのために握手&ツーショット会を開いてくれてて、私も運よくお話することが出来ましたし。

――あ~、でも、
今年は無良くんもいるからちょっとわかりませんね。

二人共昨季の活躍でネームバリューが上がってきてるので、混乱を避けるためにも今年はやらないかも。


ま、それはあくまで地方大会ならではのオマケみたいなもの。

メインはあくまでコンペなので、今回はとにかく上記男子二人のガチンコ対決と、女子の水津、浅田、鈴木の3人がどこまでお互いを意識した演技を見せられるかに焦点を当てたいと思います(^◇^)



それにしても、この辺りから大体月イチでコンペ観戦が入ってくるようになるので、子供達とうちのダンナ様にはホント、ゴメンナサイ&ありがとう!ですm(__)m


皆様もお近くにお住まいで、時間の都合がつく方は是非行かれてみてはいかがでしょうか?


お天気も良いようですしね!



追記:25日付けの朝日新聞記事で、無良くん、今季のプロはSP,FS共に4回転を入れてくるとのこと!

これはますます楽しみですね!!(>▽<)


NHK杯 アイクリ当選結果

2009-08-16 16:55:15 | コンペ
皆さん、お盆期間中はいかがお過ごしでしたか~?

今年はいきなり静岡沖でかなり大きな地震が起こったせいで(私の地域でも震度4ありました)、東名高速の上りの道路が剥落して通行止めになったため、予定変更を与儀なくされた人もかなりいらっしゃったでしょうし、地震で直接被害を被った方やそれ以前の西日本での豪雨で被災された方々を含め、もしかしたらお盆どころではなかった方も多かったかも知れませんね。心中お察しいたします。


なので、それを思うとまだうちは、今回下の息子が帰省していたダンナの実家先で、花火中にダンナがふざけて地面に水平に置いたロケット花火に直撃され膝を少し火傷したり(これには私を含め家族全員がダンナをド叱りまくりました!)、
あとはお盆最終日の今朝になって、これまたうちの息子が前日遊園地併設のプールに行った帰り、夕飯を済ませずに車で1時間強はかかる帰路を夜の8半頃に出発したところ、見事高速のUターンラッシュにつかまり渋滞の列にはまってしまい、そのまま車中で爆睡、
結局ご飯を食べずにダンナの実家に10時過ぎに着くなりそのまま寝てしまったため(時間的にそんなにかかってないのは途中で高速を下りたから)、で、翌朝になって急にお腹が痛いと言い出しました。

これって、すきっ腹が半日近くも続いたせいでしょうね。多分急性胃炎にかかったんだろうと思うんですが、それから下痢と嘔吐でてんてこまいしまして。

ま、それでも自宅に帰ってからずっと寝ていて、昼の3時頃にはだいぶ元気になったのかようやくご飯を食べれるようになったので、息子的にはちょっと踏んだり蹴ったりのお盆ではありましたが、

それでも無事ダンナの亡くなったお父様の迎え盆をし、お墓参りも出来、また送り盆をしてお父様の御霊を送り還すことが出来たので、よしとしなければいけませんよね。


本当に、こういう時つくづく思うんですが、
人間当たり前のことを当たり前のように毎日毎年出来ることがいかにありがたいか。
何だか改めて身にしみます。

そしてそれは、この世が全て相対的で、そうでないこともあるからこそ余計そう思うんですよね~。



・・・なんて、

今回はちょっといつもとは違うトーンでしんみり始まってしまいましたが(笑)

私的にはそんなお盆のさなか、待ちに待っていたニュースが入って来ました!


NHK杯、アイクリで申し込んでいたプレリザの抽選結果、
去年は全滅でものすごい苦労したので今年も戦々恐々としてたところ、なんと11/6,7の2日間が当選していました!!!!


わ~~~い、やった~~~~~~(T▽T)
(ハハ、さっきまでとは大違い^_^;)


これは、最初から第一希望をA席にしてたから良かったのかな?

長野はどこから観てもけっこー見やすいって話だし、コンペはやっぱりジャッジ裏かそうでなかったらやっぱりロングサイドで全体を見渡せる方がいいので、そうすると確実なのはA席かなーと思ったもので。

その代わり、8日のEXはアリーナ狙いで行ったせいか、見事外れました

一応、その後eプラス、チケぴ、CNでプレリザかけましたが、果たしてどーなることやら・・・(^_^;)
(ローチケは最後の望み。ちなみにいずれもアリーナ一発狙いです!!)


宿についてはその前に6,7日を予約しておいたのでひと安心。


とは言え、私は宿泊遠征は今回が初めてなんですよねー。

なので、いろいろ勝手がわからなかったものの、取りあえずコンペのある間はほとんど一日試合会場にいて、ホテルは多分寝るために利用するだけだろうし、自分の食事もコンペの時はなるべく素早く食べれて、必要最低限お腹が満たされればいいやって言うのが私の持論なので、今回は朝食無しの一番安いプランにしました。
(いちおー調べたところコンビニは近くにあったので)

ただ、予約の際の条件入力で{禁煙ルーム}にしたかどうかだけがちょっとうろ覚えなので、後で再確認してみようと思ってますけど。



いや~~、

こうしてみると、やっぱりチケが取れると、先々の見通しがつくのでいいですね~~


後は、ダンナを説得するだけ。





――って、

そっちがまだやったんかーーーーい(^_^;)\(-_-)ベシッ



ハイ、

これから説得のタイミングを見計らいます・・・あははは~




皆さんはどうでしたか?

無事、良席をGET出来てるといいですね!!

GPS アサイン発表!!

2009-05-31 22:59:40 | コンペ
今日は日曜だったので、ちょっと遅がけに起きてブランチを食べ、
その後家のことをなんだかんだとやってて、昼過ぎにようやくPCを開けたらなんとまあ!

アサイン発表されてましたね~~~(>▽<)!!!

こちら

取りあえず、男子だけ貼っといたので、女子その他は皆さん各自でISUのHPから入られたし。



大輔くんは大方の予想通り、NHK杯とスケカナにIN


でも、私はGPFから全日本への連戦も視野に入れて間隔を空けるために、もっと早くからINするのかなぁと思ってたんですが、
チーム・DAISUKEはどうやら遅めにエンジンをかける方を選んだみたいですね。
(その前にB級大会に出る可能性もアリ!?)


ただ、今回のN杯、他のメンバーもすごーーーく豪華ですね!!

てか、これ、男子ヲタにはたまらんメンツじゃありませんか!!


ジュベにアボちゃん、小塚くんにジョニ、りっぽんぽん!
カナダのチピアーくんにテンくんブレジナ、ボロ、べるるんと、もう誰一人として見逃せないメンバーで、

メダル争いも壮絶そうなら、チケ取り合戦も険しそう!



こ、これはもう、私、覚悟決めました!

今年は何としても泊まりでSP、FS、EXを観る!!
(そう、出来たらペアとアイスダンスも観たいなぁ。女子はさほどでもないのでいいけれど→てか、女子は何と言ってもエリックですよね!
真央にヨナ、ゆかりん、コストナー、サーシャにキャロなんて、サバイバルすぎるぅ~~~




――それにしても、

この男子のアサイン、大輔くん含むずらっと並んだ各選手の横文字を見た時、ちょうど一年前のあの時から私の中の選手としての大輔くん時計が止まったままだったんだなぁって、つくづく思いました。

GPSが始まって、大輔くんが出る中国杯が迫ってきて、ドキドキとワクワクの最高潮だった時に入って来た大輔くん負傷の一報。


心が壊れそうになるほどの衝撃と絶望感に打ちひしがれて、
世界がこのまま終わるんじゃないかと思うくらいの虚無感にも襲われましたっけ・・・。


だけど、世界は大輔くん抜きでも相変わらず回っていたし、
私自身もそれなりに日常をこなしていってはいたけど、

でも、大輔くん本人の時計は当たり前だけど止まってはいなかったんですよね。


それが証拠に、こうして、来季のアサインにちゃんと二つも名前が載ってる。


ランキングが下がってるので、滑走順は最終1つ前のグループにはなってしまいますが、そんなこと、どうだっていいですよね。

氷の上に乗ってる彼の姿さえまた見られれば。


・・・また見られるんですねー。



なんか、急に不安になってきちゃった。

アサインが発表されたことによって、いっぺんに色んな事が頭の中で回り出したので。


CoRにはとうとうプルが出て来るし、N杯はメダル候補が目白押し、
スケカナではPチャンとも当たるからGPF進出はもちろんだけど、一体どれだけ評価を戻せるかとか、本番でジャンプが安定して出来るかとか、OPまでのピークの持ってき方は大丈夫かとか、プログラムは前年のまま持ち越しなのかとかEXナンバーは決まったのかとか、わらわらわらわら


私、ここんとこずっと胃痛に悩まされてるのに、これじゃあますます胃がキリキリしちゃいそう~~~!!!


そんな状態のまま、多分DOIを迎え、モリコロ、FOIとこなしていき、その内JOが始まる10月へとあっと言う間に過ぎていきそーな気がします。
(ところで、JOはどうなるのかな?FOIも出てくれると嬉しいけど・・・。
ま、この際出てもらえなくてもゼイタクは言わないでおこう



取りあえず、今夜は東海テレビで放送するPIWを観て、この盛り上がった気分を更に盛り上げようと思います!!


最後に大輔くん、

本当に本当に復帰おめでとう!!


この日が来ることを待ち侘びていましたよ!

現地で会えたら(コンペに行くとゆー意味デス)精一杯のエールを送るからね!!!


ワールドチームトロフィー 最終日&エキシビション

2009-04-21 14:28:25 | コンペ
国別対抗戦もいよいよグランドフィナーレ!

フィギュアの華である女子と、ペアがそれぞれ行われました。


ペアはアイスダンスより一組多い4組放送してくれましたね(ナゼ!?)

この間の世界Jr.でちらっと観た高橋&トラン組が転倒はありましたが、今出来る二人の精一杯の演技をして感極まってた姿がとても新鮮で感動しました。
彼女達は今回数合わせでSr.の枠に無理やり放り込まれた形にはなってしまい、当初は私も何だかな~と思っていたんですけど、
それでもSr.のトップクラスの選手達の中に混ざって演技出来たことはとてもいい経験になったでしょうし、あの成美ちゃんは外見の可愛さとは裏腹に案外芯の強い負けず嫌いな性格のような気がするので、この大会を機にさらに上を目指していってくれそうな予感!?
是非これからの日本のペア発展のために頑張ってほしいですね!


そして、女子シングルでは、やっぱり希代の天才ここにあり!と思わせてくれた我らが浅田真央選手!!

今季、SPの出来がイマイチで、どうしてもFSで取り返さなくてはいけなくなり、ただでさえ難度の高い技の詰め込みすぎでその演技に余裕が感じられず、どこか悲愴感さえ漂っていた仮面舞踏会を、最後の最後でこんなに完成度の高い舞にして見せてくれるとは!

あれが彼女の底力なんでしょうねぇ。

3Aの一つはDGになり3F-2Loの3Fにも<がささってしまい、それさえ無ければ前回ロスワールドのキム・ヨナ選手の点数も超えていただろうけれど、
(5トリプルこそないものの)あの構成こそ200点を超えるにふさわしい演技であると私達は胸を張って言えるんではないでしょうか?

だって、苦手なルッツやサルコウを回避して跳んできたのがそれより難度の高い3Aなんて、一体今の女子選手の中で誰がそんなこと出来るでしょう??

浅田真央しか出来ないことですよ!


そんな彼女を私は誇りに思うし、シーズンの最後の最後で全てのストレスから解放されて会心の演技をした彼女のあの輝かんばかりの笑顔を見れて本当に良かったです!


それから、フリーでは5位に沈みましたが、4Sに果敢に挑戦した安藤選手、
今季の前半、いえシーズン通してDGの血祭りにあげられ伸び悩んだアメ女子のジャン選手やフラット選手も今回は素晴らしく伸び伸びとした演技で会場を沸かせてくれて、本当にお疲れ様と言いたいです。
彼女達のあきらめないで最後まで自分達の得意とするジャンプを貫き通した精神力を心から讃えたいですね。


あと、演技中からジャンプが決まるとガッツポーズが飛び出し、
納得のいく演技が出来た時はまるでゴムまりのように全身で喜びを表現するロシアのレオノワ選手。
彼女に往時の伊藤みどりの姿を重ねて見たのは私だけでしょうか?

あの底抜けの明るさと力強さは今の女子ではなかなか貴重なキャラではないかと思うので、どうか彼女にはバンクーバーの次のソチで大活躍してくれるよう、こらから一層の頑張りを期待したいですねー。



そんなこんなで、最終的な国別の順位としては、1位アメリカ、2位カナダ、3位日本とほぼ下馬評通りの結果に終わった今回の大会でした。

でも、終わってみると、キスクラでの各国のカオスっぷりもそうだし、観客もそうでしたが、もう、順位なんかほとんどカンケーないって感じで皆このお祭りをめいっぱい楽しんでましたよね!
そういうところが、時期的に選手達も疲れていてもしかしたらお荷物大会にならざるを得なかったこの大会を救ったのかなーという気がします。

チンクワンタ会長は、コメントで今大会の成功で何とか五輪種目に持って行きたいと言ってたみたいですけど、
こーゆー性格の大会になったからにはヘンに真剣勝負の場にしない方がいいように思いますねー。

だって、せっかくの選手達のあんなおちゃらけっぷりやはじけっぷり、五輪の舞台にあがっちゃったらもう見れなくなりそーですもん(~_~;)

特にチームアメリカのベンにはベストサポート大賞をあげたいくらい!!
彼は去年のFOIでも今回のよーな片鱗を見せてくれていたので、ホント、ナイスガイなんだろーなぁと思いました。
ライサが「今までこれほど他選手の演技を観たことも、これほど他選手と仲良くなったこともない」とコメントしていたことが全てを物語っているような気がします。

そういう意味では、選手自身にも何かしら新鮮な感慨を残してくれたのかも知れません。


とにかく、無事終了し、そして思いの外ストレスや余計な緊張なく楽しめたのが何より良かった!
(でも、小塚選手など一部の選手にとってはかえって“チームのために”っていう責任感から余計なプレッシャーを背負いこんじゃった形になったかも知れませんけどネ^_^;)



EXに関しては、あまりの地上波の放送にひどさにちょっと腹立ったので割愛させていただきます。
(毎度使い回しの過去の映像や綾香の特集やるくらいなら、アメ女子やアボちゃん、あっこちゃんなど流せる選手がもう少しいた筈!
ほんんっと、ここに来てやっぱテレ朝はテレ朝だったと改めて思い知ったわ

しいて言えば、2年前には考えられなかったジュベへの黄色い歓声と、真央のキレッキレのステップが印象に残ったくらいかなー。

アイスショーやEXはやっぱ、現地でフルに観る方がいいですね!


そのアイスショー関連がそろそろにぎわい出して来たので、次回はそのことについてUPしまーす(^-^)

ワールドチームトロフィー 第2日目

2009-04-18 10:42:19 | コンペ
昨日はペアSPとアイスダンスFD、男子FSがそれぞれ行われたワールドチームトロフィー。


しかし相変わらず某テレビ局はペアはダイジェストのみ、アイスダンスもこの間と全く同じ組しか放送せず、あげくの果てに真央とミキティのSPを流す始末。

この二人の演技のおさらいをやるヒマがあったらペアの高トラ組や1日目からほぼスルーと言っていい中国のペアをフルで流したってバチは当たらないでしょうに、
国別でありながら放映権を持っているテレビ局からしてこんな風でまともな放送する気がないのなら、何でこの大会の意義を浸透させることが出来るでしょうね!?

ホンットに日本のテレビ局は最低です


と、冒頭からやや怒りモードで発進してしまいましたが(^_^;)


でも、大会2日目の選手達はとゆーと、
そんな私達視聴者の怒りとため息をよそにますますパワーアップ&リラックスしてたようで、特にチームアメリカのキスクラのあのお祭り状態は何ぞや!?ってくらいはっちゃけてましたよね~~(>▽<)(ライサの時のスリラー音頭、めっちゃ笑えました!)
ニフティの記事によるとあの小道具の数々は前もって用意してきたみたいですね。
さすが、陽気なアメリカン!
フランスもフランスでフリーダムだったみたいだし(笑)
日本はひょっとこやおかめの仮面をかぶって応戦してましたけど、さすがに国民気質までは変えられませんよねぇ
各国それぞれお国柄が出ていて、あれを見るだけでも今回の国別は一見の価値があるんではないでしょうか?


そしてそして、
男子シングルFSの肝心の競技結果と言えば、


う~~~ん。


またしても一人だけ、あり得ない爆上げを貰った選手が。


それは、皆さんご推測の通り、P.チャン選手。


あれは・・・、もはや確信犯ではないのでしょうか?


いくら彼がスケーティングに優れ、要素の取りこぼしの少ない選手だとは言え、
冒頭の3Aがダブルになり中盤の3Aでもコンボに出来ず転倒、後半の3Lz-2Tもステップアウト、滑り自体もSPよりは良かったけれど、それでもカナダ選手権や四大陸ほどではなかったし、それに何より、点数を稼げる肝心の3Aが二つとも入らなかったのに、150点はいくらなんでもあげすぎでしょう。
せいぜい130点ぐらいが妥当な点数ではないでしょうか。

会場の反応はどうだったのかわかりませんが、その後に滑った選手達の点数の抑えられ方を見ても、チャン選手だけ浮いているのは確かなような気がします。


順位の結果としては4位だからどうってことないかも知れません。
けれど、彼はバカにしている四回転もまだ出来ないのに、頼りにすべき3Aがあんな不安定でどうしてこれからの五輪シーズンを戦っていけるのでしょう?

そして本来なら自身がそう危惧すべきことなのに、現在の彼はPCSを高く出してもらってるおかげでまるで当然のようにすっかりトップ陣の中に居座っている。
これが私にしてみればすごく場違いに思えて不快極まりないです。

プログラム自体がもっと魅力的であったなら、まだ好意的に見られたのかも知れませんけど、残念ながら私には最初から最後までせかせかバタバタ、ただひたすら点数稼ぎのために動き回ってる風にしか見えないし、
その上ジャンプでも魅せられないとなると、本当にジャッジとこちら側とのギャップを感じずにはいられませんね。


そう思うと、
今回のライサとジュベの演技はクワド入れずに完璧さを求めた演技と、
クワドを入れたけれども小さなミスをしてしまった演技とで、両極にはなりはしましたがいずれの選手も観客としっかりコンタクトをとりながら自分達の世界に見事引き入れてくれ、さすがベテランの妙という感じでとても良かったです。

でも欲を言えばやっぱり、クワドも跳んで完璧な演技を、あのジュベにこそやって欲しかったですね――。


あと、個人的には今季一押ししていた小塚くんとアボちゃんの後半の失速具合が、やはりちょっと気になるところです。


この二人に関しては、小塚くんは演技が始まった瞬間からその足元の美しさにうっとりし、
アボちゃんは大輔くんにも似た周りの空気を一変させるほどの雰囲気を醸し出す上体の動きに釘付けになるところがすご~くお気に入りで、
ホント、この二人の活躍があったからこそ、今季私は大輔くんがいなくても何とかスケートに対する興味をつなぎとめておけたと言っても過言ではないくらいなので、

小塚くんはクワドの成功とPCSの向上に向けて、
アボちゃんはクワド入れて演技をまとめることにそれぞれ力を注いでもらって、
来季は大輔くんと共に上位を争って欲しいですねー。


取りあえず男子とアイスダンスはこれで本当に今季終了、お疲れ様でした。

今日の女子とペアを精一杯応援してもらったら、
後は選手全員、ゆっくり休んで欲しいですね~。



さぁ、いよいよオーラスのペアFSと女子FSが始まります!!








ワールドチームトロフィー 第1日目

2009-04-17 08:02:17 | コンペ
世界選の余韻がまだ残る中、始まりましたね~、ワールドチームトロフィー!

これ、当初は時期的なことも含めて開催自体が不興を買っていたし、
何やらEXには試合には出ないあの選手が来るかもということでだいぶ物議をかもしていたので、盛り上がり的に今イチなような気がして(まぁ、大輔くんも出なかったし)私ははなっから観に行くつもりはなかったんですが、
結局その後例の選手は出ないことがはっきりしてからはロスワールドよりはすっきり観戦出来ました

で、第1日目は地上波ではアイスダンスがリード組とバーチュー&モイア組、ベルビン&アゴスト組の3組しかやってくれなかったのがちょっと不満ではありましたし、相変わらずシューゾーちゃんの煽りが多少ウザッとは思ったものの、
まるでクイズ番組のひな壇のよーなキスクラがISU公認大会とは思えないほどゆるゆるまったりとした雰囲気で楽しく、全体的にも案外いい大会になりそーな予感!?

そんな中、選手自体のコンディションを考えると大自爆大会になってもおかしくなかった状況で、
男子はアボちゃん、小塚くん、Pチャンの、今季急激に評価を上げたもののだからこそシーズン通してフル出場というそれまでとはまったく違った疲労の溜まり方をしたであろうこの3選手がしっかり自爆してしまったところが、ま、ある意味当然の結果でもあって今日のSPは皆こんな感じかなーと思っていたところへ、
さすがとゆーか、ベテランならではのモチベの維持の仕方が素晴らしかったジュベとライサ!!

二人ともロスの時と変わらない神演技で貫録の80点越え!

特に圧巻だったのが我らがクワドの星、ジュベ!!

(全員の演技を観てないので他にも4-3やった選手がいたらごめんなさい)
ただ一人SPからの4-3をクリーンに決め、3Aはお手つきがあったものの3Lzも綺麗に着氷、あとは怒涛のステップで会場大盛り上がりでしたね~~(>▽<)
でも私、06~07あたりまでは、正直言ってジュベのことクワドしか出来なくて表現力もないしイマイチ好きじゃなーいと思ってそんなに応援してなかったんですよ
だけど、なんか昨今のクワド軽視としか言えない採点ルールで、簡単な構成でも点が出て上位に行けてしまう現況の中、ジュベだけが孤軍奮闘している姿を見ていてめっちゃ彼のことを応援したくなってしまって。

決してクワド重視派ではないんだけれど、
でもやっぱり男子シングルはジャンプのダイナミックさと表現も合わさって優れている選手を観るのが醍醐味だと思うから、
タラソワではないけれど、ジュベにはほんと、続けられ得る限りクワドの第一人者としてこれからも先陣を切っていって欲しいです。

そういう意味で今回のジュベにはすごく胸のすく思いをさせてもらいました!

今夜のFSにもちょー期待ですね!!



それから女子はなんといっても、浅田選手!!

事前情報でSPに3Aを入れて来ると知って、私的にはこれは案外うまく行くんじゃないかなーと思ってました。

今季ほとんど成功することがなく自信を失いかけているであろう3-3やルッツをまた挑戦してDGされ悪いイメージのままシーズンを終わらせるよりも、
昇り調子になって安定してきた3Aを入れるほうが、今の彼女にとってはより精神的にも肉体的にも易しいんじゃないかと思ったからです。

それに何と言っても現時点で3Aはほとんど女子の中で浅田選手しかクリーンに跳べていない、いわば彼女の武器であり、
唯一自信の持てるその伝家の宝刀をSPで挑戦することは、難しいことにチャレンジすることが好きな彼女にとってはサイコ-のモチベになった筈ですよね。
実際演技が終わった後も「久しぶりにワクワクした」と言っているように、とてもいい状態で滑れたんだろーなぁと思いました。

あのSPも今季一番の出来だったんじゃないかな?

彼女持ち前のふわっとした柔らかさと伸びやかさが随所で感じられ、『月の光』の曲が持つ月光が天上からきらきらと降り注ぐような繊細で崇高な輝きに溢れた演技でとても感動しました。

本当にフィギュアはメンタル的なスポーツだなぁと改めて思った次第。


そのメンタルでいえば、
ここに来て女性の強さとしぶとさを見につけ、と同時にたおやかでしなやかな表現力も備えつつあるのが安藤選手。

『SAYURI』、すごく味わい深いプロになりましたねー。
そして、安藤選手もすごく奥行きを感じさせる選手になって、素晴らしいと思います。

これは、彼女の人生経験によるものがとても大きいんだろうなーと思うのですが、
点数自体は辛くつけられていたにも関わらず、
シーズン最初に迷いが吹っ切れている感じがした今季の彼女だからこそここまでやってこれたのでしょう、
なんか、私も同じ女としてとても誇らしいです(^-^)

これで、この日本女子の二人はよっぽどのことがない限りバンクーバーまでは盤石なんじゃないかな?


外を見回せば不安材料があり過ぎて観る方はとても憂鬱なんですが、
きっとそれは、多分この日本の選手達が本当に優秀で、頑張っているからこそその努力が報われて欲しいと思うからですよね。

そしてそれは海外の選手も同じだけれど、

出来れば国の思惑がからまない状態で試合が行われて欲しいと思うのは、またもループな感情ですね・・・。



今日は国別2日目。

男子FSが楽しみです。

ロストワールド

2009-04-12 21:57:29 | コンペ
お久しぶりです。

やっと更新する余裕が出来ました


3月中は忙しいと言いつつ、子供達はまだそれぞれ今までのリズムで生活していたので、私自身の時間もたっぷりあったのですが、
下の子が先週小学校に入学してからは、一年生は21日までお給食がないため3時間授業で午前中に帰ってくる上、
昼ご飯も早々に新しく出来た同じマンション内のお友達と連日近くの公園で2,3時間も遊び続けているため、久々それに付き合わされている私は疲労困憊の毎日で(×O×)
新たなママ友さんとの付き合いも始まり、精神的にもちょっと緊張状態が続いていたのか、
ここのところとてもブログをまとめられる体力までは残っていませんでした。

それに、さるロスワールドを観て巻き起こったフィギュアに対する新たな不信感に対して、点数はともかくとして私自身、心理戦と言われればそれまでですが、大会前に選手間に波風を立てるような発言をした男女二人の選手が上位に入ったことが大変腹立たしく、一体フィギュアの神様はバンクーバーに向けてこの競技を廃れさせたいのか!?と思うほどがっかりしてしまい、
そのことについては何度もここに書こうとも思ったのです。

でも、考えてみれば、
子持ち主婦の日常というのは年柄年中怒り爆発状態みたいなもので、日頃プライベートでもしょっちゅう子供を叱りつけては戦争をしているようなものなのに、
何故に好きなフィギュアにまでこの怒りを持ちこまなくてはいけないんだろう?

と思ったら、なんかむしょーに虚しくなってしまってですね・・・。



だから、やめました。

この怒りの原因とゆーか、理由を万人に説き伏せられる説得力が欲しくてワールド後あちこちの書き込みを見ましたが、
陰謀論から正当論まで何だか見れば見るほどいろんな意見がありすぎてわけがわからなくなってきましたし、
またそれを突き詰めるのも何だかバカバカしくなってきたとゆーか。


けれど、あえて私の意見を言わせてもらえば、
フィギュアが以前から政治色の強いスポーツであるということも、採点競技である以上ある程度恣意的な点数が出てしまうのは百歩譲って認めるとしても、
(というか、そもそも芸術的な部分に点数をつけること自体に無理があることが根本的な問題で)それがここまで多くの人に疑惑や不信感を植え付けてしまうのは明らかに欠陥があるからであり、
ISUを含め各国のスケ連がこの多くの人達から出ているであろう意見や疑問に耳を傾けて真摯に改善を図っていかなければ、今後フィギュアに未来はないような気がします。

その点において、今回のロスワールドは明らかに“何か”を失くしてしまった大会だったと私は思うのですが――。



ただ、結局自分がこのフィギュアスケートという競技に対して何を求めているのか?
フィギュアの何が私の感性にそこまで訴えるのか?

という原点に帰った時思うことは、


選手生命のきわめて短いフィギュアスケートの、
短いからこそはかなくも華麗な一瞬に賭ける選手達がとても愛おしく、私の美意識にかなっているということ。


そして、私は、成績が良くても常に外的なことに捉われスポーツマンシップに反する言動を繰り返す選手よりは、
ルールにも環境にも表向きは一切文句を言わず、もくもくとおのれのレベルアップと高みだけを目指してストイックに練習に励む選手の方が、明らかに好ましいということ・・・。


それだけを自分の指標にして、これからのフィギュアを見守っていこうと思います。



そして、ここに来てスケ連から来季の特強選手の発表と五輪の選考基準に対しての指針が出ました。

特強選手は男子は大輔くん、織田くん、小塚くん、無良くん、南里くん、中庭くん、女子は真央ちゃん、ミキティ、ゆかりん、あっこちゃん、すぐりん、ななちゃんの各6人づつ。
今回五輪イヤーということもあってかな?例年より2,3人多いですね。

しごく妥当な選出ではあると思いますが、
代表の選考基準がちょっとまだあいまいですよね。

報知スポニチの記事を読むと来季は全日本の上位での一発選考はせず、06トリノの時のようなポイント制も行わないとのこと。
スポニチの方にはGPFのメダル獲得者も有力候補になると書いてあり、最終は5/9でのフィギュア委員と理事会を経て決定するとか――。

ま、結果はどうなるかわかりませんが、
これは一応スケ連も過去の選考でのゴタゴタを反省しての変更なんでしょうか?


何にせよ、
バンクーバーをいよいよあと10か月後に控えて思うことは、五輪こそ正しく努力している選手が真っ当な評価を得てメダルを取って欲しいということです。


今週は国別があるので選手達には有終の美を飾ってもらえたらいいですね。


世界選手権 男子SP

2009-03-26 23:25:00 | コンペ
何だか、気持ち的に盛り上がらないまま迎えてしまった、今季の世選。

これは、単に大輔くんがいないというだけでなく、その前のキム・ヨナ発言や、それ以前の今季ずっと続いていた不可解なジャッジング、その他オフシーズンのゴタゴタなど、いろんな伏線がからまって、この何とも言えずいや~~な気分を作り上げてきたのだなぁと改めて感じるわけですが、
スケヲタの中ではGPSや四大陸とは違って世選だけは“最後の良心”が発動する筈という暗黙の了解がありました。


そうでなければ、あまりにもファンを置き去りにした政治的スポーツとして、今後スケートは見放されるでしょうから。


そんな中、何を血迷ったのか、
またもや今季男子一番の不可解爆上げ採点で調子に乗ってしまっている、カナダのチャン選手がジュベールや先人の偉大な先輩に対して礼を欠く暴言をはきファンの不興を買ってしまい、
果たして今日の男子SPで今までと同じようなおバカな点数が出た日にゃあ、ホントに私自身は大輔くんが一線を退いたら、もう、男女ともにスケートは観ないでおこう!
と、そんなことを考えておりました。


ところが、蓋を開けてみてびっくり!!


今朝観る予定だった、WebTVにまたもや不具合が生じ、しょーがないので後から動画サイトにUPされた演技を観たところ(でもこ-ゆー時、つくづくネットがあって良かったと思う(/_;))
なんとPチャン、ノーミスだったにもかかわらず点数があまり出ず、82.55でジュベ、ライサに次いで暫定3位!!

いや~、溜飲が下がりました!!\(~o~)/


てか、これが本来の正しいジャッジですよね。


でも、Pチャンにしてみれば、これがいたくご不満だったらしく、キスクラでのあの、「はあ!?」な顔にはこっちがびっくりでしたよ。
しかも、観客からの大ブーイングに「しーーっ!」って、

何でしょう、あの傲慢な態度は。

案の定演技が終わった後でジャッジに不平を言ったそうですね。


この人はもはや自分が高得点出るのは当たり前だとでも思っているんでしょうか?

だとしたら、かなりの慢心ですよね。


大体それなら、今回かなりの出来だったベルネルや小塚くんにだってもっと点数が出てもいい筈だし、彼らだって今頃不満を言っているのでは??


ま、スポーツ選手全員が必ずしも人格者ではないですし、
スケートに限らずちょっと出来がいいと自分のことを過信したり、傲慢になったりする人はどこの世界にもいるので、ここに来て私も好きだからと言ってあまりスケートを美化せず、もう少し引いた目線で見る必要があるのかなーと思い始めてはいますけど。


てかね、
ホント、マジでこういう採点競技ってストレス溜まりすぎ!


せめて、ひたむきに自己の向上だけを願ってスケートに打ち込んでいる選手が、ちゃんと報われて欲しいです



演技の感想を書く筈が、こんな不満を書いてしまってごめんなさいm(__)m

最終2Gの10人+無良くんしか観てないんですが、
ネットの小さい画面でしか観てないので、今日の夜中にやる地上波を見てからまた改めて感想を書きたいと思います。


明日のFS、どうかWebTVが無事作動してますように!!


あ、最後に、

川スミペア、見事銅メダル、おめでとう~~~\(~o~)/
(今回のスミの衣装があか抜けててびっくりしてまっただよ