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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

RC-FES 詳細きまってきたー!!

2011-02-25 19:49:41 | 事務局より


取り急ぎの簡易フライヤーつくりましたー。
ちゃんと、ちゃんとしたやつ作るからね!!(自分へのプレッシャー)

レイプ、性暴力被害に想いを向けた、
野外音楽イベント、レイプクライシス・フェス。

それってほんとに自分には関係ないことなん?
それってほんとに、
特別な人たちの問題なん?

私たちの住むこの星には、暴力が溢れかえってる。
そこで傷ついたり、傷付けたり、
どうして?ってくらい、この流れは延々と続いてるんだ。

私たちは、そんなところで、でもずっと一緒に生きてきた。
もういいよ、暴力では何も解決しないし、
誰も関係ない人なんていないんだ。

暴力なんて、手放しちゃおうぜ。

恐れも不安も、
それを、暴力にはせずにいられたら、
どんなにか楽だろうって思う。

9月10日、
大阪の空から暴力を解き放つ時。





レイプクライシス・フェス、
とうとう、場所と日時などが決まりました!!

決まったのは場所と日時だけ、とも言えます!

ここからは、みなさんの出番です。


開催まで、応援よろしくお願いします!!

ということで、チラシにも記載していますが、各種、ご協力頂きたいことが山積しておりまする。


・ボランティアスタッフ
  一緒にイベントを作ってくれる人、大募集中です。
  何が起こるかわからない、誰が来るかもわからない、そこにはきっと、多くの出会いがあることでしょう。
  みんなで最高の夏の一日を過ごそう。

・協賛、広告掲載、寄付
  性暴力被害に想いを向けたイベントを、皆さんの力で盛り上げてください。
  単発のイベントで終わらぬように、多くの方々との関わり、そしてご協力の元、
  一人でも多くの方に知ってもらいたいのです。
  ぜひご協力ください。

・各種協力
  音響設備、発電機等備品関係、イベント運営に他企画諸々、
  みなさんの知識や技術を活かしたご協力をぜひお願いします。

・出演アーティスト
  性暴力被害に対して想いをもってくださるアーティストの方々、
  うたいに来てください!! 

あなたの想い<募集要項>

2010-12-30 05:19:36 | 事務局より
以前より「性暴力被害についての想い」ということで募集させていただいておりましたが、
もう少し幅を広く、みなさんからの想いを伝えていただければな、と考えています。


性暴力というのは、本当に、全ての人にとって関わる可能性のあるもの、です。

しかし、自ら「知ろう」「関わろう」と思わない限り、
そこに存在する「声」を聞くという事は、
当事者であっても、難しいものです。

なぜならば一つ目には、性暴力被害を受けたということ自体、語るということが非常に困難を伴うということがあげられます。
その出来事を思い出すことによって、当時の辛さや苦しさ、悲しみやどうにもならないような想いが、
蘇ってくるかもしれません。
当事者にとって、それを語るというのは、とてもパワーのいることだし、
それをすることが「いい事」だとは、一概に言えません。
なぜなら二つ目に、社会は安全ではないから、です。
これは悲しいことだけれども、性暴力被害を取り巻く環境として、
誤った認知、誤解や偏見などはまだまだ社会に沢山あります。
そこで二次被害にさらされるということは、少なくはないことです。
また、現状いる場所、人間関係によっては、語る事で逆に危険なこともあるかもしれません。

ただ、「いるんだよ」「あるんだよ」といくら言ったとしても、
現実感の伴わない情報は、やはりただの情報として、頭の片隅にでも置いてもらえればいい、という存在になってしまいます。

常日頃から思っているのですが、
「性暴力を理解してもらう」というのは、おかしなことです。
必要なのは何かというと、やはり「感じる」ということなんじゃないか、と思っています。

なぜなら、性暴力がある、性暴力被害にあった人がいる、というのは、
まぎれも無い現実だからです。
それについてリアリティーがないっていうのは、やはり現実の声を聞いていないからだと思います。

そして、上から目線で「理解しよう」「助けてあげよう」なんていうのは、やはりお門違いな話であって、
私たちは、すでに同じこの星で、生きている同等の立場の人間です。
単純に、知る事、気付くことによって、
私たちは私たちの生きやすい社会を、一緒に作って行くことが出来るのだと思っています。

被害にあったという経験をもとにして語れることもあれば、
その周囲にいたからこそ語れることもあります。
また、これまで関係はなかったからこそ、それに想いを向けた時に出てくる言葉もあるだろう、と思います。

それらの言葉たちをもとにして、
性暴力被害について広く社会に発信するための資料を作成し、
また、メッセージ展という形で開催していけないかな、と思っています。
その為に、みなさんのお力をお貸しいただければと思います。

性暴力被害についての問題点は、
個人の孤立した問題ではありません。
社会の構図の問題です。
その社会にいる、全ての人たちの声を基準として、
私たちは模索しながら、関わり続けたい、と思っています。

被害を無くすため、加害者を罰するため、ではなくて、

全ての人が、共に、生きやすい社会を作って行く為に、必要なことです。

どうか、みなさんの声を、私たちに伝えてください。

年末年始、アクティ部加入の方々におきましては、お忙しく動かれることと思いますが、
アクティ部には入っていないよ、という方に於きましては、
是非とも以下のことについて、メッセージやら手記等を送っていただければなと、思います。
年明け以降も延々と募集はしておりますので、
みなさんのご都合つくときに、是非お送りください。


<募集要項>

大テーマ:性暴力被害

テーマ1:性暴力って何?

テーマ2:性暴力被害にあって思うこと

テーマ3:性暴力被害者に関わって思うこと

テーマ4:自分への手紙(当事者)

テーマ5:○○への手紙(当事者に関わった経験から)

テーマ6:体験談(当事者)

テーマ7:体験談(当事者に関わった経験から)

テーマ8:性暴力について、知って欲しいこと

テーマ9:性暴力被害を伝えるということ

テーマ10:今の社会に足りないと思うこと

テーマ11:具体的に、必要だと思う公的施策

テーマ12:あの時「あればよかった」と思うこと(当事者)

テーマ13:あの時「あってよかった」と思う事

テーマ14:みんなに伝えたいこと


<字数制限>
無し(短いメッセージ形式でも、長文でもOKです)

<記名>
匿名またはペンネーム(お送りいただくさいに本名が記載されていた場合でも名前は使用しません)

<個人情報保護について>
明らかに個人が特定され得る案件について記載がある場合等については、
別途相談させていただきます。
また、この募集についてこちらが知り得た個人情報等(メールアドレス、個人名等)については、
RC-NETで厳重に管理し、決して他者に漏れることはありません。

<送り先>
rc-net☆goo.jp (☆を@に変えてお送りください)



以上、よろしくお願いいたします。



----<RC-NETからのお知らせ>---------------------------------------

「“性暴力”についてのあなたの想い」を募集しています。
詳しくは、こちらまで。


2011年夏、レイプクライシス・フェス2011~手放しちゃおうぜ、暴力なんて~開催します。

1、RC-FES 開催趣旨

2、RC-FES 開催内容

3、RC-FES 協力募集内容

RC-FES 開催内容

2010-12-28 23:10:57 | 事務局より
1、RC-FES 開催趣旨

2、RC-FES 協力募集内容


開催予定:2011年9月某日大阪某所


■ 野外ライブ
性暴力被害に対して思いを向けていただけるアーティストの方々のライブを開催します。
きっかけとして、“演奏が聴きたいから”という思いで来場してくれる、これまでこうした問題に興味のなかった層の集客を目指します。音楽を通して、夏の野外で被害当事者も、支援者も、そして一般の方々も“一緒に生きている”という当たり前の場所を、創出することが狙いです。

 ◇想定される参加アーティスト(現在オファーを出している段階です)※順不同

ハナレグミ ハンバートハンバート 加川良 ふちがみとふなと 中村中 中孝介
二階堂和美 PLANE 馬場俊英 アンジェラ・アキ 東京スカパラダイスオーケストラ
他プロアマ問わず参加アーティスト調整中

■ 飲食ブース
性暴力被害に対して料理を使って思いを向けているフード・アーティスト谷裕子さんの飲食ブースや、他様々な飲食ブースを出店予定です。
 ◇RC-NET企画
 ◇居酒屋すがの 元祖かすおにぎり
 ◇串カツぼったくり 大阪名物串カツ
他、各種飲食ブースを出展調整中

■ 支援団体ブース
全国各地で活動されている性暴力被害者支援に関わる団体や個人の皆さんに活動についての紹介ブースを出していただき、音楽を楽しみ、ゴハンも楽しみ、そして、性暴力被害について知り、気づくきっかけを創出します。
RC-NETの企画ブースとしては、性暴力被害に思いを向け現在、当事者や支援色の方から募集しているメッセージ展を開催します。

 ◇想定される参加団体等(調整中)
ウィメンズセンター大阪(協賛) 性暴力救援センター大阪SACHICO(協賛) 
他、多様な視点から性暴力について活動される方の出展を調整中



以上、3点を軸として、被害当事者も、その支援に携わる人も、これまでは関係がないと思っていた人も、
全ての人が“すでに一緒にこの世界に生きている”んだ、一人として、第三者などいないのだということを体現出来る場を創出します。

RC-FES趣旨

2010-12-28 23:07:33 | 事務局より
1、RC-FES 協力募集内容

2、RC-FES 開催内容

性暴力被害は、声になりにくい被害です。

近年、性暴力被害者の実名での手記の出版、また裁判員制度の導入などにより報道に載る機会が増えて来たものの、
社会的な偏見はまだ多く、被害者が被害にあったということすら声に出せず、孤立しているケースはとても多いのが実情です。

そういったことから、実際に被害と直面した事の無い人にとっては、“自分には関係ない”“特定の人に起きる犯罪”と思われがちです。
しかし、支援関係機関や研究者たちの調査、警察等での統計でも、性暴力は非常に身近な場所で起きている犯罪であり、
誰もがその被害に直面する可能性のあるだということは証明されています。

関係ない、特別なもの、そうした思い込みは時として被害当事者を傷つけ、そして身近な被害に遭遇してしまった際の対応を遅らせてしまいます。

“知らない”ということが、現実的な危機を招くこともあるのです。
そうした中で、支援団体の一つとして被害当事者に向け、
そして、広く一般の人々に向けた啓発イベントを開催できないか、というところが今回のイベントの趣旨になります。

専門家然とした発信ではなく、また、当事者にのみ向けたものでもなく、
“興味がなかった”層に向けても、一つのきっかけとして“性暴力被害者支援という現場”に出会う場を作り、
そしてそこから気づき、考え、行動する場所を、作りたいのです。

性暴力被害を知る、ということは、暴力を知る、という事です。

性暴力を無くしたいという思いは、世界から、暴力をなくしたいということです。

様々な問題が渦巻く社会ではありますが、性暴力という一つのきっかけを基に、
それぞれに内在された暴力性に気づき、それを手放していけるような、
ピースフルなイベントを開催します。

紹介状発行システム、全貌や如何に!

2010-12-15 06:48:52 | 事務局より
レイプクライシス・サバイバーズネット関西は、2010年度、
レイプクライシス・ネットワークというポータルサイトを作ることを決めた。
そして、それを出来るだけ多くのネットワークで新しく作り出すために、と、レイプクライシス・サバイバーズネット関西を母団体として、
今夏に、レイプクライシス・ネットワークを一つの団体として、独立させた。(ややこしい)


性暴力、レイプを取り巻くインターネット上の環境は劣悪だ。
助けを求めてネット検索をして、性風俗ばかりが検索上位に来てしまう現状は、なかなかに酷い。
最も腹が立ったのは、
レイプクライシス・サバイバーズネット関西という名を使い、AVサイトに誘導するものがあるという事実。
なんてことだー。と、思った。
インターネットは、被害者が助けを求めるために使う、とても有用なものだと思う。
しかし、AV業界にとっても、客を集める優良な手段なんだ。
そして、その中にはこうした、心ない人たちの存在もある。

何が出来るか、と考えたとき、
一番に思いついたのは、ポータルサイトを作ること、だった。
団体間でこぢんまりとサイト運営をするのではなく、性暴力被害に特化したポータルサイトを作ろう。そして、AV業界顔負けのSEO対策をしよう。
そんなところから、この構想は始まった。

しかし、情報を集める、というのは、実は他にもやっている所がある。
とても素晴らしいサイトが沢山あるのだ。
あるけれど、情報に特化すればするほど、
“私は、どうしたらいいのか”が見えてこなくなることがある。

インターネットというのは、まさに顔の見えないコミュニティーだ。
だからこそ、一人の部屋でも多くの情報を得られ、そして、それを、他人事にも見る事が出来る。

対人支援の基本は、やはり会ってこそ出来るものかもしれない。
話をしたからこそ見えてくるものがあるだろう。
しかし、その“会う”までたどり着けない人たちは、一体どうしたらいいのか。
会うために、人はいろんな選択をしなければならない。

まず、誰に会うか。
その人に、話すか否か。
その人を、信じるか、信じないか。

性暴力被害というのは、究極にその人の“選択権”を奪う、と、私は思う。
被害からの道は、それぞれのモノだ。
誰にも強要なんか出来ないし、実際、何がいいかなんてその人にしかわからない。
奪われた選択権があるからこそ、
私はポータルサイト上で、“あなたの選択”を、応援したいと思った。
そして、その選択の結果を、出来るだけ負担の軽いものにしたい、と、そう願った。
情報というのは、存在するだけでは文字という記号でしかない。

そこで考えたのが、

紹介状制度。

10項目のアンケートの結果によって、関係各所への紹介状を発行する、というシステム。
助けを求めようとしても、どうしてもその被害について言葉に出すことが出来ない、という人、周りにサポーターがおらず孤立してしまっている人に向けて、
アンケート結果を紹介状に反映させることで、被害について第一次的には「言葉に出さず」とも、今の自分の状況を表すことができる、というもの。
Yes or Noの形式で、アンケートも出来るだけ簡単に答えられるように設定している。

一人では出来なかったことが、
誰かの承認、賛同を得ることで、勇気を持てた、という経験は誰にでも多かれ少なかれあるんじゃないかと思う。
紹介状はまるで公的なものではないけれど、
しかもリアルな人間関係はそこにはないのだけど、
サポーターとしての、一つの形だと思う。

性暴力被害への対応は、この社会においてまだまだ未熟なものだし、
果たしてこの紹介状があることによって、それを有効活用してくれる機関がどれだけあるのかということはまだまだ未知数だ。
紹介状を出したところで、婦人科でSARTをしてくれる用意のある病院の絶対数からして、あまりに少ないのだ。

しかし、私はRC-NETとして、
このだだっ広いインターネット・ワールドで出来る最大限の支援をしたい。
その一歩がそれであって、
また、この紹介状というものを通して、
たとえばたった一人であろうとも、これがあるなら、行ってみようかな、と思ってくれる人がいたとしたら、
その人のためにどこまでもやろうと思う。

私の時にも、そんなのがあったら病院に行けたかも、警察に行けたかも、
と、思いを向けてくれたサバイバーが何人もいた。
今、そう思ってくれる人がいるのだから、

やっぱりこれは必要なものなんだと思う。

ポータルサイト内の文言や、アンケート内容、アンケート結果の反映について、
ようやく一段落した。
大体のアウトラインは出来上がって、
後はウェブデザイナーとのお仕事になるかと思う。

そんなこんなで、感慨深くてこんなに沢山書いちゃいました。

読んでくれて、ありがとう。