断捨離な日々

埋もれた歴史も面白い
縄文からの日本文化が興味深い

普通の国への転換点/アメリカの医療制度改革

2009-09-10 | 政治・社会

読売新聞の海外の視点 で、オランダのカレン・ヴァン・ウォルフレン氏の 記事があり、

民主党の政権交代について 歴史的転換点になる可能性があるとしている。

小泉政権に対する分析等、なかなか鋭い。 やみくもな米国の模倣は間違い

だとしている。 米国に押し付けられたにしてもだ。 ヨーロッパの国は、

日本もやっと、ワーカーホリックから脱して、国民主権の自分達のような国に

近づくと思っているのだろうね。  それから、オバマ大統領の医療制度改革

は、日本の医療制度のような国民皆保険を目指している訳だけど、

共和党や国民の49%が反対していると言う。 ”シッコ”の映画を見ても

貧しい人は、医療を受けられない。 4600万のアメリカ国民が無保険。

ベラボウな医療費がかかるアメリカの現状より 日本の方が、ずっとマシなのに、

共和党、保険業界(国民皆保険になったら、大損害だから)の必死の

プロパガンダに単純なアメリカ国民は影響を受けて、長期的に恩恵があるのに、

”アメリカは、社会主義国じゃない!!”なんて叫んで、搾取される方を

支持するなんて、なんか 愚かに見えるけどね。

日本も ヨーロッパから見たら、働くばかりで、国民をないがしろにする政治

(自民党)を よく支持すると思って、同じく愚かに見えたかもね。

 

日本は、戦後、産業の生産性向上を至上の目標に定め、官僚主導の下、

ひたすらその目標を追求してきた。 民主党の公約が実現すれば、日本は

国民の暮らし向上を最優先に考える政治主導の”普通の国”に生まれ変わる。

 

---なぜ 官僚主導ではだめなのか?

日本人は、よく働き、高度成長を成し遂げた。民衆は、その恩恵をいまだに

享受していない。 社会保障の充実や住宅事情の改善など国民本位の

政策に優先順位を切り替える必要がある。 官僚には、そうした戦略的決定

はできない

 

--- 小泉政権が進めた構造改革をどう考えるか

小泉政権は、構造改革の名の下に、日本になじまない米国型制度の

導入を進めた。 その結果、市場の秩序と安定的な雇用制度が破壊された。

日本企業は、社員の忠誠といった従来の強みが損なわれ、まるで米企業

のようになってしまった。

やみくもに米国を模倣するのは、誤りだ。 ただし、権力構造については、

ほかの先進国の例にならって官僚主導から政治主導に改める必要がある。

 

---国民本位の権力構造に変えるには、どこから手をつけるべきか

財務省に代わり、政策の優先順位を戦略的に判断できるかじ取り役が

必要だ。 その役割を担う国家戦略局の整備が非常に重要になる。

官僚にも能力を発揮してもらう必要がある。 内閣が主導権を確保しつつ、

官僚と生産的な関係を構築できるかが成功のカギを握る。

新政権は、政治主導の仕組みを実質ゼロから構築することになる。

成否を判断できるまでに3年はかかるだろう。 国民とメデイアは、しばらく

忍耐を求めれれる  

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ←よろしくします
にほんブログ村