断捨離な日々

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TPP エコノミックヒットマン 略奪型資本主義を阻止すべきと主張

2011-12-07 | TPP

エコノミック ヒットマンとは、アメリカ政府の意向を受けた謀略部隊に所属していた人

の事だけど、 パーキンズ氏が、70年代からの 略奪型資本主義を阻止すべきと

訴えている。 彼は、それに、加担してきたからこそ、罪深さが分かるのだろう。

資源のある国の指導者に世界銀行に多額の借金させ、その指導者を 

意図的に堕落させ、国民には還元させず、借金が返せないなら、石油をよこせ等々、

要求するような謀略に加担してきたわけだ。

70年代以降(レーガン政権以降)、アメリカの資本主義は、突然変異を起こし、

「企業活動の目的は利潤追求。 社会や環境への負荷は無視する」形に

変わったという。 

中南米では、民主的に選ばれた大統領が 国民の為に決然とした改革をしようと

すると、その国の富裕層や多国籍大企業が損失を被るので、(ひどい条件で働かせて

いたのに) その指導者を ①堕落させる ②暗殺する ③政権を転覆させる

という方法で つぶしてきた。 エクアドルのロルドス、パナマのトリホス、ハイチの

アリステイード大統領等だ。 ホンジュラスでは、セラヤ大統領が新憲法に

取り組み、ひどい条件で働かされていた国民の為に、最低賃金を6割上げる事を

検討していたが、富裕層と多国籍大企業の意向を受けてCIAの指揮で、軍がクーデターを

起こして、転覆させた。 

(日本で言えば、暗殺された?と思われる中川氏とか色々いるけど、

小沢一郎氏なんかも、これに やられていると思うね)

そういうやり方で、中東でもやってきたのが、結局、アメリカ自身にはね返ってきている。

この略奪型資本主義~新自由主義だね~は、

「企業活動の目的は利潤追求。 社会や環境への負荷は無視する」

「いかなる規制も悪であり、全てを民営化して、私企業の手に

委ねるべき」 「多国籍大企業は、地球全体を支配し、国境にも、法律にも

しばられない」という主張で、大企業だけを優遇し、世界を不安定化させ、持続不可能で

不公平で、危険な場所にしてしまったと。

ゴールドマンサックス、シテイバンク、GEの元経営者等々 たくさんの「追剥ぎ貴族」

がいる。 これを 変えるには、国民しかいない!! 召集ラッパが国民に響いている

政治家を動かして、企業の存在目的を変えさせ、社会や環境を無視した

最大利益追求ではなく、持続可能な公平で平和な世界の実現を条件にする

よう働きかけるべき。 テロリストは、略奪型資本主義の被害にあった農民や漁民で

しかないのだから、根本を変えるべき。

「証券と銀行の分離」 「企業は 環境と社会に対する責任を負う」

アメリカ建国 100年は、法人設立時に、公益に奉仕するという証明書が必要で、

10年ごとに認可が必要だった。 1880年に企業も個人と同じに扱うという判例が

あって、ロックフェラーが登場した。

アメリカは、原点に戻るべき。 「企業は、人間に奉仕するもの」 従業員や

顧客や経済全体に配慮する存在にすべきだとしている。

エコノミック・ヒットマン  Democracy Now!

http://www.youtube.com/watch?v=tcgzrhPIs0g&feature=related 1/2

http://www.youtube.com/watch?v=zUFWhnvOgJc&feature=related 2/2

 

結局、日本の近江商人の 「売り手よし、買い手よし、世間よし」 の精神 ~

日本型資本主義 ~ が一番 資本主義として優れているという事になるね。

だからこそ、日本は 経済大国になれた。 でも、今や 経団連は、

外資がたっぷり入って すっかり体質も変わって、略奪型資本主義に

加担して「追剥ぎ貴族」になり果て、TPPに大賛成。 

日本こそ 原点の日本型資本主義であった従業員を大切にして、顧客や

社会や環境を大切にした時代に戻るべき

日本がTPPに参加して略奪型資本主義に加担するのは、略奪資本主義に反対して

アメリカ中でデモが起きている訳で、アメリカ国民の為にもならない。 

だから オバマに遠慮は無用。 TPPを断固 拒否すべき!!

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