断捨離な日々

埋もれた歴史も面白い
縄文からの日本文化が興味深い

中国が歩む日本と同じ道

2009-11-30 | 国際政治

ニューズウィークに中国とのG2についての記事があり、その一部が下記

 ***

 中国が歩む日本と同じ道

アメリカのタカ派は、中国は、自国の経済手法でアメリカを打ち負かし、

支配しようとという中国の「100年計画」があると言うけれど、

結局、中国は 自分達が永久にこの世界経済システムに組み込まれて

いく事を おそらく予想できていなかったからだ。

この点は、日本と幾分似ている。 日本は、20世紀に2度の戦争を

引き起こした1度目は、軍隊によって、2度目は、貿易によって

だが、執拗な圧力を受けて、市場を開放した日本経済が成熟すると

日本の官僚や財界のエリートは欧米経済との「共生」という概念を

流布し始めた。 日本の多国籍企業は生産拠点を国外に設けだした。

輸出の貿易制裁を避けるためにアメリカに、安い労働力を求めて

アジアに、といった具合に。

その結果、日本は 「日本株式会社」という国益を失い始めた。

三菱、トヨタ、松下といった戦後の復興に貢献した国家の誇りとも

言うべき企業は、生産拠点を海外に移していった。 こうして日本製品が

グローバル化したお陰で、日本企業は、「彼ら」ではなく 「われわれ」

になったのだ。

もし、中国をうまく誘導する忍耐力があるのなら、この日本が歩んだ道

が中国に向かっているところでもある。 ゆくゆくは、(あと100年は

かかるかもしれないが)中国国民が豊かになるにつれて、彼らの

消費力が高まり、米中間の資本の流れにバランスをもたらすだろう。

*****

アメリカは、日本との軍事戦争にも、経済戦争にも勝ったと意識している

訳で、もう完全に、日本はグローバル化させて、脅威ではなくなったと

認識しているということだ  日本株式会社~日本的経営は

解体されたのだという事だろう 今は日本の大企業の利益は、

日本に還元される訳ではなく、 日本企業の強みと利益は、欧米の(資本家)

ものでもあるという事だ。

それが、さかんに グローバル化と言っていたアメリカや日本の自民党の

構造改革派の導きたい結果だったのだよね プラザ合意から始まった~

バブル~バブル崩壊~小泉構造内閣(竹中氏、日銀・福井氏らのアメリカの

エージェント)によって、日本型経済は、すっかり 解体したという事で、これは、

彼らのシナリオ通りなのだ 

そして、私もグローバルの波に洗われている所

会社の給料が大幅ダウン。 そのことを社長が欧米の投資家に説明

していて、 これだけ固定費を下げたのだから、次に売り上げが伸びたら

どれだけ利益が出せるかと。 そして、欧米の投資家は満足と

もう、日本は かつての日本型の平等で従業員を大切にしたような

企業社会は すっかり失われてしまったのだろうか? それにより

日本企業の強みは 失われる面があるのでは? 従業員の忠誠心に

よる働き方とか。 (私は、すっかり意欲をなくしている

日本型経営の素晴らしいところは、会社と自身を

一体化させる事で、急成長してきた所だと思うから、グローバル化した

企業は、以前ほど、欧米が期待した程の成長は見せないのでは?と

思うけどね。 (かつての日本企業が、ひどく懐かしいこの頃です

いづれにしても、中国も日本と同じようにできると

欧米資本家は、思っている訳ですな

 にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ
にほんブログ村