RC-NETでは、3月下旬から5月10日までの期間、性暴力サバイバーにとって生きやすい社会を、というテーマでポスターの公募をさせていただきました。
6月下旬に都内、7月中旬に大阪で公募作品の展示をさせていただこうと思っています。
また詳細が決まり次第、こちらで広報させていただきますので、よろしくお願いいたします。
今回、ポスター展公募に対し、39作品の応募をいただきました。
これは正直、作品の公募をかけた段階では想定していなかった数字でした。
10くらい集まったらいいかな、と思っていました。
私が、この公募を通して感じたことは一つです。
「こんなにも、思いをむけてくれる人がいるんだな」ということです。
39作品と言う数字を多いというか、少ないというかは人によるとは思うのですが、
もちろん、これまでもとてもお世話になっている方からの応募もありましたが、応募いただいた方のほとんどが、これまでRC-NETとは関わりのない方でした。
そして、その中にはサバイバーもいたし、自分の身近な人が被害にあって、という人もいたし、「何かできることはないだろうか?」という想いで作品を作ってくれたという方もいました。
メールを開く度に、本当に心が揺さぶられました。
これまで、「なんとか理解してもらわなくちゃ」とどこかで思っていました。
でも、「一緒に思いを持っている人」「性暴力サバイバーをこんなに身近に感じてる人たちが、当事者にも、そして当事者以外にもいるということ」この事が、ひたすらにありがたい事だと感じました。
ただ、どうしても性暴力被害というのは「想い」だけでは語ることが難しいものでもあるだろうと思います。
社会に対してアウトプットする際には、ある程度の知識が必要なことでもあります。
それは、「無知」が人を傷つけてしまう、という現実も、実際にあるからです。
また、それこそとっても思いの詰まった作品であったとしても、どうしても他者の認識との擦り合わせが必要な場合があります。
それは特に、今回のような「ポスター」という媒体には顕著にあらわれます。
コマーシャルアートの中で、「人に伝える」ということは、とても力のいることかもしれません。
よって、今回の作品の中から一定数の一次審査での落選作品も出るのだと思うのですが、
その「落選」が、「あなたの想いへの否定ではない」ということを伝えられたらと思いました。
応募いただいた皆さまにお伝えしたいのは、
ただただ、感謝の言葉でしかありません。
ポスター展開催について思うのは、
このポスター展のすべての作品がすべての人にとって受け入れられるものでなくてもいい、ということです。
「サバイバー」と一括りに言っても、その全体像は本当に様々です。同じ人間なんて、いないからです。
だからこそ、伝わる言葉も、伝わる媒体も人それぞれ。
「これが正しい」なんていうものはないし、
「サバイバーをエンパワーする」なんて言っても、万人に受け入れられるものなんて存在しないからです。
どれだけの善意を注ぎ込んで作られていたとしても、
「この作品が嫌いだ」というものはあるでしょう。
逆に、誰がどのような評価を下していたとしても、
その作品を前に、心が揺さぶられるものはあるかもしれません。
100のメッセージのうち、伝わるのは1だと思っています。
99が届かない思いでも、
たった一つのかけらが、あなたに届くようにと、
私はいつもRC-NETの企画をしています。
だから、この企画の善し悪しに関わらず、もっと多くのメッセージが、もっと多くの優しい目線が、
性暴力サバイバーに対して向けられるようになればいいと思っています。
この企画がどこかの、たった一人のあなたに届くことを信じて。
終わってから、やっぱりポスター展を企画してよかったなぁって思えたらいいなぁ。
応募いただいたみなさん、
本当にありがとうございました!!
6月下旬に都内、7月中旬に大阪で公募作品の展示をさせていただこうと思っています。
また詳細が決まり次第、こちらで広報させていただきますので、よろしくお願いいたします。
今回、ポスター展公募に対し、39作品の応募をいただきました。
これは正直、作品の公募をかけた段階では想定していなかった数字でした。
10くらい集まったらいいかな、と思っていました。
私が、この公募を通して感じたことは一つです。
「こんなにも、思いをむけてくれる人がいるんだな」ということです。
39作品と言う数字を多いというか、少ないというかは人によるとは思うのですが、
もちろん、これまでもとてもお世話になっている方からの応募もありましたが、応募いただいた方のほとんどが、これまでRC-NETとは関わりのない方でした。
そして、その中にはサバイバーもいたし、自分の身近な人が被害にあって、という人もいたし、「何かできることはないだろうか?」という想いで作品を作ってくれたという方もいました。
メールを開く度に、本当に心が揺さぶられました。
これまで、「なんとか理解してもらわなくちゃ」とどこかで思っていました。
でも、「一緒に思いを持っている人」「性暴力サバイバーをこんなに身近に感じてる人たちが、当事者にも、そして当事者以外にもいるということ」この事が、ひたすらにありがたい事だと感じました。
ただ、どうしても性暴力被害というのは「想い」だけでは語ることが難しいものでもあるだろうと思います。
社会に対してアウトプットする際には、ある程度の知識が必要なことでもあります。
それは、「無知」が人を傷つけてしまう、という現実も、実際にあるからです。
また、それこそとっても思いの詰まった作品であったとしても、どうしても他者の認識との擦り合わせが必要な場合があります。
それは特に、今回のような「ポスター」という媒体には顕著にあらわれます。
コマーシャルアートの中で、「人に伝える」ということは、とても力のいることかもしれません。
よって、今回の作品の中から一定数の一次審査での落選作品も出るのだと思うのですが、
その「落選」が、「あなたの想いへの否定ではない」ということを伝えられたらと思いました。
応募いただいた皆さまにお伝えしたいのは、
ただただ、感謝の言葉でしかありません。
ポスター展開催について思うのは、
このポスター展のすべての作品がすべての人にとって受け入れられるものでなくてもいい、ということです。
「サバイバー」と一括りに言っても、その全体像は本当に様々です。同じ人間なんて、いないからです。
だからこそ、伝わる言葉も、伝わる媒体も人それぞれ。
「これが正しい」なんていうものはないし、
「サバイバーをエンパワーする」なんて言っても、万人に受け入れられるものなんて存在しないからです。
どれだけの善意を注ぎ込んで作られていたとしても、
「この作品が嫌いだ」というものはあるでしょう。
逆に、誰がどのような評価を下していたとしても、
その作品を前に、心が揺さぶられるものはあるかもしれません。
100のメッセージのうち、伝わるのは1だと思っています。
99が届かない思いでも、
たった一つのかけらが、あなたに届くようにと、
私はいつもRC-NETの企画をしています。
だから、この企画の善し悪しに関わらず、もっと多くのメッセージが、もっと多くの優しい目線が、
性暴力サバイバーに対して向けられるようになればいいと思っています。
この企画がどこかの、たった一人のあなたに届くことを信じて。
終わってから、やっぱりポスター展を企画してよかったなぁって思えたらいいなぁ。
応募いただいたみなさん、
本当にありがとうございました!!