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RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) BLOG.

RC-NET STAFFによる、日常の些細な出来事から、お知らせまでいろいろなぶろぐ。

要望書賛同へのご協力ありがとうございました!

2011-04-01 15:59:05 | 事務局より
(緊急アピール)災害時性暴力被害への対策を求めます(日本語)はコチラ

Appeal for provisions to prevent sexual violence during a disaster” English ver, is here.


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被災地での性暴力被害対策についての要望書にご協力いただきました皆様、本当にありがとうございます。

署名については3月末をもち締切としました。
賛同表明は以降も受け付けます(ブログ上への掲載のみになります。ご了承下さい)。

集計をしました。
被災地での性暴力被害対策への要望書: 
賛同総数=345通 
有効賛同署名=290人 

署名付き要望書はRC-NETが責任を持って、内閣官房長官・枝野幸男氏、内閣府防災担当大臣・松本龍氏にとどけさせていただきます。

以降は、より具体的な支援策の提示や施行に向けて、広くみなさまとご協力させていただきながら取り組んでいければと思っています。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。


RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)
代表 岡田実穂

-------RC-NET news ----------------------------------------------------
ホームページが完成しました。
http://rc-net.info
RC-NETでは「紹介状」というシステムで、簡易アンケートでの関係機関への紹介状を発行しています。

“性暴力”に対するあなたの想い<募集要項>はこちら

2011年9月10日 レイプクライシス・フェス2011~手放しちゃおうぜ、暴力なんて~開催 協力者大募集中

会員・寄付を募集しています。
(維持会員=1万円 ボランティア会員=5千円 賛助会員=3千円)
郵便振替 00980-8-194971 (レイプクライシス・ネットワーク)
郵貯 (418)普通預金 8278016 (レイプクライシス・ネットワーク)

(緊急アピール)災害時性暴力被害への対策を求めます

2011-03-11 21:02:50 | 事務局より
“Appeal for provisions to prevent sexual violence during a disaster” English ver, is here.

2011年3月11日、東北地方を中心に日本全土で非常に大きな地震が起こりました。

この地震により家屋などの倒壊や電気等ライフラインの損壊等等、多くの被害がみられ、
被害の早急な収束と、二次的被害の縮小を心から祈ります。

レイプクライシス・ネットワークは、インターネット上での性暴力被害に関わる情報支援という活動をする私たち、一人の人間として何かが出来ないかということから、一つのアピール文を出すことにしました。

地震や洪水、津波などの自然災害が起こると、その混乱に乗じてレイプ・性暴力などの犯罪行為、性的弱者に対する暴力的な行為が増加する傾向にあります。
災害時には死角も増え、加害者が犯行に及びやすいこと、そして、男女混合の避難所やトイレ、着替え場所が無いことや、衛生を保つ為のライフラインが不足することなど、多くの面によって、全ての人にとってストレスフルな状況にさらされます。
その中でも、女性や子ども、老人、障がい者、他多くのマイノリティの方にとって、そのストレス状況は多大なものになります。

阪神大震災などでの教訓を受け、
自然災害後の人災を出さないために、それらについての支援をより充実させることを願います。

政府等緊急支援に携わる各所に於いては、「生きて行く為の支援」をお願いしたいのです。その為の人材の投入及び予算を拡充し一人でも多くの被災者の方にとって少しでも支えを増せるような施策をお願いします。

具体的なアピールについては以下に記載します。
このアピールに賛同いただける方はrc-net@goo.jpまでご連絡ください。随時賛同者として当記事上にあげさせていただきます。
また、文言の追加などについてもお知らせください。こちらも、精査の上、随時更新させていただきます。


※賛同として記事に反映するのは「名前(ある場合は所属)」と居住都道府県ですが、賛同のお知らせをお送り頂く際には、署名としての精度をあげるため、氏名と住所をお書き添え下さい。
※rc-net@goo.jpまでメールが送れないという問い合わせが数件。RC-NETの問い合わせフォーム(http://rc-net.info/cgi-bin/mail.html)から送ることもできます。

------------------------「災害時の性暴力被害対策の充実を求めます」 -----------------------------

1、公式な災害時救援システムとして「性暴力被害者救援」を行ってください

災害時に性暴力が起きた場合、その事実を通常時よりも告げにくい状況になり、医療等の不足によりそのケアを受けることが著しく困難になります。
しかし、性暴力被害にあうということは、生命の危機にも直結するものであり、より早急な専門家の介入が必要になります。
これらを民間等に頼るのではなく、国や地方公共団体として公式に「性暴力救援システムの構築」を現地にて早急にしていただくことを望みます。
被害にあったことを告げられる場所を作ること、そして二次的な被害を生まないためにより安全な場所への避難が出来る事、医療機関にかかれること、またこうした時だから蔑ろにされがちな「法的手段」への移行について把握をするための「性暴力専門の公的システム」が絶対に必要になります。

2、適切な情報提供を

災害に乗じて性暴力を始めとした犯罪が横行するということは、多かれ少なかれ発生することです。まして性暴力はその犯行自体に隠蔽体質があるため、その案数は計り知れないものがあります。そうした被害があるということ、そしてそうした被害をさせない環境を作るためにも、適切な情報提供をしてください。
性暴力被害に関わる情報を集め、適切にアウトプットしてください。
被害者にとってよりアクセスのしやすい方法で行ってください。

3、トイレを増やす
 
水不足や設備不良等によりトイレの使用を制限されることや、男女混合の利用などによって、安心・安全にトイレを使用出来ないことは、大きなストレスに繋がり、それを原因として水分をとらず体調不良になる方が多くいます。
また、無秩序に人が入る場所であることは、性暴力等の被害リスクを増します。

4、避難所等の外部であっても、野外は出来るだけ多くのライトなどで死角をなくす

地震等の影響で、災害後は非常に死角が多くなります。こんなところに必要ないだろうと思われるような場所であっても、こうこうとライトを照らすこと。人目につくと言う環境を作ることは、被害を出さないためにとても大切なことです。

5、「生活が出来る場所」を作る

着替えの場所、子どものおむつ替えや母乳をあげること、全て本来であれば人目につかない場所でやることですが、避難場所などではそれが出来なくなってしまいます。それ故に、人気の少ない場所にいったり、人の目に曝される場所でそれらをすることは、性暴力被害等のリスクを高めます。こうしたことは後回しにされがちですが、第一時的に、とても大切なことです。

6、一人親、独り住まいの老人などへの経済的支援

災害後、経済的に不安要素のある方々には住居などを含め、より多くの負担が強いられることになります。また、非正規雇用などの方については、災害により直結して仕事を失うという状態にもなります。そうした方への援助策の充実はとても大切なことです。

7、避難所への誘導

一人親などで他の助けが得られない場合、また子どもが小さいから迷惑をかけるのではないかと、避難所へ行くことの無い方がいます。そうした方の避難所への誘導のためにも、避難所での生活面を向上させてください。

8、多様性の理解

LGBT等セクシュアル・マイノリティーの方々にとって、当然のように男女のみに区分けされた配置や断定は多大なストレスを生みます。また、そうした中でLGBTであることが本人の意思とは別に周囲に認知されてしまうことがあれば、悲しい現実ではありますがその視線が暴力的なものに転化することもあります。性暴力は男女の問題だけではありません。セクシュアルマイノリティーについて意識・スキル・知識のある専門家の導入は急務です。

9、予防教育の拡充

人間の行動というのは「被害がある」という現実を知らなければ、なかなか予防には繋がりません。また、緊急時であるからといってこうした「声になりにくい犯罪」を放置することは決して許されざることです。適切な予防策を打つこと、またその周知によって性暴力を許さない「優しい」環境を作ることは今すぐ取り組むべき急務です。

10、見守り体制の強化

性暴力被害にあうリスクは老若男女全ての人が持っています。決して特別な人間のみの問題ではありません。そうしたことを理解した上でも、加害はより「弱者」と見なされる存在に向くことが多いです。特に子どもは、一瞬であれ親と離れてしまったら非常に無力な存在になります。子どもを一人にしないこと。地域のコミュニティーを最大限利用することは重要ですが、それに加え公的に子どもの見守り、保育などに別の場所をどんなに小さくてもいいから設けることや、子どもの居場所の確認などに尽力をお願いします。


賛同いただける場合はrc-net@goo.jpにメールをお願いいたします。
賛同として記事に反映するのは「名前(ある場合は所属)」と居住都道府県ですが、賛同のお知らせをお送り頂く際には、署名としての精度をあげるため、氏名と住所をお書き添え下さい。
※rc-net@goo.jpまでメールが送れないという問い合わせが数件ありました。RC-NETの問い合わせフォーム(http://rc-net.info/cgi-bin/mail.html)から送ることもできます。


<災害時のPTSD等心的外傷者への支援手引き>
兵庫県こころのケアセンターが発行されている冊子サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引きが、災害時にトラウマ経験をされた方への援助活動をするにあたって非常に役立ちます。
兵庫こころのケアセンターさん、リンクの許可をいただきましてありがとうございます。



(随時更新)


<賛同者>(敬称略 ご連絡頂いた順に掲載します)
※賛同として記事に反映するのは「名前(ある場合は所属)」と居住都道府県ですが、賛同のお知らせをお送り頂く際には、署名としての精度をあげるため、氏名と住所をお書き添え下さい。

RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク) 岡田実穂
Rape Crisis Survivors Net 関西
市民ネットワーク・いなげ 金田由希
アティチューディナル・ヒーリング大阪 谷裕子
A.H.O,M  クリストファー・アレン・ドロウ
株式会社大林組(島根あさひ社会復帰促進センター臨床心理士) 毛利真弓
(性犯罪被害者サポート電話)「声を聴かせて」 にのみやさをり
(若者の性と恋愛のお悩み解決チャンネルを提供する民間事業者) Link-R
奈良少年刑務所 篠山義郎
ウィメンズネット・こうべ
Esalen(R)bodywork+Astrology 「kirari」 奥田晃子
しあわせなみだ
NPO法人女のスペース・おん 山崎菊乃(札幌)
design office MADART 中村聖悟(福祉とアート)
日本キリスト教団三・一教会 磯村正夫
クオータ制の実現をめざす会 神永れい子
北京JAC 日吉郁美
NPO法人ポラリスプロジェクトジャパン
女のサポートライン 田辺久子
地域支援ネット そよ風 八村有希子
福岡LGBT 交流会にじだまり 石崎杏理
認定NPO法人 国際子ども権利センター 甲斐田万智子
大阪教育大学 学校危機メンタルサポートセンター 野坂祐子
生活者ネットワーク 松浦敦子
神奈川大学法学研究所特別研究員 近江美保
ジャーナリスト 工藤律子
フォトジャーナリスト 篠田有史
特定非営利活動法人女性ヘルプネットワーク事務局長 野口真理子
世界女性会議岡山連絡会
東海学院大学健康福祉学部講師 芦田麗子
玄野武人(MSVネットワーク)
インパクト東京 森山奈央美
『父さんへのポストカード』上映実行委員会 屋嘉比 優子
エールセラピールーム 橋本沙和
NPO法人大阪ダルク・アソシエーション 倉田めば
心のエステ 遠藤理奈
日本基督教団西片町教会牧師  山本裕司
ONLINEカウンセリング innerVOICE 川面 円
“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク 茨木美子
ArtS JAPAN 田中麻子
NPO法人 性犯罪加害者の処遇制度を考える会 代表理事 福井裕輝
神戸学院大学教員 田宮遊子
神戸大学農学部、神戸YWCA夜回り準備会 臺信一郎
労働組合なにわユニオン 中村研
鹿児島市議 小川みさ子
愛知学院大学文学部宗教文化学科准教授 熊田一雄
FGM廃絶を支援する女たちの会
働く女性のホットライン・ふくしま 黒田節子
ユニオンぜんろうきょう 能勢充希
横浜市会議員(ネットワーク横浜) 藤田みちる
川口駅徒歩3分のきたなくてもうまい中華料理店『菜来軒』
衆議院議員服部良一事務所(政策担当秘書) 森原 秀樹
女性と貧困ネットワーク 栗田隆子
フットルース 青海恵子
旗旗舎・東京 中野由紀子
NPO法人 レジリエンス
中崎クィアハウス 田中玲
日本福祉大学ソーシャルワーカー 國中咲枝
脳力開発研究所エジソン 前嶋元
たんばユニオン 額田康子
オフィスサーブ 安高真弓
日本社会事業大学 キャンパスソーシャルワーカー 瀬川惠子
アサヒ・アート・フェスティバル実行委員会 根本ささ奈
NPO法人リカバリーサポート・ネットワーク
社団法人アムネスティインターナショナル ジェンダーチーム所属 Coristine Naomi  
鹿児島国際大学(福祉社会学部児童学科) 岩井浩英
静岡大学教育学部 池田恵子
児童養護施設 愛隣園 棚原喜美枝
安全な労働と所得保障を求める女性介護労働者の会 白崎朝子
こころとからだの手当て屋さん~灯花~
市民ネットワーク・ふなばし 三宅桂子
さくら・市民ネットワーク 道端園枝
奈良市議会議員 酒井孝江
松山市議会議員 武井多佳子 
愛媛大学 伊地知紀子 
我孫子市議会議員  宮本よし子
日本軍「慰安婦」問題関西ネットワーク
みどりの未来ネット・山口 三戸きよえ
国際モンテッソーリ教師 深津高子 
芸音音楽アカデミー代表 攝津正
キリスト教事業所連帯合同労働組合執行委員長 星山京子
福島県郡山市議会議員 蛇石郁子
日本基督教団神奈川教区性差別問題特別委員会
神戸YWCA夜回り準備会
女性グループ翼(ウィング)はたのまさこ
「八王子手をつなぐ女性の会」
社民党党首 福島みずほ
共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク ミナ汰
常磐会短期大学 長瀬正子
NPO法人 しんぐるまざあず・ふぉーらむ・福島

唐沢幸子(東京) 春貴勇力(大阪) 村上正美(大阪) 遠藤宣子(兵庫) 國枝早苗(滋賀) 示村修一(大阪)Emi☆(インディーズミュージシャン ) 村上卓(大阪) りりぃ(大阪) 森友紀(神奈川) 山下渉(東京) Masami Splinter(大阪) 三井マリ子(FEM-NEWS編集人) 中原美香(東京) 岳中美江(大阪) 松本眞由(東京) 喜多幡千代(大阪) 中岡純子(横浜市) 伊賀奈直子(San Francisco, CA) 新藤敦(神奈川) 松本えつを(絵本作家・東京) 原浩史(群馬) たかはしゆか。(神奈川) 岸本ひろみ(滋賀) 筒井雪江(香川) 成田浩子(San Francisco, CA) 星彩子(神奈川) 古川美由姫(岡山) 森川淳一(愛知) まふね(群馬県) 平野晶子(東京) 卜部敦史(映画監督・東京) momo102(静岡) 山本郁恵(香川) 荒井愛子(神奈川) BOOTA(東京) イッセイ() 坂東希(大阪) 鈴木咲子(兵庫) 伊藤章(愛知) 山本清子(愛知) 長野まり子(東京) 中村たかし(神奈川) 山田恵子(東京) 室山千春(千葉) 定松文(東京) 小倉江美(大阪) 岸 Rosa 亜矢乃(東京) 杉田真衣(石川) 時實達枝(岡山) 長谷川寧子(大阪) 寺田奈津希(大阪) 永野将司(東京) 遠山日出也(滋賀) 穴井香織(東京) 戸田玲子(佐賀) 河渕ゆかり (大阪) 松浦奈美(大阪) 勝岡智子(神奈川) 山崎康子(大阪) 小松原織香(京都) 羽田孝之(京都) 後藤純子(神奈川) 山神あかり(San Francisco, CA) 冨川瞳 (大阪) 堀あきこ(京都) 小出清美(Oakland, CA) 森廣陽子 () 豊島志保 (埼玉) Sumiko Yamamoto(San Francisco CA) 宮地香奈(東京) 山本潤(東京) 小山信子 () clapon (広島) 笛野はすな(神奈川) 永田惠 (めぐむ) (三木市・日本バプテスト連盟) 小野寺真人 (京都) 遠藤 礼子(京都) みぃ(埼玉) 萩谷海(Oakland, CA) 永岡浩一(兵庫) 林田力(東京) 松原 秀臣(東京) 野々村耀(兵庫) 村山千津子(神奈川) 伊藤充子(千葉県) 石田みどり(大阪) 萩谷 良() 岩永理恵(神奈川) 中村雄太(神奈川) 太田光征(千葉) 山本佳代子(石川) 三輪力也(千葉) 田中慶子(千葉) 田中和恵(千葉) Yoshiko(大阪府) 中野和子(滋賀) 堀池正次郎(滋賀) 高木澄子(東京) たかはし(京都) 森美和子(大阪) 川合伸江(長野) 中野冬美(大阪) 大山和子(福島) 星倭文子(福島) 石川博美(東京) 橋本幸子(埼玉) 小澤かおる(東京) 野上典子(東京) 藤井 敏史(静岡) 牧野幸子(大阪) 高橋紀子(東京) 南雲李惠(千葉) 古川あすか(京都) 今野志津(静岡) 功能大輔(海外) 野崎泰伸(大阪) みぃ(東京) 山本薫子(東京) 谷瀬綾子 (埼玉) アイ(岐阜) なあ(神奈川) 殿平有子() 野村修身(東京) 中村理沙子() 岡田和美(滋賀) 川島ひとみ(大阪) 荒木菜穂(京都) 宗像裕子(大阪) 宗像充(東京) 三石朱美(愛知) 吉武仁貞(京都) カドカチェトリ順(千葉) 神谷るり薫(神奈川) 杉山史生(大阪) Alex(大阪) 川村昭弘(神奈川) 合場敬子(神奈川) 山田文恵(東京) 李 恵子(京都) 木下富美子(徳島) フタミフユミ(神奈川) 砂山典子(岐阜) 花岡千都子(兵庫) 恩田詩織(富山) 加藤祥大(東京) 金尻カズナ() 阿部ひろ江(京都/シンガーソングライター) 西村由美子(東京) 平良厚子() 片山文惠(東京) 国井真波(東京) 椋木愛美(東京) 板倉有紀(仙台) 山本宏樹(埼玉) 野村羊子(東京) 高橋和江(岐阜) 向井惠子(山梨) 東海林路得子(東京) しのびー(東京) 砂金千恵美(滋賀) 矢内琴江(東京) 鬼松成剛 (愛知) Tamarah Cohen(京都) 木村昭子(高知) 杉原浩司(東京) 菅沼裕乃(静岡) 岡山 文人(神奈川) 川端康正(千葉) 田中美穂(愛媛) 方清子() 濱田裕子(愛媛) 川原淑恵(山口) 玉木哲太郎(千葉) 森本 紀久(奈良) 森本綾乃(奈良) 宮地理恵(奈良) 小田原琳(東京) 小田原紀雄(埼玉) 小多基実夫 (東京) 近藤美佐子(福岡) 西森康博(大阪) 奥村吉美(愛媛) 片桐紗恵(神奈川) 池田幸代(新宿野宿者女性の会「心を開く輪」メンバー、福島みずほ秘書) 松本澄子(大阪) 田中雅子(千葉) 武田桂依(福岡) 門田鈴枝(愛媛) 田畑葉子(東京) 李杏理(東京) 田中智恵(東京) 山田多恵子(東京) 伊藤初美(愛媛) 鍋谷美子(兵庫) 福原啓子(神奈川) Eunsoo Sung(USA) 齋藤義子(東京) 岩辺いずみ(東京) 高内朝子(東京) haruka (茨木) 小笠原芳子(神奈川) 早瀬あゆみ(千葉) 遠藤真子 () かおり(京都) Takako (千葉) 山口芙美子 (東京) 安藤かがり (Canada) 大久保弓子(東京) 

Appeal for provisions to prevent sexual violence during a disaster

2011-03-11 20:03:50 | 事務局より
※日本語版の要望書をトップ記事にするため過去の投稿としてアップロードしています。ご理解ください。
 以下のアピール文は上記要望書の英語版です。翻訳にご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
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Rape Crisis Network is -
We provide information online to survivors of sexual violence, their significant others, and those who wish to support survivors. Our basic activity is to collect information to support survivors, provide downloadable “Letter of Referral” available online for relevant organizations on the website, along with advocacy event planning and public speaking.

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A 9.0 magnitude earthquake struck northeast Japan on Friday, March 11th, setting off devastating tsunamis.

We pray for the rescue and treatment of the victims as well as the return of safety and peace to lives affected in this tragedy. We also pray for the prevention of the possible collateral damages may arise from this difficult time.

Following natural disasters, there is often a sharp rise in sexual and other types of violence due to the great chaos caused by the crisis. Those who have lost their homes and who have been living in crowded shelters are especially under stress and may be vulnerable to crime. Among the people seeking refuge, children and women, elders, people with disabilities, and other minorities are the greatest risk of falling into victim to violence.

Sexual violence in humanitarian emergencies such as natural disasters is a serious, even life-threatening, public health and human rights issue.

Rape Crisis Network has decided to submit an appeal to the Japanese government.
We request that our government establish provisions that would increase the budget and the number of workers allocated to support the survivors and help them recover their strength.

Details of the appeal are described below.


★ Give your support to our appeal!!
If you support our appeal, please send e-mail to: rc-net@goo.jp
We will post your name on a list of supporters on this blog.
In your email, please include:
Your name (legal full name, preferable)
Your address (City, State, Country)
We will not provide any of your personal information to others.

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Appeal for provisions to prevent sexual violence during a disaster

1. Please add rape crisis support to our public services during disaster rescue and relief.

The situation during a natural disaster causes more difficulty, fear, and hesitation for the victims of sexual violence (hereafter, survivors) to disclose the sexual violence she/he experienced at the refuge site. Lack of medical and relevant care at the site would leave survivors without the care they need.
Sexual violence can be a life-threatening issue, and the survivors require professional intervention as soon as possible.

We request the establishment of a rape crisis support system at the disaster site.
We hope our national and local government will provide the support as a part of public services.
Survivors of sexual violence need a safe place to talk about what happened and to escape from the site of the crime to avoid being victimized again. This safe place would protect them from other collateral damages, as well as provide them with medical care. If an official rape crisis support system were to be established, it would maintain medical records for the survivors. Such records will be essential for those who wish to pursue legal process in the future.

2. Provide appropriate information

Sexual violence and other types of crimes during a natural disaster occur in various degrees, and the actual number of victims is unknown. Sexual assaults tend to occur in private situations and can thus be hidden by the offender as well as by the victim, who may fear being threatened by the offender.
People must be informed about the possibility of these crimes, and we must work to create an environment that inhibits crimes. Please collect reliable information about sexual violence and make them readily accessible to victims and non-victims alike.

3. The water shortage and the provision of only a basic unisex bathroom may cause serious stress.

In these circumstances, many people cut down their liquid intake which may cause health problems.
Moreover, chaos and disorganization increase the risk of crimes, including sexual assault.

4. Both the interior and exterior of the refugee site should be well lit to avoid blind spots.

Many blind spots have been created by the damage after the disaster. Light up the entire area as much as possible, including places that may not seem to require lights. It is very important to make the environment open to public attention.

5. Providing a space for “living”

It is hard to find private space to change diapers and nurse babies under these circumstances. Going to dark areas, away from others’ sight to tend to these matters will increase the risk of sexual violence. Providing these facilities to be postponed under such circumstances, but it must be considered a high priority.

6. Financial aid should be provided for single parents and elderly who are living alone.

After the disaster, low-income people will be under financial pressure and may find difficulty securing a place to live. Moreover, non-full time employees may lose their jobs due to the disaster. The substantial support to these people is very important.

7. Encourage people to seek shelter
There are single parents who hesitate to come to the shelters because their small children can be troublesome in public. The quality of life in the shelters must be improved to encourage these people to seek shelters and aid.

8. Understanding sexual diversity

For sexual minorities like the LGBT community, being forced to live in an environment that caters to straight males and females can be stressing. Moreover, if their sexuality is unintentionally revealed to the public, unfortunately, it can become dangerous for them to remain in public. Sexual violence is not just a matter between males and females. These refugee sites urgently need specialists who are equipped with the sensibility, skill, and knowledge to work with sexual minorities.

9. Expansion of preventive education

It is human nature to disregard preventative measures before anything concrete occurs. However, neglecting to address these crimes that are difficult to speak about is unacceptable even during an emergency. Appropriate precautions must be taken immediately to create a safe environment that discourages crimes.

10. Reinforcement of protection

All people―Young and old, men and women―face the risk of being a victim of sexual violence. It should be considered a problem for everyone. However, the weak are more likely to be targeted. Children are very powerless, especially when they are apart from their parents. Do not leave children alone. It is important to take full advantage of the community in the region. In addition, please set up an official location, even if it must be modest in size, dedicated to watching and caring for children. This location may also serve as a meeting spot to keep account of every child.

要望書についての質問へのお答え

2011-03-10 03:39:59 | 事務局より
緊急アピールをブログのトップ記事にするために、過去の投稿として設定してブログを書かせていただいております。


緊急アピールに関して、何件かの問い合わせをいただいています。
その内容は主に、
「阪神大震災で被害があったというのは事実か」
「被害後の対策よりも、予防を呼びかけることが重要ではないか」
「不安を煽るような行為」
というようなものです。
これらは、要望を出す事を決めた時点から懸念していた項目でもありました。
ご意見を頂いた方につきましては、本当にありがとうございます。
mixiの震災関係のコミュニティーでご紹介いただき、そこでいただいたご意見に対してRC-NETとして答えさせていただいたものから抜粋して、
以下に記させていただきます。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


阪神の際の公式な発表では、震災を起因とした「強姦」被害は0件です。
災害地での性暴力事件はない、という認識は根強いものでもあります。
なので、そうした疑問をもたれることは最もです。
災害時の性暴力などが社会的に問題になったのは、スマトラ沖地震での人身売買などの事案についてを女性達が公に訴えたことでようやく認知されたものです。

元々性犯罪というものが「隠蔽された環境下で起こりやすい」ということ、そして「強姦」という事案は男女での「挿入行為の有無」「行為事態の違法性」を“被害者自身が証明しなければならない”という、被害者にとって大変ハードルの高いものです。
それを踏まえた上で、やはり阪神大震災でも、被害はありました。
震災後のPTSDなどでの治療の過程でそうした体験を訴えられた方が多くいたこと、強姦だけじゃなく、広く性に関わる侵害について、いろんなケースを訴えられた方がいました。
その辺のことは、「災害と女性」情報ネットワーク
による、「事例と対策」あたりに詳しいので、ぜひご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/bousai/jirei/boryoku.html

被害の申告事態を受け付けてもらえなかった、みんなが苦しい時に、その相談を誰にしたらいいか分からなかった、誰にも言ってはいけないと思った。そんな気持ちで過ごしていた方々がいる、ということだけは、確かなことです。

また、被災地では全ての人にとってプライベートが奪われてしまいます。
プライバシーの守られない環境下に長い事いること、どうしようもない事実の中で誰に怒りを向けることも出来ずに耐えるしかないストレスフルな環境の中で、
その怒りや不満、恐怖心が、
女性や子ども、あらゆる弱者に対して向けられるということは、まるで想像に難くないことだと思います。それが、性と言うものを通して行われることがある、ということも。

性暴力被害というのは、性欲のみによって愉快犯的に行われるものばかりではありません。
ほとんどが、そうした歪んだ精神状態の中で「何者かを虐げる」ことによって自分の精神を保つ、という類のものであるのです。

これは、歴然とした事実であり、
そこに対する対策は、やはりどうしても必要な、急務なことなのだということを、ご理解いただけたらと思います。

「いる」「いた」という事実は事実として、お知らせしたかったのです。
また、多発したということではなく、文章の中でもあるようにその後の心的外傷の原因の中でも性的な関係でのトラウマ体験は、やはり相応の数あったということは実際のことです。

阪神大震災で多発したということではありません。ただ、あったのです。
そして、多分他の国などでの震災による人的被害に比べたら、その数は確実に少ないとも思います。日本は、本当にすごい国だと思います。
ただし、数の問題ではありません。そこに被害がある、今後も被害の可能性があるのであれば、その対策は打っていかなければなりません。

また、予防策の周知も含めた対策が必要であるというのが今回の趣旨です。
私たちのような小さな団体がブログ上でいくら予防についての知識を書いても、それが現地に届くには果てしなく遠い道のりだと感じました。
国をあげて、やってもらわなければ、と思いました。

それに、ただでさえ張りつめた環境です。みんな既に気をつけて生きています。どうしても、一人きりになってしまうことはあると思います。どうしても、危険な場所に行かなければならないこともあると思います。
その中でもしも被害にあってしまった場合に、「あなたにも隙があったのではないか」というような常時でさえありがちな言説が被害者に向けられるのをどうしても避けたいと思っています。

まず知ってもらうこと。
被害があるということを知ってもらった上で、それに対する対策が当たり前にあること、それは被害を許さない環境を作ることに必ず繋がると私は思っています。
その為に、少しでも知ってもらうために、今回の緊急アピールを出したのです。

ご理解いただき、
今後ともご支援たまわれますよう、何卒お願いいたします。


RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)
代表 岡田実穂
http://rc-net.info

ポータルサイト RC-NET始動

2011-02-27 19:29:35 | 事務局より


ホームページが完成しました。

http://rc-net.info


RC-NETは、レイプ被害に関係する情報の一括化及び、被害にあった方と援助職の方を繋げる役割を少しでも担えないだろうか、そんな想いで始動しました。
このサイトの一番の特徴は、「紹介状」というシステムにあります。

レイプに関わる辛さなどを一人で抱えている人に対して、RC-NETでは簡易アンケートにより関係機関への紹介状を発行しています。
言葉にするのが辛い、助けがほしくても言い出せない、そんな方に使って頂きたいと思っています。
また、サポートをしてくれる人が身近にいる場合でも、なかなか相談機関や警察、病院などに行く際に被害の状況を言葉にして説明するのは困難が伴うことかと思います。
そんな時に、私たちのような小さな団体であっても、第三者が間接的であれ介在すること、
そして、言葉にする苦痛を少しでも軽減できないかということ、
そんなことを目指して、このシステムを作りました。

ぜひご活用いただければと思います。


また、支援に関わる組織のデータベースを公開していますが、
こちらについては現在データのアップデートを継続しているところです。
現状では、各都道府県の警察、また被害者支援センターなどのデータをあげているところで、
今後更新を続けますので、もう少々お待ち下さい。

また、このサイトは基本的に自由にリンクを貼っていただけます。その際には、リンクを張る前にご一報いただきますようお願いします。
しかし、文章等の部分転載や利用やについては、固くお断りしております。
また、脈略がない、RC-NETとは相容れないと判断される場合には、お断りさせていただくこともあるという旨、ご了承いただければと思います。

そして、RC-NETのサイトのトップページには、性暴力被害関係はじめ、
広く性について、暴力について、またアディクション関係などについても、適宜リンクを張り巡らすという構想をしています。
開始は来年度からになると思うのですが、
ご協力頂ける方はホームページアドレス等を添えて、メールにてご連絡ください。


サイトについてのご意見、ご感想など、ぜひコメント欄及びサイト内問い合わせフォームよりお送りいただければと思います。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。



RC-NET(レイプクライシス・ネットワーク)
代表 岡田実穂