SENgoKU anD VISIon -乱世を追う-

1106 金沢

季節は8月になりましたが記事は6月(っても最後ですが)
金沢にやってきました。過去金沢に来ると天候が悪かったのですが、今回は快晴でした。


前田利家 銅像
兜の部分だけが金色に輝いています。

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金沢城 石川門

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菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓
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河北門 二の門
以前来た時は工事中でした。
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河北門 一の門
右側には「ニラミ櫓台」があります。
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石川県立美術館

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百万石大名の装い
期間:5月11日(水)~7月12日(火)
「前田育徳会が所蔵する藩主代々の甲冑や陣羽織を公開する毎年恒例の展覧会。」
前田利長所用 銀鯰尾形兜
1mを超える長大な銀箔押しの兜。米沢で観たよな~。っと思っていたら展示されていた「加賀藩軍装図録」なるものにこの兜の図も載っていて、なんとそれには孔雀の羽根の引廻が付いている。現在では失われてしまっているが当時は美しい兜であったようだ。
前田利常所用 黒塗六十二間甲冑
兜は六十二間筋兜に三ツ鍬形の前立。紫糸威の胴には菊花が配されている。大坂の両陣で着用と伝わる。
前田利常は加賀藩二代藩主で初代利長は異母兄にあたる。

以下歴代藩主の甲冑・陣羽織が展示されていました。

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藩老本多蔵品館

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特別展 「加賀八家」と本多家 
期間:4月22日(金)~7月20日(水)
「加賀藩において1万石以上の禄高を享受し、叙爵など特別な待遇を受けた8つの家、「加賀八家」。藩主・前田家とともに「加賀の9人の殿様」といわれた8家のうち、最高禄を誇った本多家(5万石)などの史料が展示されます。」
本多政重所用 色々威二枚胴具足
尖った鉤鼻が特徴的な頬当を持つ。関ヶ原合戦で政重が宇喜多秀家方として参戦した際着用していたと伝わる。
本多政重所用 縹糸威二枚胴具足
こちらは直江兼続の婿養子時代(直江勝吉)の甲冑
本多正信所用 色々威腹巻
紅糸・白糸・黒革で威された腹巻で大袖・壺袖・喉輪が附属する。政重が父である本多正信より譲り受けたと伝わります。
長好連所用 朱漆塗紺糸威二枚胴具足
独自の形象兜に朱塗りの胴。長好連は加賀藩重臣長家の二代目で1600年丹羽長重と戦った浅井畷の戦いに前田利長勢として参戦している。
浅葱糸威二枚胴具足
鉄錆地十六間筋兜に鍬形と加賀藩合印の猪目紋の前立。胴はビロード包仏二枚胴。
加賀八家のひとつ前田対馬守家に伝来した。
横山家陣幕
横山家の家紋「丸ノ内万字」が付いた陣幕。加賀八家の横山家に伝わった。
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前田土佐守家資料館

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企画展「加賀藩年寄衆八家の前田土佐守家」
期間:4月22日(金)~7月11日(月)
「八家の成立と歴史および八家の家格について前田土佐守家を中心として紹介します。」

前田利政所用 黒漆塗黒糸威二枚胴具足
兎耳の変り兜。その他は全身黒色でまとめられている。
剣梅輪鉢紋につき申上状
前田土佐守家の家紋は(剣のない)梅輪鉢紋ですが、特別な場合に限って藩主と同じ剣梅輪鉢紋を使用していた様で、それに対する6代藩主前田吉徳とのやり取り。藩主としては同じ紋を使わせたく無かったようです。

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尾山神社
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前田利家 銅像
城近くの銅像に比べて若い時のもの。背中に母衣を背負っています。
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こちらは兜のみ。

そんな訳で加賀藩を堪能した一日でした。
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