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セザンヌ主義 & トリエンナーレ

2008-11-23 00:49:22 | 美術[さ]
「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼讃」@横浜美術館

 セザンヌを見に行った。セザンヌ約40点と、セザンヌの影響を受けた内外の画家の作品約100点を展示している。けっこう見ごたえがある。

 りんごのある静物画をみると、森村泰昌の顔を思い出してしまう。困ったものだ・・・

 いくつか水浴の絵が出ていたが、セザンヌは200点以上の水浴の作品を描いたようだ。水浴といっても海パン履いてるわけじゃなく、みんな全裸で、水辺でなごんでいる。まったくなんてこったわーい(嬉しい顔)

 《裸婦》という個人蔵の鉛筆画、紙に書いた小さなクロッキーみたいなものなのに、額に入って偉そうに展示してあった。あまりにも貧相で笑った。セザンヌが描いたというだけでもう偉いのだなぁ。個人蔵だから、所有者にとっては自慢の種なのかも。
 A 「これはあのセザンヌが描いたモノなんだよ」
 B 「あら、そうなの」
 A 「どうだ、すごいだろ」
 B 「そーね・・・」

 気にいったセザンヌ作品
《風景》大原美術館蔵:絵の周囲に塗り残しがあるほど薄塗りで、まるで水彩画のような雰囲気だが、すごく気分がいい。
《林間の空地》諸橋近代美術館:初期の作品で、ペインティングナイフで鮮烈な色合いに厚く塗りこんでいる。諸橋の図録を引っ張り出してみたら載っていた。

 横浜トリエンナーレ、そろそろ押し詰まったので2回見られるチケットで2回目を回った。前回サラッと流した映像をじっくり見たり、新港パークでシャボン玉のパフォーマンスを見たり。
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