スタジオ1022

欲しいけどないものを色々作るハンドクラフト&日々の日記的ブログ

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬

2009年09月23日 | 映画
長い連休でしたね~シルバーウィーク。

ずっと観たかった映画、トミー・リー・ジョーンズ監督の
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」をDVDで観ました。

メキシコと国境沿いのテキサス州にある小さい街が舞台です。
砂埃の乾いたテキサスの退屈な田舎街の白人社会、不法入国を
目指すしかないメキシコ人たちの対比が印象深い。
カントリー歌手のドワイト・ヨーカム(久しぶりに見たけどあんまり
老けてなかった)が、気の弱い警官役を上手に演じてました。
メキシコ人の不法入国を取り締まるけれど、アメリカはメキシコ人なしで
経済が成り立たない・・・誰もが知っている事実を、現場の現実に
男の約束と、青年の人間的な成長を描いたストーリーでした。
カンヌ映画祭で最優秀男優賞、脚本賞を受賞したそうです。
トミー・リー・ジョーンズの老いた味のあるカウボーイは、友情に厚く、
男の約束を最後まで守りぬいて去っていく・・カウボーイってこんなに
素敵なん?と思ってしまうような・・テンガロンハットってエエもんやな~
と思ってしまうような。しかしアメリカは広いですね。

印象的な登場人物が沢山出てきます。中でも私が拍手したいのは、
カフェの女主人、レイチェルさん。疲れた色気は砂漠に咲く花?
たるんだ身体のヌードが立派でした。

無駄のないミニマムなストーリと映像に、演技が際立って忘れられない
映画になりました。メキシコ行ってみたい・・・

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