このブログでの私の呼び方:ロベルト
他の呼び方がない珍しいキャラその2。
当初は「ロベルト・本郷」と「・(中黒)」が入ってましたが、だんだんめんどくさくなったのか、最近はなくなってきたか?
「ボールはともだち。キャプテン翼展」のパネルでは、「ロベルト・本郷」表記でしたね。
この人がいなきゃ、翼のサッカーの実力・才能・技術等は開花・成長しなかったでしょうし、ロベルトにとっては翼がいなきゃ、一時は死まで考えた人間がここまで立ち直りはしなかったでしょう。
そして私にとっては、「オーバーヘッドキック」という技と、「網膜剥離」という難しい読み方と病気を知ったきっかけになった人です。
当時の私も目が悪かったし(今も目は悪い)、こういう病気があるんだと知ったのはロベルトのおかげ。今は手術すれば完治するそうですね。
小学生編のこの人は、いきあたりばったりの言動で他のキャラたちを振り回している気がする。
「自分のすべてをかけてきたサッカーができないのなら」と、未遂ながら海へ飛び込み自殺するし。
連載読んでいた当時は、翼視点に近い読み方をしていたので、「翼をブラジルへつれていかせてください!!」と大空夫妻に爆弾宣言し、翼も「おれ ブラジルへいくよ!」とあっさり決めたのに、「いいだしてしまったがホントによかったんだろうか」とすぐに迷うのって、どうよ? と素直に思っていた。
日本を離れた時は、「そりゃないわ」と翼が気の毒で仕方なかった。
私も少しは大人になって、多角的な読み方を出来るようになったので、ロベルト視点で見てみれば、迷って悩むのも仕方ないのかなあ……と思えるようになってきた。
11~12歳で将来を決めてしまう責任の重さ、大空家がバラバラになる事実、それらの重圧に耐え切れなかったのか、と。
翼に迷いと戸惑いが一切ない分、余計にロベルトの苦悩が痛々しい。
ロベルトに去られた後の翼は、それでもロベルトを慕う。
「ジュニアユース編」で再会したときも、翼は恨み言の一つも言わず、まずはロベルトの目を気遣う。
敵として戦った「ワールドユース編」の「日本vsブラジル」でも、翼を倒すためにあらゆる手を打ってくるロベルトに対しても、これは勝負と割り切って戦っている。
また「ROAD TO 2002」の第1話で、サンパウロ所属の翼としての最後の試合の朝、「おれにとっての永遠の師 ロベルト本郷」と言い切っている翼。
こういう男に心底惚れられたら、ロベルトも腹をくくるしかないわな。
最高にして最愛の弟子・大空翼。
自ら育て上げた最高のサッカー選手・翼を、自ら倒したいと思うのも至極自然なことだろうし、逆に弟子が師を倒すのも、翼ならば納得できると受け入れる度量の大きさも必要。
唐突ですが、この人は精神的に隠れゲイでもいいんじゃないか、と最近思うようになってきた。
あくまで「精神的」ね、「精神的」。
それにカミングアウトするような人でもないと思うし、言わなくてもいいんじゃないか、とも思う。
鈍感な翼が万が一気づいていても、わざわざそんなこと言う必要もないしね。 ましてや自分が対象でなかったら、どうでもいいだろうしね。
(これはあくまで個人的裏設定の領域だ)
しかし小学生編の大空家は、翼パパが家にいる時はともかく、パパが航海中の時は大空母子と若い男・ロベルトがいるという、他人から見れば少々刺激的な環境だったので、特に当時の男性読者にとっては、いろいろと妄想してしまう……らしい。
私が覚えている限りでは、昔「OUT」というアニメ雑誌の読者投稿企画で、翼パパの帰国を知った南葛中のメンバーが翼の家に隠れて押しかけて、久しぶりの大空夫妻の営みを盗み聞きする……という漫画を読みました。
通常の男子中学生なら当然の反応かもしれませんが、どこまでもストイックな「キャプテン翼」キャラクターには、こういう下ネタはそぐいませんね。
ネットでちょっと調べてみたら、翼ママとロベルトの小説が見つかりました。
興味がございましたら、こちらへどうぞ。(R18です)
【追記】 カテゴリを「日本」から「海外」へ移動しました。