断捨離な日々

埋もれた歴史も面白い
縄文からの日本文化が興味深い

アメリカに奪われてきたジャパンマネー

2009-11-29 | 国際政治

自民党の失敗は、米国が日本を脅威に思う程、経済の成功に

走らせた事なのかもしれない 米国に脅威を与えない程の

経済成長で、あとは、国民生活の質を高めるような政策を打ち出す

方向転換が必要だったのだろうと思うし、国民もそれを望んでいただろうと思う。

経済は成長したけど、長時間労働で、住環境も貧しく、豊かさも

感じられないでいたのだから。

高度成長を支えてきた大企業中心の経済政策は、日本を経済大国に

押し上げた。 でも、冷戦が終わった事と、アメリカが、財政と貿易赤字に

苦しむ国になった事で、日本が軍事とは別の経済戦争としての敵に

なってしまった事が 今の日本の苦境につながっているようだ

日本を脅威に感じたアメリカ~国際金融銀行家達は、アメリカの赤字を

埋める為に、ジャパンマネーをアメリカの為に使う事にして、日本の

金がアメリカに流れるようなシステムを作るシナリオが、プラザ合意~

バブル崩壊~小泉政権での構造改革 という流れになっていく。

貿易黒字をためこんでいた日本の資金をプラザ合意で、円高にする事で、

アメリカの不動産を買いまくり、日本の企業もアメリカに生産工場を移して、

日本資産の移転を計らせた。 同時に内需拡大の圧力を

受けた政府・日銀は、公定歩合の引き下げを行い、銀行に不動産、

金融商品に融資させるようにして、バブルを起こさせ、洪水のように

アメリカにジャパンマネーが入っていく事で、アメリカの不景気が

収まり、ひといきつく事ができた。 でも、これで終わらず、そのままでは

利付きで日本に資金が帰ってしまうと、再び、日本の輸出が強化され、

せっかくのアメリカ経済に悪影響を与えてしまうので、次にバブル崩壊を

画策 誰彼かまわず貸しまくる無節操な銀行によって、国民の現金

と信用が吸収されつくしたと見るや、政府・日銀は、アメリカの意のままに

金融引き締めと、事実上の土地売買の禁止を打ち出した。 それに

よりバブルは、一気にはじけ、その結果、何が起こったかというと、

アメリカに出張していたジャパンマネーの帰還が完全に不可能に

ものの見事に日本のお金がアメリカに吸収されてしまった

その後も、低金利政策で、貿易黒字分を米国債を買い続け アメリカに

資金を提供、アメリカは それにより金融立国となっていく。

同時に 日本にはグローバル化をおしすすめ、日本独特の制度を

変えてしまうことで、より一層、ジャパンマネーを吸い取りやすく制度

改革を求めたわけだ 小泉構造改革は、日本の経済の弱体化と

アメリカにとって都合の良い政策を実行させる為だった

日銀は、その間、低金利でアメリカに資金が流れる仕組みを維持させた

けど、外為法改正は、アメリカの思惑では、日本の預金者は、もっと

外資に流れるはずだったのが、日本人というのは、例え、ゼロ金利でも

日本の銀行に預けたままにするというのは、思惑からはずれたようだ

郵政民営化も そうした ゼロ金利でも預けているような日本の国民の巨大な

財産を吸い取る目論見なのだよね また、貿易黒字を米国債で

蓄えてきたけど、この金融危機で、米国債暴落となれば、紙くずとなる

可能性があり、またまた、日本の資産は、消え去ってしまう事ななるのかも

さすがに 日本の国民も 国民の事よりアメリカのポチである事を優先する

自民党には 愛想が尽きて 民主党に政権交代した訳だけど、まだまだ、

マスコミも検察も、アメリカに言いなりなのが、多いので、注意が必要だ

もう、米国債は、返ってこないだろうけど、もう、これからは、国際金融資本家

共に やりたい放題にはさせないような 賢明さが求められてくる

日本なのだと思う。  それにしても、今回の金融危機。 貪欲な

金融資本家の暴走で、彼らの自滅にも見えるけど、これも、また、

シナリオだったりするのかとも 疑ってしまうけどね

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